本間浩
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本間 浩(ほんま ひろし、1938年7月9日 - 2013年5月10日、74歳没)は、日本の法学者、法学博士。専攻は国際法、難民問題。
人物・来歴
[編集]東京都出身。
早稲田大学法学研究科修士課程を修了後、国立国会図書館職員となる。国立国会図書館調査局政治行政課長、外交防衛課長を歴任する。
後に、駿河台大学法学部教授、法政大学人間環境学部教授、難民審査参与員、難民研究フォーラム座長、認定NPO法人難民支援協会上級顧問を務めた。
1988年に、論文『個人の基本権としての庇護権』で法学博士(早稲田大学)を授与された。国際法の専門家として国会で参考人として意見を述べた他、NHKの番組へ出演するなど第一人者として認知されていた。
2013年5月10日、顎下腺癌のため死去[1][2][3]。74歳没。
著書
[編集]単著
[編集]- 『政治亡命の法理』(早稲田大学出版部, 1974年)
- 『個人の基本権としての庇護権』(勁草書房, 1985年)
- 『在日米軍地位協定概論』(神奈川県渉外部基地対策課, 1986/1993年)
- 『難民問題とは何か』(岩波書店, 1990年)
- 『在日米軍地位協定』(日本評論社, 1996年)
- 『国際難民法の理論とその国内的適用』(現代人文社, 2005年)
共編著
[編集]- 『難民問題の学際的研究』(国連大学・創価大学アジア研究所共編,御茶の水書房, 1986年)
- 『各国間地位協定の適用に関する比較論考察』(共著,内外出版, 2003年)
- 『「未来」をください』(監修,小学館, 2004年)
- 『支援者のための難民保護講座』(監修,難民支援協会編,現代人文社, 2006年)
- 『国際正義の促進』(上智大学社会正義研究所・国際基督教大学社会科学研究所共編,サンパウロ, 2007年)
脚注
[編集]注釈・出典
[編集]- ^ 本間浩氏死去 法政大名誉教授 琉球新報 2013年5月17日
- ^ 本間浩氏が死去 法政大名誉教授 日本経済新聞 2013年5月17日
- ^ 法政大名誉教授の本間浩さん死去 朝日新聞 2013年5月18日