日本海横断パイプライン構想
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位置 | |
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国 |
ロシア・極東連邦管区 日本・新潟県 |
起点 | ウラジオストク |
終点 | 新潟市 |
一般情報 | |
輸送 | 天然ガス |
技術的情報 | |
全長 | 900 km (560 mi) |
最大流量 | 年間400万トン(LNG換算) |
日本海横断パイプライン構想(にほんかいおうだんぱいぷらいんこうそう)は、ウラジオストクと新潟を直線で結ぶ約900キロメートルを天然ガスパイプラインルートとして想定している。
概要
[編集]天然ガスの輸送コストは一般的に2000キロメートル以下であれば船よりパイプラインの方が安くなる。建設費は3,000億から5,000億円で、水深3,000メートル以上の深海に敷設するパイプラインは世界的にも例がない[1][2][3]。新潟県では、天然ガス輸入後の需給調整のための貯蔵に、県内にある南長岡ガス田に隣接する枯渇ガス田を利用して地下貯蔵できる。関東への広域天然ガスパイプラインとしては、長岡-桶川ルート(251キロメートル)の計画がある[4]。
沿革
[編集]- 2013年(平成25年)-2月19日、泉田裕彦新潟県知事が「日本海横断パイプライン構想」の可能性を調査研究を行うための予算を2月県議会に提案[5] 。
- 2014年(平成26年)- 1月22日、新潟県の出資で(パイプライン設置を)後押しする仕組について検討[7][8]。
- 2015年(平成27年)- 7月14日、新潟県が「海外産天然ガスの枯渇ガス田貯蔵等に関する研究会」を設立[18][19]。
脚注
[編集]- ^ “世界最深クラスの海底パイプライン用鋼管を受注”. 新日鉄住金. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “新日鉄/世界最深クラスの海底パイプライン用UO鋼管を受注”. 新日鉄. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “建設費3000億~5000億円! 県、日本海横断パイプライン構想”. facebook. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “広域パイプラインネットワークの整備コスト試算及び各種効果試算” (2012年5月21日). 資源エネルギー庁. 2018年6月17日閲覧。
- ^ “「日本海横断パイプライン構想」の可能性を調査研究します”. 新潟県. 2015年3月14日閲覧。
- ^ “エネルギー戦略特区”. 新潟県. 2015年3月14日閲覧。
- ^ “平成26年1月22日 泉田知事定例記者会見要旨”. 新潟県. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “日本海横断パイプライン、県出資で後押し検討!”. facebook. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “建設費3000億~5000億円! 県、日本海横断パイプライン構想”. facebook. 2015年7月6日閲覧。
- ^ “ロシア、日ロ間にガス管建設提案 宗谷海峡経由で”. 日本経済新聞. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “ロシア、天然ガス・パイプラインの建設を日本に提案 なぜ今? その思惑とは”. NewSphere. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “日本にはLNGかパイプラインか”. ロシアNOW. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “「サハリンパイプライン計画」、年明け始動へ日本、ロシアともに大きなメリット”. 東洋経済新報社. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “機は熟した、サハリンの天然ガスをパイプライン輸送せよシェールガスに代わる日本の切り札”. Japan Business Press. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “2013年10月11~12日 日露天然ガスパイプライン推進議員連盟稚内視察報告”. YouTube. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “露ガスプロム社長、極東LNGプラント「計画撤回もありえる」”. 産經新聞. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “極東LNG計画 避け難い「ロシアリスク」 調達の多角化に影響も…”. 産經新聞. 2015年6月15日閲覧。
- ^ “「海外産天然ガスの枯渇ガス田貯蔵等に関する研究会」を設立します”. 新潟県. 2015年7月16日閲覧。
- ^ “平成27年7月14日 泉田知事定例記者会見要旨”. 新潟県. 2015年7月16日閲覧。