杉並区立高井戸中学校
表示
杉並区立高井戸中学校 | |
---|---|
北緯35度40分52秒 東経139度37分21秒 / 北緯35.68104度 東経139.62252度座標: 北緯35度40分52秒 東経139度37分21秒 / 北緯35.68104度 東経139.62252度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 杉並区 |
設立年月日 | 1947年 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | C113211500159 |
所在地 | 〒168-0072 |
東京都杉並区高井戸東一丁目2番1号 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
杉並区立高井戸中学校(すぎなみくりつ たかいどちゅうがっこう)は、東京都杉並区高井戸東一丁目にある公立中学校。
概要
[編集]1947年4月に開校。1982年度からは難聴学級が設置されており、区内に在住する聴覚障害者が通学する。校歌は金田一京助が作詞、高木東六が作曲を担当した。
当中学校のシンボルとして、『アンネのバラ』が1976年に植えられ、代々の在校生に花守が引き継がれながら現在もその花が咲いている。
部活動では、国公立中学校としては全国で2校しかないゴルフ部のある学校として有名であり、「ゴルフ部があるから」という理由で越境してくる生徒もいる。近隣の練習場と提携した活動が行われており、外部指導員により本格的な指導を受けることができる。
『アンネのバラ』との関わり
[編集]1974年に『アンネの日記』を教材として、教諭の指導により国語の授業で生徒たちがアンネ・フランクへの手紙を書き[1]、それを文集にまとめて父のオットー・フランクへ送った[2][3]。
アンネのバラを平和のシンボルとして植えたいとの生徒の想いに感動したオットーはスイスからバラを送ると約束し、1976年3月24日に日本に届いたバラは都立農業試験所で3ヶ月育てられ、アンネの誕生日である6月12日に学校に運ばれた[4]。
バラは生徒たちによる「アンネのバラ委員会」が水やりなど日頃の世話を行い[5]保護者と地域住民による「アンネのバラ・サポーターズ」は生徒たちの手には負えない作業で協力する[6]。
2014年の一般公開には1277人が訪れた。中学で育ったバラは北海道から九州までの学校や施設にも送られ、各地で可憐な花を咲かせている[7]。
沿革
[編集]著名な出身者
[編集]- 石川次郎(編集者、テレビ司会者)[8]
- 小椋一宏(HENNGE創業者・社長兼CTO)[9]
- 木川眞(ヤマトホールディングス会長、元ヤマト運輸社長)[10]
- 田中真弓(声優)
- 横山健(ミュージシャン)[11]
- 鈴木福(俳優・モデル)
- 松居友(児童文学者、フィリピン・ミンダナオ図書館の主宰、マノボ族の首長)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 國森康弘『アンネのバラ』, p. 12.
- ^ 國森康弘『アンネのバラ』, p. 19.
- ^ アンネのバラが高井戸中学校に来るまで すぎなみ学倶楽部
- ^ 國森康弘『アンネのバラ』, pp. 38–39.
- ^ 國森康弘『アンネのバラ』, p. 43.
- ^ 國森康弘『アンネのバラ』, p. 23.
- ^ 國森康弘『アンネのバラ』, p. 46.
- ^ 『杉並区立高井戸中学校創立70周年記念誌』「母校を語る」石川次郎 参照
- ^ 小椋 一宏 小椋一宏公式フェイスブックプロフィール
- ^ 記念事業 第2記念行事 広島大学附属三原学校園
- ^ 高井戸中学校支援本部 『高井戸中学 先輩文庫』 すぎなみ地域コム
参考資料
[編集]- 國森康弘『アンネのバラー40年間つないできた平和のバトン』講談社、東京が中学に、2015年5月15日。ISBN 978-4062870115。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式サイト
- すぎなみ学倶楽部 (2014年2月24日). “高井戸中学校 アンネのバラ”. 杉並区産業振興センター. 2015年9月25日閲覧。