是永論
表示
是永 論(これなが ろん、1965年 - )は、情報行動論を専攻する日本の社会学者、立教大学社会学部教授[1]。研究者としての初期には、おもに計量的手法による質問票調査に取り組んだが、後に言説分析、会話分析などに研究の焦点が移り、さらにエスノメソドロジー的手法による質的調査に取り組むようになった[1]。
経歴
[編集]1989年に東京大学文学部社会心理学科を卒業して、同大学院社会学研究科社会心理学専攻修士課程に進学し、1991年には修士課程を修了して博士課程に進み、1995年に博士課程を単位取得退学して、札幌学院大学社会情報学部専任講師となった[2]。
1999年9月に札幌学院大学を退職して、10月に立教大学社会学部社会学科専任講師となり、2001年に助教授へと昇任した[2]。学科再編により2006年にメディア社会学科の所属となり、制度変更により2007年に准教授となった後、2008年に教授に昇任した[2]。この間、2004年から2005年にかけて、マンチェスター・メトロポリタン大学の客員研究員となり、また、2005年から2009年にかけて、放送倫理・番組向上機構 (BPO) 青少年委員会委員を務めた[2]。2004年には論文「映像広告に関する理解の実践過程:「象徴」をめぐる相互行為的な実践」により、日本マス・コミュニケーション学会から優秀論文賞を贈られた[3]。
2016年1月、「メディアの表現理解における実践の分析 ―規範の参照という視点から―」により、武蔵大学から博士(社会学)を取得した[2][3]。
著書
[編集]単著
[編集]共著
[編集]共訳書
[編集]- デイヴィッド・フランシス、スティーヴン・ヘスター 著(中河伸俊、岡田光弘、小宮友根との共訳)、エスノメソドロジーへの招待:言語・社会・相互行為、ナカニシヤ出版、2014年
出典・脚注
[編集]- ^ a b “教員プロフィール 是永 論 教授”. 立教大学. 2018年7月4日閲覧。
- ^ a b c d e “履歴 Profile”. 是永論. 2018年7月4日閲覧。
- ^ a b 是永論 - researchmap
外部リンク
[編集]- RON KORENAGA
- 論文一覧(KAKEN、CiNii)
- 是永論 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 是永論 - J-GLOBAL
- 是永論 - researchmap
- 日本の研究.com:310736