日本白内障屈折矯正手術学会
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公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会(にほんがんないレンズくっせつしゅじゅつがっかい、英文名 Japanese Society of Cataract and Refractive Surgery 略称JSCRS )は、日本における眼内レンズおよび屈折矯正手術の研究と診療発展の目的で1985年に設立された学会[1]。
沿革
[編集]概略[2]
- 1975年 - 人工水晶体挿入術を始めていた眼科医により「人工水晶体研究会」として発足。
- 1976年 - 1978年開催の京都国際眼科学会のサテライトシンポジウムの一つに予定された第5回国際眼内レンズ学会の受け皿として機能するため「日本眼内レンズ研究会」と改称。
- 国際学会を契機に眼内レンズへの関心は次第に高まり、各地の集談会や地方学会で会員以外による経験例が報告される。
- 「日本眼内レンズ学会」発足[4]。
- 眼内レンズ手術の適応が拡大されるにつれて、眼内レンズ手術は術後の視力矯正を目指す屈折手術であると位置づけられるようになる。
機関誌
[編集]- 『IOL&RS』誌
脚注
[編集]- ^ 日本眼内レンズ屈折手術学会会則
- ^ 日本眼内レンズ屈折手術学会の沿革 日本眼内レンズ屈折手術学会
- ^ 厚生省(現 厚生労働省)は、日本国内外数社からそれぞれの眼内レンズについての臨床治験成績をまとめた医療用具承認申請が相次いで提出されたのを「眼内レンズ承認基準」に基づいて審査、中央薬事審議会に諮り、1985年、日本の製造1社、外国製品の輸入販売6社に認可を与えた。
- ^ 眼内レンズの認可により、眼内レンズの販売、眼内レンズ手術件数の増加を予測し、それに伴って生じる諸問題には、研究会を発展的に解消して学会組織としての対応が必要として、学会として発足。
- ^ 日本でもエキシマレーザーによる屈折矯正を含む角膜疾患の臨床治験が開始され、1993年の理事会で、ヨーロッパ・アメリカと同様に屈折矯正手術を日本眼内レンズ学会に組み入れることが承認された。