コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

木津無庵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

木津 無庵(きづ むあん、慶応3年2月18日1867年3月23日) - 昭和18年(1943年9月12日)は、大正昭和期の真宗大谷派僧侶。『新訳仏教聖典』の翻訳者。本名は祐精。

略歴

[編集]
  • 1867年、越前国坂井郡三国(現福井県坂井市三国町)の智敬寺に次男として生まれる。
  • 1886年、福井小教校で住職資格を受験
  • 1896年、開導学館の教師となる
  • 1898年、円頓学舎(真宗興正派)の教師となる
  • 1900年、名古屋教校(現、同朋大学)に転任
  • 1912年、誠明学舎を設立する
  • 1917年、仏陀会幼稚園(松若幼稚園)を設立する
  • 1919年、東京誠明学舎を設立する
  • 1920年、山辺習学赤沼智善らと共に新訳仏教聖典の作成を開始する
  • 1921年、仏教協会を設立する
  • 1923年、ポケット聖典を刊行する
  • 1925年、新訳仏教聖典を刊行する。10月、還俗する
  • 1927年、各地の師範学校へ巡回講演する
  • 1942年、僧籍に復帰、真宗大谷派の宗務顧問となる
  • 1943年9月12日、還浄。贈従六位

著作リスト

[編集]
  • 『仏教世界年契』(仏陀会、1910年)
  • 『酬恩録』(破塵閣書房、1935年)
  • 金光教ひとのみち天理教本部訪問記』(破塵閣書房、1936年)
  • 『広釈皇国の神と宗教』(破塵閣書房、1941年)
  • 『大東亜聖戦感懐』(破塵閣書房、1944年)

編書

[編集]
  • 『全国師範巡講誌』(破塵閣書房、1928年)
  • 『遊行録 - 全国師範学校五回講演記念 - 』(破塵閣書房、1938年)
  • 『貫珠院遺稿』(破塵閣書房、1933年)
  • 『講纂維摩経』(破塵閣書房、1942年)

訳書

[編集]

記念集

[編集]
  • 『木津無庵先生報恩録』
  • 「木津無庵師追悼号」(『生活と宗教』1943年)
  • 「木津無庵師記念号」(『仏教文化』1954年)

参考文献

[編集]
  • 『日本語で読むお経をつくった僧侶の物語』(戸次公正著、明石書店、2009年)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]