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月山寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
月山寺
月山寺の本堂
所在地 茨城県桜川市西小塙1677
位置 北緯36度21分53秒 東経140度8分46.7秒 / 北緯36.36472度 東経140.146306度 / 36.36472; 140.146306
山号 曜光山
宗派 天台宗
本尊 薬師如来
創建年 796年(延暦15年)
開山 徳一
正式名 曜光山見明星悟道院月山寺
札所等 関東九十一薬師霊場
東国花の寺百ヶ寺 茨城5番
文化財 網代笈(重要文化財)ほか
法人番号 2050005010252 ウィキデータを編集
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月山寺(がっさんじ)は、茨城県桜川市西小塙にある、天台宗の寺院。山号は曜光山。

概要

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室町時代、月山寺13世・光栄により、天台宗に改められて、江戸時代は天台宗の学問所である関東八檀林の一つとして栄えた。布袋が祀られて常陸七福神の1つに列している。

月山寺の山門
客殿

歴史

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寺伝によれば796年(延暦15年)、徳一によって橋本(現桜川市上城(かみしろ))に創建されたという。1127年(大治2年)、橋本城主・谷中孫八郎将国は月山寺を菩提寺とした。1430年(永享2年)、月山寺13世光栄の時に法相宗から天台宗に改宗された。

1615年(元和元年)、徳川秀忠より朱印地60石を賜り、1616年(元和2年)、恵賢の時に現在の地に移転した。1626年(寛永3年)火災で焼失するが、笠間藩主浅野長重の援助により再建された。1705年(宝永2年)には黄檗宗了翁道覚により経蔵鉄眼版一切経が寄進されている。

1998年(平成10年)栃木県二宮町大根田にある、長栄寺(廃寺)から観音堂を移築する。

文化財

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重要文化財(国指定)

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  • 網代笈(あじろおい)

茨城県指定有形文化財

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※文化財名称は『茨城県大百科事典』による。括弧内は茨城県指定時の名称。

  • 月山寺書院
  • 刺繍種子阿弥陀三尊図(絹本著色曼陀羅)
  • 絹本著色両界曼荼羅図(絹本著色両部曼陀羅)
  • 木造薬師如来坐像
  • 木造菩薩立像・天部立像(木造菩薩像2躯)
  • 木造薬師如来坐像
  • 五鈷鈴(青銅製鈴)
  • 桐唐草菊花文蒔絵角盥(木製つのたらい)
  • 呉須皿
  • 春日厨子(厨子)
  • 紺紙金泥法華経8巻(法華経)

桜川市指定有形文化財

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  • 月山寺本堂
  • 境内山王社本殿
  • 中門

交通アクセス

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東日本旅客鉄道水戸線羽黒駅から徒歩10分。

参考文献

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  • 『日本歴史地名大系 茨城県の地名』、平凡社、1982
  • 『茨城県大百科事典』、茨城新聞社編・刊行、1981