有本倶子
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有本 倶子(ありもと ともこ、1944年〈昭和19年〉 - )は、日本の伝記作家、評論家、歌人。
来歴
[編集]兵庫県養父郡関宮町(現養父市関宮)生まれ。同志社大学文学部卒。ケースワーカー、教師として勤めたのち、著作活動に入る。
歌人として木俣修に師事する。評伝『つひに北を指す針――前田純孝の世界』で注目される。
2000年「山田風太郎の会」を結成し副会長、2003年山田風太郎記念館を建設。同館の運営、風太郎顕彰活動に携わっている。有本は山田風太郎の義妹の同級生である。
著書
[編集]単著
[編集]- 『雪ものがたり 歌集』 (不識書院、形成叢書、1987年)
- 『落葉の賦 前田純孝の生涯』(砂子屋書房、1988年)
- 『『蟹の眼』島崎英彦の生涯』(不識書院、1990年)
- 『但馬の鮎太郎 かんちゃんと動物たち』(冬青社、1990年)
- 『但馬のかんちゃん』(絵:有本正彦、冬青社、1991年)
- 『つひに北を指す針 前田純孝の世界』(河出書房新社、1994年)
- 『いじめられっ子ばんざい』(河出書房新社、1996年)
- 『評伝大西民子』(短歌新聞社、2000年)
- 『もう一人の山田風太郎』(砂子屋書房、2000年、のち出版芸術社)
- 『前田純孝と葛原茲』(短歌新聞社、2002年)
編纂
[編集]- 『山田風太郎疾風迅雷書簡集』(編、神戸新聞総合出版センター、2004年)
- 『葛原しげる青春日記 前田純孝との友情』(編、神戸新聞総合出版センター、2009年)
- 『山田風太郎新発見作品集』(編、出版芸術社、2013年)
- 『風の便り 山田風太郎書簡集』(編、講談社、2022年)
監修
[編集]- 『人間風眼帖 昭和21年-昭和49年』山田風太郎/著 山田風太郎記念館/編集 有本倶子/監修 神戸新聞総合出版センター 2010年