時岡隆
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人物情報 | |
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生誕 |
1913年12月19日 日本山口県 |
死没 | 2001年9月30日 (88歳没) |
出身校 | 京都帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | 動物学 |
研究機関 | 京都大学(理学部附属瀬戸臨海実験所) |
学位 | 博士 |
時岡 隆(ときおか たかし、1913年12月19日- 2001年9月30日)は日本の動物学者。京都大学名誉教授。
経歴
[編集]1913年、山口県生まれ。旧制山口高等学校を経て、1936年に京都帝国大学理学部動物学科を卒業した。
卒業後は母校である同大学の理学部助手に着任。1946年、京都大学に『日本動物分類』を提出して理学博士号を取得。農学部助教授、農学部教授、理学部附属瀬戸臨海実験所助教授を経て、同実験所教授に昇進[1]。1975年から1977年には同実験所の所長を務めた[2]。1977年、京都大学を停年退官し、京都大学名誉教授となった。
人物
[編集]私人としてはピアノ演奏の技術に長けていた。
受賞・栄典
[編集]研究内容・業績
[編集]- 動物系統分類学の権威であり、毛顎動物、有櫛動物、尾索動物といった海洋生物に関する科学論文を200以上残している。
- 時岡に敬意を表して、少なくとも1ダース以上の種に彼の名がつけられている[3]。
- 自然保護活動にも力を注ぎ、海域では初となる白浜町沿岸の環境保全特別区域指定に貢献し、1968年には和歌山県文化賞を授与されている[4]。
- 2013年にかつて勤務した京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所水族館で「特別展「時岡隆生誕100年記念展」が開かれた。遺稿の整理がおこなわれているという[5]。
著作
[編集]- 日本動物分類 原索動物門 尾索綱 太利亞目:三省堂。1938
- 生物学御研究所, 時岡隆, 服部広太郎『相模灣産海鞘類圖譜』岩波書店、1953年。doi:10.11501/1372258。 NCID BN09623212。NDLJP:1372258 。
- Pacific Tunicata of the United States National Museum [by] Takasi Tokioka. United States National Museum bulletin 251. Smithsonian Press; [for sale by the Supt. of Docs., U.S. Govt. Print. Off.]. (1967) 国立国会図書館書誌ID:000006350495。
- 共著として、動物系統分類学:中山書店。原色動物大図鑑 : 北隆館等がある。
参考
[編集]脚注
[編集]- ^ 京大広報 (No. 562, 2001/11) (PDF)
- ^ Nishikawa, T. 2001. Obituary of Dr. Takasi Tokioka. Ascidian News. 50:2-3.
- ^ Biographical Etymology of Marine Organism Names
- ^ 和歌山県文化表彰
- ^ 宮﨑勝己「<レポート>時岡隆先生ご遺稿発見と出版までの経緯について」『京都大学瀬戸臨海実験所年報』第26巻、京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所、2014年1月、32-33頁、CRID 1050564285734104064、hdl:2433/180309、ISSN 2188-3173。