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杉山大輔 (実業家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
すぎやま だいすけ

杉山 大輔
TEDxKeioUSFCにて講演する杉山大輔氏(2018年7月)
生誕 (1979-10-12) 1979年10月12日(45歳)
日本の旗 日本 東京都
別名 DK Sugiyama
出身校 東京学芸大学附属高等学校大泉校舎
慶應義塾大学総合政策学部
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
職業 グローバル・ビジネス・プロデューサー
株式会社ILI 代表取締役社長
一般社団法人SLGBTQ+ CENTER 代表理事
受賞

「守破離」日本貿易会主催「ジャパンブランドの可能性」第2回日本貿易会賞 優秀賞受賞] (日本貿易会月報2007年1月号 No.644)

「脱米論」[(財)公共政策調査会、警察大学校警察政策研究センター主催、警視庁・読売新聞社後援「“21世紀においてあるべきわが国のかたち”をいかに考えるか」優秀賞受賞](2005年1月読売新聞全国版要旨掲載、財団法人公共政策調査会平成17年度論文集)
公式サイト

https://daisukesugiyama.jp/
https://www.linkedin.com/in/dk-sugiyama/
https://www.instagram.com/dksugiyama/
https://ili.inc/

https://www.slgbtqplus-center.org/
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杉山 大輔(すぎやま だいすけ、1979年昭和54年〉10月12日- )は、日本のビジネス・プロデューサー[1]実業家社会起業家。株式会社ILI 代表取締役社長[2]。一般社団法人SLGBTQ+ CENTER 代表理事[3]。『私の哲学編集長・国際ジャーナリスト[4]投資家。専門は行動経済学グローバル・マーケティング

概要

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東京都生まれ。父親の仕事の関係で3歳から15歳までの間、アメリカニューヨークで過ごす[5]

1998年東京学芸大学附属高等学校大泉校舎卒業[6]。2002年慶應義塾大学総合政策学部卒業[7]。2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA取得)[8]

慶應義塾大学在学中に教育コンサルティング会社を立ち上げ、2007年に株式会社インターリテラシー(2020年にINTERLITERACY INSTITUTEに社名変更)を設立。国内企業の海外展開、海外企業の日本展開を支援。文化の異なる国での円滑かつ良好なコミュニケーション活動のために、豊富なネットワークと的確な課題解決力でサポート。クライアントの商品・サービスの特性を生かした、日米双方のビジネスマッチングも行う。

2014年には元ソニー会長の出井伸之が立ち上げたクオンタムリープの社長に抜擢され、執行役社長として大企業とベンチャーをつなげるビジネスプロデュースを数々手がける。タフネゴシエーションや人種の異なるチームでのプロジェクトマネジメントを経験[9]。出井からのアドバイス「最新技術は誰よりも早く手に入れ、すぐに使ってみること」を忠実に「まずは試す(DO)」を常に実践している[10]

株式会社ILI 代表取締役社長として"Do Today for a Better Tomorrow"を企業スローガンに、市場での価値を最大限に発揮できていない企業やプロジェクトの潜在能力を引き出し、その価値を高めるためのサポートをグローバル・ビジネス・プロデューサーとして担う。目標は、共にビジネスを構築し、その過程で生まれる喜びと利益を共有すること[11]

本業の傍ら企業や大学で講演を行うほか[12]、執筆活動も行う。

社会活動

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SLGBTQ+センターの設立と社会的活動

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杉山は社会起業家としての一面も持ち、特にLGBTQ+[13]コミュニティの支援活動に注力している。2022年、杉山は一般社団法人SLGBTQ+センターを設立し[14]、従来のLGBTQ+という枠組みを超えて、ストレート(S)を含むすべての個人が平等に受け入れられる社会を目指して活動している。このセンターでは、支援サービスの提供、インクルーシブな結婚式場の開発、住宅支援、教育資料の作成など、多岐にわたる取り組みを行っている。杉山の活動は、単なるコミュニティ支援にとどまらず、社会全体の意識改革を促すものであり、日本国内のみならず、グローバルな視点からも高く評価されている。これらの活動をさらに広く知らしめるための発信が行われる予定であり、杉山のリーダーシップが国内外でどのような影響を与えるのかが注目されている。

