日本オーケストラ連盟
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団体種類 | 公益社団法人 |
---|---|
設立 | 1990年(平成2年)7月 |
所在地 |
東京都墨田区錦糸1丁目2番1号 アルカセントラル棟7階 北緯35度41分50.3秒 東経139度48分41.1秒 / 北緯35.697306度 東経139.811417度座標: 北緯35度41分50.3秒 東経139度48分41.1秒 / 北緯35.697306度 東経139.811417度 |
法人番号 | 7010605000024 |
起源 |
東京:東京オーケストラクラブ 地方:地方交響楽団連盟 |
主要人物 | 理事長 佐藤隆文 |
活動地域 | 日本 |
主眼 | 交響楽の振興と普及を図り、もって我が国文化の発展に寄与すること |
活動内容 | 交響楽に関する調査研究及び資料、情報の収集 他 |
会員数 |
40 (正会員27、準会員13) |
ウェブサイト | https://www.orchestra.or.jp/ |
公益社団法人日本オーケストラ連盟(にほんオーケストラれんめい)は、日本に所在する40(正会員27、準会員13)のプロのオーケストラが加盟している公益社団法人。
事業内容
[編集]「交響楽の振興と普及を図り、もって我が国文化の発展に寄与する」という目的を達成するために、以下の事業を行っている[1]。
- 交響楽に関する調査研究及び資料、情報の収集
- 交響楽振興のための公演及び講習会などの開催
- 青少年に対する交響楽の普及
- 交響楽に関する国際交流
- その他、目的を達成するために必要な事業
1に関しては、2007年(平成19年)から3月31日を「オーケストラの日」と定め、加盟楽団が各地でコンサートを同時開催するイベントを主催している[2]。その他、文化庁主催の「アジア オーケストラ ウィーク」の制作も行っている[3]。
沿革
[編集]- 1964年(昭和39年) - 東京 で「東京オーケストラクラブ」が結成[1]。
- 1968年(昭和43年) - 「日本交響楽団連絡会議」に改組[1]。
- 1972年(昭和47年) - 東京以外の都市に所在するオーケストラが「地方交響楽団連盟」を設立[1]。東京の「日本交響楽団連絡会議」と相互交流を開始。
- 1989年(平成元年) - 東京と地方の両団体が「全日本オーケストラ連盟」結成を決定[1]。
- 1990年(平成2年)7月 - 任意団体「日本オーケストラ連盟」が発足(加盟楽団数18)[1]。
- 1995年(平成7年)1月31日 - 社団法人「日本オーケストラ連盟」設立[1]。
- 2012年(平成24年)8月 - 公益社団法人に移行[1]。
以上のような成立経緯から、「首都圏オーケストラ連絡会」と「地方オーケストラ連絡会」が組織内部に存在し、各々の連絡会が別個に会議を行ったり、合同会議が行われたりする。
加盟団体
[編集]正会員
[編集]- 札幌交響楽団
- 仙台フィルハーモニー管弦楽団
- 山形交響楽団
- 群馬交響楽団
- NHK交響楽団
- 新日本フィルハーモニー交響楽団
- 東京交響楽団
- 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
- 東京都交響楽団
- 東京フィルハーモニー交響楽団
- 日本フィルハーモニー交響楽団
- パシフィックフィルハーモニア東京
- 読売日本交響楽団
- 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
- 富士山静岡交響楽団
- オーケストラ・アンサンブル金沢
- セントラル愛知交響楽団
- 名古屋フィルハーモニー交響楽団
- 中部フィルハーモニー交響楽団
- 京都市交響楽団
- 大阪交響楽団
- 大阪フィルハーモニー交響楽団
- 関西フィルハーモニー管弦楽団
- 日本センチュリー交響楽団
- 兵庫芸術文化センター管弦楽団
- 広島交響楽団
- 九州交響楽団
準会員
[編集]- 千葉交響楽団
- 藝大フィルハーモニア管弦楽団
- 東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団
- 愛知室内オーケストラ
- 京都フィルハーモニー室内合奏団
- アマービレフィルハーモニー管弦楽団
- ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
- テレマン室内オーケストラ
- 神戸市室内管弦楽団
- 奈良フィルハーモニー管弦楽団
- 岡山フィルハーモニック管弦楽団
- 瀬戸フィルハーモニー交響楽団
- 長崎OMURA室内合奏団
会員の入会に関する条件
[編集]- 正会員[4]
- 法人格を有する非営利団体に所属するプロフェッショナル・オーケストラであること。
- 固定給与を支給しているメンバーによる2管編成以上のオーケストラであること。
- 定期会員制を採用し、年間5回以上の定期演奏会をはじめとする自主演奏会を10回以上行なっているオーケストラであること。
- 運営主体としての事務局組織を持っているオーケストラであること。
- 正会員より推薦を受けたオーケストラであること。
以上の条件を勘案し、その実績から正会員として相応しいと運営委員会・理事会が認めたうえ、総会で議決されたオーケストラであること。
- 準会員[4]
- 弦楽器5部、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、打楽器各1名以上を擁する合奏団であること。
- プロフェッショナル・オーケストラとしての演奏活動実績が2年以上あり、定期演奏会を含む自主演奏会を2回以上と、それらを含んだ年間30回以上の演奏活動を行っていること。
- 演奏者の構成員は他の会員のオーケストラと重複していないことを原則とする。
- 演奏者の構成員は半数以上が固定的に在籍していること。
- 専門の経理担当者、楽譜係、舞台担当者を擁する事務局組織を持っていること。
以上の条件を満たし、運営委員会・理事会の承認を経て総会で認められたオーケストラであること。
活動実績推移
[編集]正会員と準会員(2006年より)を合計した活動実績の推移[5]。
年度 | 公演数 (回) |
総入場者数 (人) |
楽員数 (名) |
年間収入 (千円) |
(演奏収入 内数) (千円) |
年間支出 (千円) |
団体数 正会員 |
団体数 準会員 |
追加正会員 | 追加準会員 (△減) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004[6] | 3,042 | 3,513,000 | 1,742 | 24,255,392 | (12,312,614) | 23,928,189 | 23 | |||
2005[7] | 3,042 | 3,344,923 | 1,724 | 24,066,045 | (12,089,370) | 23,884,972 | 23 | |||
2006[8] | 3,403 | 3,589,396 | 1,887 | 25,029,365 | (14,007,622) | 24,677,718 | 23 | 4 | 京都P、中部P、東京NC、東京YP | |
2007[9] | 3,564 | 3,850,034 | 1,978 | 25,540,777 | (14,859,341) | 24,893,796 | 23 | 6 | 静岡響、カレッジオペラハウス | |
