コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

日韓Vリーグトップマッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日韓Vリーグトップマッチ(にっかんブイリーグトップマッチ)は日本バレーボールリーグ機構韓国バレーボール連盟のそれぞれ社会人(プロ)のバレーボールトップリーグ組織であるVリーグの成績上位チームが対戦する交流試合(「日韓選手権試合」)である。

同大会は両国のバレーボールの競技力・国際競争力を高め、バレーボールのレベルを高揚させていこうとする目的、また将来の東アジア各国のクラブチーム実力上位チームによるチャンピオン大会「東アジアトップリーグ構想」の実現へ向けた試験大会として行われるもので、単なる親善試合としてではなく、公式戦の一環として行われ、順位も決定される。

2006年に第1回大会が開催された。2008年は北京オリンピック予選のため中止となり、代わりに日韓双方の審判員交流が行われた。2011年は開催予定されながら東日本大震災のため開催取りやめ、2012年はロンドンオリンピック予選の為中止となった。2013年は3年ぶりに開催された。2014年は日程の都合で中止と決まった[1]

大会概要

[編集]

2006-2009年まで

[編集]
  • 出場チーム 日本、韓国のVリーグ男女それぞれのリーグ1・2位のチーム(男女各4チームずつ)
  • 試合会場 原則として双方の国で行っていた。男子が日本で開催する場合は女子は韓国で、逆に男子が韓国で行う場合は女子は日本で開催
  • 試合方式 それぞれ日本のチームが韓国の1・2位のチーム、逆に韓国のチームが日本の1・2位のチームと対抗戦形式で対戦する。(日韓それぞれの1・2位チーム同士での直接対決はない)
  • 男女ともそれぞれ2試合の通算成績を基に順位を設定し、賞金が授与される。
    • 1位 2万USドル
    • 2位 1万USドル
    • 3位・4位 5000USドル
    • 最優秀選手にも5000USドルが贈呈される

2010年以後

[編集]
  • 出場チーム 日韓選手権の性質を高めるため、これまでの日韓上位2チーム(男女それぞれ4チーム)ずつから、日韓のそれぞれ優勝2チームのみの1試合のみの対戦とする。
  • 試合会場 1年ごとに日本と韓国の交互で男女2試合を同日開催する

歴代優勝チーム

[編集]
開催年 男子 女子 備考
1 2006 三星火災ブルーファングス 久光製薬スプリングス
2 2007 現代キャピタル・スカイウォーカーズ 久光製薬スプリングス [1]
3 2009 東レ・アローズ 興国生命ピンクスパイダーズ
4 2010 三星火災ブルーファングス 東レ・アローズ
5 2011 東日本大震災のため中止 日本のプレミアリーグが震災のため3月6日の段階で打ち切りとなったため
6 2012 ロンドンオリンピック最終予選開催による、日程調整難航により中止
7 2013 堺ブレイザーズ 久光製薬スプリングス [2]
8 2014 日程の都合により中止[3]
9 2015 安山OK貯蓄銀行ラッシュアンドキャッシュ NECレッドロケッツ [4]
10 2016 リオデジャネイロオリンピックバレーボール競技 女子世界最終予選兼アジア予選開催により中止[2]


個人賞

[編集]
開催年 MVP 所属チーム MIP 所属チーム
1 2006 ケニア・カルカセス 久光製薬スプリングス
2 2007 橋本直子 久光製薬スプリングス
3 2009 キム・ヨンギョン 興国生命ピンクスパイダーズ 木村沙織 東レ・アローズ
4 2010 木村沙織 東レ・アローズ キム・サニ KT&Gアリエールズ
5 2013 石井優希 久光製薬スプリングス ナム・ジヨン IBK企業銀行アルトス
6 2015 柳田光綺 NECレッドロケッツ キム・ヒジン IBK企業銀行アルトス

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 日本バレーボールリーグ機構. “2014日韓V.LEAGUE TOP MATCH中止について”. 2014年2月22日閲覧。
  2. ^ Vリーグ機構. “日韓V.LEAGUE TOP MATCHについて”. 2016年4月11日閲覧。