時代小説大賞
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時代小説大賞(じだいしょうせつたいしょう)は、1990年から1999年にかけて講談社の主催により行われた公募新人文学賞である。第10回をもって終了した。受賞者には賞金1000万円が授与され、受賞作は講談社より刊行、また第8回目までの作品は朝日放送によりテレビドラマ化され、全国ネットで放送された。のちに直木賞を受賞する乙川優三郎と松井今朝子を輩出した。
受賞作一覧
[編集]- 第1回(1990年) 鳥越碧 「雁金屋草紙」
- 第2回(1991年) 羽太雄平 「本多の狐」
- 第3回(1992年) 吉村正一郎 「西鶴人情橋」
- 第4回(1993年) 藤井素介 「流人群像 坩堝の島」
- 第5回(1994年) 大久保智弘 「わが胸は蒼茫たり」
- 第6回(1995年) 中村勝行 「蘭と狗」
- 第7回(1996年) 乙川優三郎 「霧の橋」
- 第8回(1997年) 松井今朝子 「仲蔵狂乱」
- 第9回(1998年) 平山寿三郎 「東京城の夕映え」
- 第10回(1999年) 押川國秋 「八丁堀慕情・流刊の女」