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日本大学豊山高校登山滑落死亡事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本大学豊山高校登山滑落死亡事件(にほんだいがくぶざんこうこうとざんかつらくしぼうじけん)は、日本高等学校部活動合宿において発生した事件。

概要

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2017年7月31日午前11時ごろに、日本大学豊山高等学校教諭から生徒が滑落したと119番通報がされる。それから消防隊員らは約80メートル下の岩場で生徒が倒れているのを発見する。このときには既に心肺停止の状態になっており、ヘリコプターによって救出された[1]。翌8月1日に新潟県警察によって滑落して心肺停止であった生徒の死亡が確認されたと発表される。司法解剖では頭部外傷骨盤骨折が確認された[2]

これは日本大学豊山高等学校の地学部と物理部によって合同で行われていた合宿でのことであり、引率教諭とOB2人も含む計17人が参加していた。事件が起きたのは八海山9合目の千本檜小屋に向かう途中のことで、6合目付近で参加していたうちの1人が滑落して死亡した[3]

同年8月10日に、合宿中に行われていた登山の計画を学校側は把握していなかったということが学校への取材で明らかとなった。このことに対して校長は、学校の管理体制に問題があったことを認識していると述べる。引率教諭によって提出された出張申請書には、7月30日から2泊3日で山麓のセミナーハウスに宿泊して、7月31日にロープウェーで4合目まで上ると書いており、登山をする計画は書かれていなかった[3]

新潟県の登山の難易度では、この生徒が死亡することとなった八海山9合目を往復するルートというのは、日帰りでは最も体力を要し登山経験も必要とされるルートであった。この登山においての生徒らは、スニーカーなどの軽装であった[3]

関連項目

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脚注

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  1. ^ 東京の高校生滑落、心肺停止に”. 毎日新聞. 2024年2月14日閲覧。
  2. ^ 滑落の高校生が死亡 新潟”. 毎日新聞. 2024年2月14日閲覧。
  3. ^ a b c 日大豊山高校の3年男子が合宿中に八海山で滑落死 登山計画を教諭ら申請せず”. ハフポスト. 2024年2月14日閲覧。