明るいナショナル
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『明るいナショナル』とは、1955年に発表された日本のCMソングである。
CMソングについて
[編集]三木鶏郎(みき・とりろう:1914年 - 1994年)が「電化製品で動く明るい我が家」をテーマに、松下電器(現在のパナソニック、法人格はパナソニックホールディングス)「ナショナル」のコマーシャルソングとして、[1]テレビやラジオでは、2008年10月1日の「パナソニック」ブランド統一までアレンジなどを変えつつ使用されていた。 主にテレビでは、TBS系列の「ナショナル劇場」のオープニングテーマとして知られ、同枠で放送されていた時代劇「水戸黄門」(+同作の主題歌「ああ人生に涙あり」)、「大岡越前」などとともに、「TBS系列の月曜夜8時の象徴」として多くの視聴者に認知されていた。 ラジオでは、日本各地のラジオ局で企画ネットされていた「歌のない歌謡曲」(うたなし)のオープニングテーマとしても知られていた。「うたなし」では、1980年代頃までは歌入りのものを使用していたが、平成に入ると、当時の「ナショナル劇場」と同じメロディーの歌なしのものを「ナショナル」ブランド終了まで使用するようになった。 2018年、パナソニック(当時)が100周年を迎えたため、「明るいナショナル」をBGMに復刻されたナショナル坊やのアニメを現代調にリメイクしたCMのBGMとしても使用された。
テーマソングやBGMに使われた番組
[編集]太字は2023年10月24日現在になっても放送されている番組
- ナショナル劇場(TBS)
- ナショナルゴールデン劇場(テレビ朝日):楽曲の放送は松下グループ2社提供終了の1979年12月まで。
- ナショナル木曜劇場(フジテレビ):楽曲の放映は1985年9月まで。後に松下はスポンサーを降板、「木曜劇場」として、2023年8月現在は複数社提供。
- ズバリ!当てましょう(フジテレビ)
- 歌のない歌謡曲(ラジオ):インストゥルメンタルバージョンを放送。2008年9月時点では、『ナショナル劇場』で1989年4月から2001年9月まで使用されたアレンジを使用していた。
など
歌詞の変遷
[編集]TBS『ナショナル劇場』で使用されたバージョンを記述。
- 初代(1956年4月 - 1964年9月)
- 『明るいナショナル、明るいナショナル、ラジオ、テレビ、何でもナショナル』
- 2代目(1964年10月 - 1989年3月)
- 『明るいナショナル、明るいナショナル、みんな家中、何でもナショナル』
- 3代目(1989年4月 - 2001年9月)
- 『始めましょうか、新しいこと、心ときめく、明るいナショナル』
- このバージョンから、映像・音響機器などのブランドが『パナソニック』に統一されたため、「何でも」が使用されなくなり、「明るいナショナル」を活かしたオリジナルの歌詞に変更された。
- 『始めましょうか、新しいこと、心ときめく、明るいナショナル』
- 4代目(2001年10月 - 2008年9月)
- 『今日も生まれる、明日の夢が、心繋がる、明るいナショナル』
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “♪~明るいナショナル 明るいナショナル~♪・・・一度聞いたら忘れない、何度も聴きたくなる中毒性のある最高級傑作のCMソングである”. 言霊・楽習社(がくしゅうしゃ) ~心豊かに、言葉を生み、人生を潤す~ (2022年1月7日). 2023年7月31日閲覧。
関連項目
[編集]- パナソニック(旧・松下電器)
- パナソニック電工(旧・松下電工)
- 光る東芝の歌 - この楽曲に対抗して、東京芝浦電気(現在の東芝)がこの楽曲が発表された翌年(1956年)に発表、主に『ナショナル劇場』と同じTBS系列で放送されていた『東芝日曜劇場』(現在の日曜劇場)など、東芝一社提供番組のオープニングキャッチとして使用されていた。
- 日立の樹(この木なんの木) - 日立製作所のグループ企業(日立グループ)を紹介するCMの楽曲として、1973年に発表された。2023年8月1日現在は「ナショナル劇場」と同じTBS系列の『日立 世界・ふしぎ発見!』の21時40分前後(それ以前はエンディング直後)に、1997年10月から放送される。同年9月以前は日本テレビ系日曜19時台後半日立一社提供枠エンディング直後で放送されていた。
- ナショナル劇場
- SEEDS OF TOMORROW -MIDDLE OF NOWHERE Panasonic VERSION- - 本曲の後継曲として用いられた楽曲。DREAMS COME TRUEのMIDDLE OF NOWHEREの一部歌詞をパナソニック向けに変更している。