春の珍事
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春の珍事 | |
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It Happens Every Spring | |
監督 | ロイド・ベーコン |
脚本 | ヴァレンタイン・デイヴィス |
出演者 |
レイ・ミランド ジーン・ピーターズ |
音楽 | リー・ハーライン |
撮影 | ジョー・マクドナルド |
配給 |
20世紀フォックス セントラル映画社 |
公開 |
1949年6月10日 1950年4月11日 |
上映時間 | 87分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『春の珍事』(はるのちんじ、原題:It Happens Every Spring)は、1949年制作のアメリカ映画。
あらすじ
[編集]化学を専攻する大学教授で、大の野球ファンでもある主人公は研究室での実験中、木材に反発する性質を持つ不思議な液体を偶然に作ってしまう。これを野球のボールに塗って投げれば、木製のバットをよけて空振りが取れることを思いついた彼は、自らを必勝の奪三振請負人としてメジャーリーグのチームに売り込み、まんまと入団するが…
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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NETテレビ版 | ||
バーノン(ケリー) | レイ・ミランド | 中村正 |
デビー | ジーン・ピーターズ | 増山江威子 |
モンク | ポール・ダグラス (俳優) | 島宇志夫 |
エドガー | エド・ベグリー | 雨森雅司 |
ジミー | テッド・デ・コルシア | 相模武 |
グリーンリーフ教授 | レイ・コリンズ | |
グリーンリーフ夫人 | ジェシー・ロイス・ランディス | |
不明 その他 |
肝付兼太 吉沢久嘉 加藤修 千葉耕市 島美弥子 松田弘 北村弘一 浅井淑子 | |
演出 | 高桑慎一郎 | |
翻訳 | 山田小枝子 | |
効果 | ||
調整 | 山田太平 | |
制作 | 日米通信社 | |
解説 | ||
初回放送 | 1969年5月24日 『土曜映画劇場』 |
他作品への影響
[編集]- 漫画『巨人の星』
- 主人公星飛雄馬がオールスター戦で「大リーグボール3号」を初投球した直後、スポーツ紙の企画で、飛雄馬に三振を喫したパ・リーグの3打者(野村克也、ジョージ・アルトマン、張本勲)を招いた座談会が開かれるというエピソード[1]中、張本が「バットをよけて通る魔球」とその本質を喝破したのに対し、司会の記者が、それではまるで昔[2]のアメリカ映画ではないか、と本作品を引き合いに出して笑い飛ばす[3]という場面がある。他の野球漫画作品の「魔球」とならんで、本作品も「大リーグボール3号」の設定に重要なヒントを与えたことがうかがえる。
脚注
[編集]- ^ 単行本、文庫収録時のサブタイトルは「ある座談会」。
- ^ この場面は、作品発表時のほぼリアルタイムである1970年の出来事という設定なので、映画の日本公開(1950年)から20年が経過している。
- ^ これに対し、アメリカ人であり本作品を知っていたアルトマンはまさしくあの映画のとおりだと張本の意見に強い共感を示し、野村も2人に同感する。