日本基督教団津山教会
表示
日本基督教団津山教会(にほんきりすときょうだんつやまきょうかい)は、岡山県津山市にある日本基督教団の教会である。
1879年(明治12年)金森通倫とジョン・カッティング・ベリーにより津山地方の伝道が行われる。1884年(明治17年)に講義所が設けられる。木庭勝次郎や上代知新により、伝道が行われ、同志社の神学生であった馬場種太郎が協力した。
1886年(明治19年)に森本惣吉、野呂直定、竹内信、卜部徳蔵、竹内康の5人が金森通倫から洗礼を受ける。
1889年(明治22年)に同志社を卒業した富田元資を伝道師に迎え、1890年(明治23年)には28名が受洗し、教会が設立された。
1902年(明治35年)から落合教会(現・日本基督教団美作落合教会)の守田幸吉郎牧師を招いて、1904年(明治37年)に会堂を設立し、1906年(明治39年)に集中伝道により、75名が洗礼を受け、1910年(明治43年)には会員総数が300名を超えた。1915年(大正4年)に森田牧師が在任中に死去すると、岩城忠四郎が牧師に就任する。1966年(昭和41年)保育園舎建築。1973年(昭和48年)保育室を建築[1]。
所在地
[編集]岡山県津山市田町29番地。武家屋敷が数多く残る地域である。
建物
[編集]1904年(明治37年)竣工、木造2階建、勾配の急な切妻屋根を持つプロテスタント教会。華美な装飾はなく、外観は下見板張を基本。壁と玄関ポーチにはゴシック様式の特徴である尖塔アーチの窓が付けられている。津山市内に現存する明治建築の一つ[2]。
歴代牧師
[編集]- 富田元資(1889年 - 1893年)
- 高橋卯三郎(1893年 - 1897年)
- 砂川竹蔵(1897年)
- 米沢尚三(1899年 - 1901年)
- 守田幸吉郎(1902年 - 1915年)
- 岩城忠四郎(1915年 - 1944年)[3]
- 布下耕読(1944年 - 1947年)
- 高戸竹二(1947年 - 1958年)
- 古河治(1958年 - 1962年)
- 戸田伊助(1962年 - 1963年)
- 宗宮進(1963年 -1990年)[4]
ギャラリー
[編集]-
津山教会門
-
津山教会石柱裏面
-
津山教会表札
出典
[編集]- ^ 日本キリスト教歴史大事典編集委員会 1988, p. 889.
- ^ 津山市産業文化部観光振興課『つやま近代建築おでかけMAP』津山観光キャンペーン推進協議会。
- ^ 以上の記述は日本キリスト教歴史大事典編集委員会 (1988, p. 889)による
- ^ 以上の記述は津山教会百年史編集委員会 (1991, pp. 247–276)による
参考文献
[編集]- 津山教会百年史編集委員会 編『日本基督教団津山教会百年史』日本基督教団津山教会、1991年5月。全国書誌番号:94046989。
- 日本キリスト教歴史大事典編集委員会 編『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年2月。ISBN 4-7642-4005-X。