義援活動

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孤児院支援

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2011年、杉山は家族と共にフィリピンのセブ島を訪れた際、現地の孤児院を訪問した。ワクワークイングリッシュ代表の山田貴子の計らいで訪問したこの孤児院には、鳥と引き換えに売られたり、ストリートチルドレンとなった子どもたちが暮らしていた。杉山は、日本の飴を持参し、子どもたちに「I can do it.」というメッセージを力強く伝え、自信と夢を持つことの大切さを訴えた。この訪問は杉山にとっても心に深く刻まれた経験となり、その後の支援活動の原点となった[15]

フィリピン GIVING ACTION 復興プロジェクト

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2015年、再びフィリピンのセブ島にある孤児院を訪問する予定だったが、フィリピンを襲った台風により孤児院が甚大な被害を受けたため、訪問を中止し、代わりにGIVING ACTIONプロジェクトとして支援物資を届けることにした。Facebookで支援を呼びかけたところ、多くの賛同を得て義援金が集まった。杉山は、仲間の桐島ローランドと共に集まった義援金をもとに、信頼できるNPOを通じて支援物資を手配し、被災地に届けた。

この一連の活動を通じて、杉山はフィリピンの子どもたちに自信と希望を与えるだけでなく、支援活動の重要性を再確認した。杉山の取り組みは、寄付文化の促進にも寄与し、多くの人々が共感し行動するきっかけとなった。杉山の義援活動は、多様な背景を持つ子どもたちの未来を支える一助となり、今後も継続して行われる予定である。

私の哲学

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運営会社である株式会社ILIの代表取締役社長、私の哲学編集長の杉山大輔が会いたい人に会って話を聞き、その人の哲学・経験談・人生観・ポリシーなどをメッセージとして無料発信している。

1994年、当時ニューヨーク在住で14歳だった杉山大輔は、海外駐在員向けの『AT&T くらぶもしもし』の雑誌の企画で現 福岡ソフトバンクホークス取締役会長、王貞治にインタビューをする機会に恵まれた。そのときの経験が、この企画の原点となっている。

2007年5月に第1回を公開、2022年12月に第100回を迎えた。スポンサードはなく、運営会社が自費で制作、登場者は無償。不定期更新。[16]

これまでの出演者(抜粋)

タキヒヨー株式会社名誉顧問 滝 富夫 / オムロン株式会社 取締役会長 立石文雄 / 日本画家 千住博[17] / 指揮者 マリン・オールソップ / 写真家レスリー・キー/ 株式会社レノバ 代表取締役会長 千本倖生 / ヤフー (企業)株式会社代表取締役社長 宮坂学 / プロスキーヤー 三浦雄一郎 / スポーツドクター辻秀一 / 経済学者、千葉商科大学名誉学長 慶應義塾大学名誉教授 加藤 寛 / 弁護士 菊間千乃 / サントリービール株式会社代表取締役社長 水谷徹 / Peach Aviation株式会社 代表取締役CEO井上 慎一 / 漫画原作者 樹林伸樹林ゆう子/ 『話の特集』の編集長 矢崎泰久/ 建築家 隈研吾 / 鈴木エドワード建築設計事務所 代表 鈴木エドワード / WELCOMEグループ代表 横川 正紀 / 銀座「クラブ グレ」オーナーママ 山口さゆり[18] / カトリック聖心会修道女 鈴木秀子/ 株式会社鳥貴族 代表取締役社長 大倉忠司 / インテリアデザイナー 内田繁 / 元三井物産株式会社副社長 元日本ユニシス株式会社社長(現BIPROGY島田精一 / 大塚家具代表取締役社長 大塚久美子 / ファッションデザイナー小西良幸(ドン小西)/ヨシダソース創業者 吉田潤喜 / クオンタムリープ株式会社 代表取締役 ファウンダー&CEO 出井伸之 / 慶應義塾大学名誉教授 阿川尚之/ ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京ディレクター 土井香苗/ マルチクリエイター桐島ローランド /株式会社コルク代表取締役 佐渡島庸平 他 *略歴は取材当時

