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暗号と情報セキュリティシンポジウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

暗号と情報セキュリティシンポジウム(あんごうとじょうほうセキュリティシンポジウム、Symposium on Cryptography and Information Security、SCIS)は、1984年から毎年1回ずつ日本国内で開催されているシンポジウム暗号情報セキュリティ技術に関する最新の研究成果を発表し、情報交換の場を提供する。

概要

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SCISは、電子情報通信学会情報セキュリティ研究専門委員会(ISEC研)が主催している[1]

近年では通常、毎年1月末に4日間開催されている。

  • 1日目:午後の招待講演から始まる。
  • 2日目:1日中会議。夜に懇親会。
  • 3日目:1日中会議。夜にナイトセッション。
  • 4日目:午前中会議。

近年では、会議室を6部屋 (A〜F) 使って、並列して発表がある。したがって、すべての発表を聞くことは不可能になっている。

発表のテーマの例(2010年):

暗号理論暗号解析共通鍵暗号公開鍵暗号IDベース暗号,ペアリング,署名楕円・超楕円曲線暗号ハッシュ関数擬似乱数生成,秘密分散,計算手法,数論応用,フォーマルメソッド,鍵共有,暗号プロトコル,鍵管理,PKI認証,匿名通信,プライバシー保護,実装技術,量子セキュリティ,サイドチャネル攻撃,バイオメトリクス,RFIDセキュリティ,ネットワークセキュリティ,ネットワーク攻撃検知・対策,Webセキュリティ,セキュアOS電子透かし,コンテンツ保護,ソフトウェア保護,電子投票電子決済システム,セキュリティモデル,セキュリティポリシー

論文賞

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1993年から論文賞が制定された。当初からの「若手論文賞」は、SCISの発展と活性化、及び暗号と情報セキュリティ分野で活躍する若手の奨励を目的としている。授賞対象者は、学部卒業後10年以内の講演者に限られている。2012年から、授賞対象者を限定しないで新しい研究・技術開発の奨励を行う「イノベーション論文賞」が追加された。

論文賞の選定には、座長と参加者の投票が反映される。2008年に、暗号を用いた電子投票が初めて採用された。選挙管理者にも、投票の匿名性が保たれるしくみになっていた。2010年から、投票は電子投票に限られた。しかし、2013年からは、紙の投票と手作業での集計に戻っている。暗号を用いるシステムの準備に手間がかかるのと、数百票程度の集計は手作業で充分なことによる。2021年は、リモート開催のため、電子投票となっている。

開催期間と開催地

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参考文献

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  • 情報セキュリティ研究会. “関連研究会・シンポジウム”. 情報セキュリティ研究会. 基礎・境界ソサイエティ. 電子情報通信学会. 2023年2月23日閲覧。

関連記事

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脚注

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外部リンク

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