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日本医療小説大賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本医療小説大賞
(にほんいりょうしょうせつたいしょう)
受賞対象医療小説
日本の旗 日本
主催公益社団法人日本医師会
報酬100万円
初回2012年
最新回2016年
最新受賞者中島京子『長いお別れ』

日本医療小説大賞(にほんいりょうしょうせつたいしょう)は、公益社団法人日本医師会の主催、厚生労働省の後援、新潮社の協力により行われる、日本の医療小説を対象とした文学賞である。

概要

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2011年平成23年)に「国民の医療医療制度に対する興味を喚起する小説を顕彰することによって、国民と医療関係者とのより良い信頼関係の構築を図り、日本の医療に対する国民の理解や共感を得ることの他に、日本の活字文化の推進に貢献すること」を目的として創設された[1][2]

毎年1月1日から12月31日までに書籍の形で発行された作品を対象として、翌年3月に選考会を開催し、受賞者には賞状と副賞100万円が贈られる[3]。『小説新潮』6月号で決定発表や選評の掲載が行われており、それに合わせて医療小説の特集が組まれている[4]。第5回の実施をもって休止となった[5]

選考委員

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選考結果

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回(年) 作者 タイトル 初刊 文庫化等
第1回(2012年) 受賞 帚木蓬生 蠅の帝国――軍医たちの黙示録 2011年7月 2014年11月
蛍の航跡――軍医たちの黙示録 2011年11月 2015年1月
第2回(2013年) 該当なし
第3回(2014年) 受賞 久坂部羊 悪医 2013年11月
最終候補 さだまさし 風に立つライオン 2013年7月 2014年12月
里見清一 見送ル――ある臨床医の告白 2013年8月
中脇初枝 わたしをみつけて 2013年7月 2015年6月
南木佳士 陽子の一日 2013年1月 2015年7月
第4回(2015年) 受賞 上橋菜穂子 鹿の王【上・下】 2014年9月
最終候補 仙川環 流転の細胞 2014年6月
笙野頼子 未闘病記――膠原病、「混合性結合組織病」の 2014年7月
加納朋子 トオリヌケ キンシ 2014年10月
第5回(2016年) 受賞 中島京子 長いお別れ[6] 2015年5月
最終候補 中山七里 ヒポクラテスの誓い 2015年5月
朝井まかて 藪医 ふららこ堂 2015年8月
東野圭吾 人魚の眠る家 2015年11月

脚注

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出典

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  1. ^ 第2回日本医療小説大賞/今回の受賞作品は「該当なし」に決定
  2. ^ つなごう医療 中日メディカルサイト | 注目のジャンル「医療小説」、定着なるか 日本医師会が「大賞」を創設
  3. ^ 第1回 日本医療小説大賞受賞作決定のお知らせ|日本医師会
  4. ^ バックナンバー|小説新潮|新潮社
  5. ^ 新潮社の文学賞 | 新潮社
  6. ^ 医療小説大賞:「長いお別れ」中島京子さんに - 毎日新聞

関連項目

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