木曜会 (サトウハチロー)
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木曜会(もくようかい)は、詩人のサトウハチローが主宰した詩や童謡の勉強会。
概要
[編集]第二次世界大戦後の1946年(昭和21年)4月、詩人サトウハチローが藤田圭雄[注釈 1]、野上彰、菊田一夫らに呼びかけ、「山小屋」と呼ばれるサトウハチロー宅の書庫に集い、当初は日本文化について論じあっていた会合が、やがて「ウタの教室」という詩の勉強会を主催するようになっていった[1]。会の名称は、当初、会合のひらかれたのが木曜日であったことに由来する[1]。現在に至るまで、詩や童謡における新人養成に大きな役割を果たしてきた[2]。
木曜会では、作品発表の場として『木曜手帖』が設けられ、しばらくはガリ版刷りで刊行されていたが、1957年(昭和32年)5月、多数の童謡愛好家に呼びかけて、活版印刷による月刊同人誌『木曜手帖』が創刊された[1]。当初は童謡専門誌をうたって、吉岡治や片岡政子らが活躍したが、1959年(昭和34年)の2周年記念号発刊以降、木曜会木曜賞を授与するようになり、しだいに童謡誌から脱皮していった[注釈 2]。
会は、サトウハチロー死後もつづき、今日にいたっている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 上笙一郎 著「藤田圭雄」、小学館 編『日本大百科全書』小学館〈スーパーニッポニカProfessional Win版〉、2004年2月。ISBN 4099067459。
- 藤田圭雄 著「サトウ・ハチロー」、小学館 編『日本大百科全書』小学館〈スーパーニッポニカProfessional Win版〉、2004年2月。ISBN 4099067459。
外部リンク
[編集]- 「木曜手帖」(木曜会主催公式ホームページ)