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朝右王(あさすけおう、生没年不詳)は、平安時代前期の皇族。官位は従四位下・美作守。
系譜は明らかでないが、桓武天皇から仁明天皇までのいずれかの天皇の孫と考えられる。
清和朝の貞観6年(864年)桓武天皇の孫の忠範王とともに、二世王の蔭位により无位から従四位下に直叙され、貞観8年(866年)従四位上に昇叙される(この時の官職は散位)。貞観11年(869年)正月に美作守に任ぜられるが、父母の喪に服して一旦辞職したらしく、翌貞観12年(870年)正月に美作守に再任されている。
『日本三代実録』による。