2008[10] | 3,731 | 4,258,921 | 2,036 | 26,142,005 | (14,038,953) | 25,810,265 | 24 | 6 | 兵庫芸管 | |
2009[11] | 3,652 | 4,025,587 | 2,028 | 27,398,085 | (14,213,226) | 26,883,482 | 24 | 7 | NP千葉 | |
2010[12] | 3,616 | 3,970,634 | 2,019 | 26,858,963 | (14,095,523) | 26,431,196 | 24 | 7 | ||
2011[13] | 3,772 | 4,128,451 | 2,047 | 26,376,422 | (13,869,154) | 25,607,203 | 25 | 7 | 東京NC | テレマン室内オケ(△東京NC) |
2012[14] | 3,742 | 4,080,843 | 2,049 | 26,199,820 | (13,906,174) | 25,774,925 | 25 | 8 | 奈良フィル | |
2013[15] | 3,806 | 4,247,990 | 2,035 | 27,029,120 | (14,226,597) | 26,388,967 | 25 | 8 | ||
2014[16] | 3,836 | 4,016,192 | 2,042 | 25,931,093 | (13,785,330) | 25,785,674 | 25 | 8 | ||
2015[17] | 3,938 | 4,237,110 | 2,146 | 26,595,559 | (14,290,092) | 26,261,175 | 25 | 9 | 瀬戸フィル | |
2016[18] | 3,850 | 4,340,769 | 2,213 | 27,124,923 | (14,592,106) | 26,480,824 | 25 | 9 | ||
2017[19] | 3,810 | 4,293,484 | 2,230 | 26,396,322 | (14,422,010) | 26,174,896 | 25 | 11 | 藝大P、岡山P | |
2018[20] | 3,879 | 4,112,481 | 2,251 | 26,057,444 | (14,659,813) | 26,948,468 | 25 | 12 | 長崎OMURA | |
2019[21] | 3,611 | 3,692,555 | 2,274 | 26,842,597 | (13,514,044) | 26,425,575 | 25 | 13 | アマービレP | |
2020[22] | 2,323 | 1,319,207 | 2,267 | 23,479,034 | (8,337,817) | 21,817,739 | 25 | 13 | ||
2021[23] | 3,013 | 2,383,388 | 2,263 | 25,320,361 | (12,348,474) | 24,841,315 | 25 | 13 | ||
2022[24] | 3,963 | 3,523,539 | 2,353 | 28,735,466 | (15,204,195) | 27,941,500 | 25 | 15 | 愛知室内オケ、神戸市室内管 |
注)2019年度、2020年度、2021年度の公演数については、コロナ禍により中止となった公演を除く。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h “設立の趣旨および経過・目的および事業”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの日2020”. 首都圏オーケストラの日実行委員会、公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “アジア オーケストラ ウィーク2019”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ a b “会員の入会に関する条件”. 日本のプロフェッショナル・オーケストラ年鑑2023 . 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2024年6月23日閲覧。
- ^ “オーケストラ実績一覧”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2004”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2005”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2006”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2007”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2008”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2009”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2010”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2011”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2012”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2013”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2014”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2015”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2016”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2017”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2020年11月23日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2018”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2024年6月22日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2019”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2024年6月22日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2020”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2024年6月22日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2021”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2024年6月22日閲覧。
- ^ “オーケストラの実績 2022”. 公益社団法人 日本オーケストラ連盟. 2024年6月22日閲覧。