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望月俊孝 (哲学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

望月 俊孝(もちずき としたか、1960年[1][2] - )は、日本哲学者福岡女子大学国際文理学部国際教養学科教授[3]

人物

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静岡市生まれ。1978年静岡県立静岡高等学校卒業[4]1982年京都大学文学部卒業。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、同年福岡女子大学文学部講師[2]

イマヌエル・カントの批判哲学を専攻とし、併せて夏目漱石の文学を研究する。所属学会は、西日本哲学会、日本カント協会[5]日本倫理学会日本哲学会

著書

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単著

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  • 『漱石とカントの反転光学 行人・道草・明暗双双』九州大学出版会、2012年
  • 『物にして言葉 カントの世界反転光学』九州大学出版会、2015年

共著

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  • 竹市明弘坂部恵有福孝岳編『カント哲学の現在』「自然の技術」、世界思想社、1993年
  • 『カント全集別巻 カント哲学案内』「批判的啓蒙の歴史の哲学」、岩波書店、2006年
  • 木岡伸夫・鈴木貞美編『技術と身体――日本「近代化」の思想』「自然のロゴスに沿う建築――タウトの近代日本文化批判」、ミネルヴァ書房、2006年
  • 有福孝岳・牧野英二編『カントを学ぶ人のために』第四章「第四節 目的論と生命の問題」、世界思想社、2012年
  • 小林弘司、ジャヤセーナ・パスマシリ、鈴木絢女、藤野友和、望月俊孝、渡邉俊『学問キャリアの作り方』大学教育出版、2014年

編書

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  • 菊地宏著、望月俊孝編『独善の閉関 日本政治思想史論集』ひかり工房/菊地澄子、1989年8月

翻訳

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  • 竹市明弘編『超越論哲学と分析哲学ドイツ哲学と英米哲学の対決と対話』共訳(R・ブープナー「カント・超越論的論証・演繹の問題」、R・ローティ「超越論的論証・自己関係性・プラグマティズム」、D・ヘンリッヒ「挑戦者か競争者か――超越論的戦略に関するローティの報告について――」を冨田恭彦と共訳担当)、産業図書、1992年
  • H・M・バウムガルトナー『カント入門講義』有福孝岳監訳、共訳(第6章担当)、法政大学出版局、1994年
  • オトフリート・ヘッフェ『政治的正義 法と国家に関する批判哲学の基礎づけ』北尾宏之・平石隆敏共訳、法政大学出版局、1994年
  • 『カント全集14 歴史哲学論集』「人種の概念の規定」「人間の歴史の臆測的始元」「哲学における目的論的原理の使用について」、岩波書店、2000年
  • 『カント全集21 書簡I』福田喜一郎・北尾宏之・酒井潔・遠山義孝共訳、岩波書店、2003年

脚注

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  1. ^ 望月 俊孝 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2024年3月8日閲覧。
  2. ^ a b 漱石とカントの反転光学―行人・道草・明暗双双 : 望月 俊孝
  3. ^ 望月 俊孝 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター”. jglobal.jst.go.jp. 2023年4月20日閲覧。
  4. ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 307頁。
  5. ^ 日本カント協会のホームページ | 日本カント協会”. japanische-kant-gesellschaft.org. 2023年4月20日閲覧。

外部リンク

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