DOers

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過去20年間にわたり、経営者の日英プレゼンテーション指導やコンサルティングを行い、企業のグローバル展開を支援してきた。海外生活が長い杉山大輔は「自分のプレゼンテーション」の重要性を肌で感じ、日本を活性化するために2018年に「決断と行動をするDOers(行動する人)」を取材・発信するプラットフォームを立ち上げた[19]

成功する人は必ず「行動=DO」を実践しており、この行動が夢の実現や道の開拓に繋がると述べている。DOersでは、さまざまな業界で成功している人物にインタビューを行っており、その中には上場企業のCEOも多く含まれている。彼らの経験やストーリーを深く掘り下げて紹介している[20]

DOersは「人」にフォーカスしているため、成功者がどのような経験を積んできたか、どのようにして現在の地位に至ったのかを詳しく伝えることに重点を置いている。

親とキッズの英語サークル SPRING

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英語サークルSPRING(品川区大崎第一地域センター)は、2005年に杉山大輔によって設立され、2014年まで活動した子供向けの英語教育サークルである。毎週土曜日に活動し、杉山の4人の子供たちを含む多くの子供たちが参加した。このサークルは口コミで広がり、地域社会において大きな影響を与えた[21]

英語サークルSPRINGでは、アメリカの文化に触れる機会を提供するために、ショーアンドテル(Show and Tell)などのアクティビティを取り入れた。これにより、子供たちはコミュニケーション力を幼少期から養うことができた。特に、グローバル社会を見据えたコミュニケーション力の育成に力を注ぎ、子供たちが将来にわたって英語を効果的に活用できるように支援した[22]

サークルのカリキュラムは、幼少期の子供たちが楽しく英語を学べるように工夫されており、体を使ったアクティビティや歌、絵本の読み聞かせなどが行われた。杉山は、子供たちの個性を引き出し、やる気を引き出すことを重視し、親子で楽しめる環境を提供した。また、イベントや特別プログラムも多数開催され、親子での参加が奨励された。サークル紹介映像

英語サークルSPRINGは、地域の子供たちに英語学習の楽しさと重要性を伝え、多くの子供たちが英語を使って自分を表現する力を身につける場となった。またLOTTEが毎年行われたCANDY HOUSE作りのお菓子を提供したことにより、子どもたちは夢の体験をした。この活動は、杉山の教育理念に基づき、参加した子供たちの成長と発展に大きく貢献した。

『Doちゃんと僕』

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漫画『Doちゃんと僕』(株式会社コルク)は、杉山大輔が「勇気が世界を変える」という信念のもとに2021年にクリエイター・エージェンシーの株式会社コルク代表の佐渡島庸平とのコラボレーション企画として、漫画家の一秒と共に制作した作品である。この漫画は、杉山の過去の4冊の著書の内容をわかりやすくマンガ化したものであり、杉山の経験や哲学が盛り込まれている。

この作品には、杉山が4人の子供を持つ父として、一人ひとりが前向きに行動することで、その勇気が周りに広がり、世界を明るく照らすことができるというメッセージが込められている。「日本に勇気を伝染しよう」というテーマのもと、不安を感じることが自然であることを認めつつ、その不安を乗り越え、「楽しい未来」を描き、「今」できることに集中して行動する重要性を伝えている。

また、DOちゃんのロールモデルは杉山大輔自身であり、DOちゃんの人形やはぶらし、LINEスタンプなども展開されている。さらに、単行本題1巻も発売されており、ファンにとって身近な存在となっている。

杉山は、読者がこの漫画を通じて、未来を自らの手で切り拓く力を感じ、自信を持って行動に移すきっかけとなることを願っている。『Doちゃんと僕』は、杉山の信念を体現した作品であり、多くの人々に前向きな影響を与えることが期待されている。

講演会

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Ted株式会社NTTドコモヤフー株式会社ソフトバンクモバイル株式会社、ファイナンシャル・ジャパン株式会社、プルデンシャル生命保険株式会社株式会社大丸松坂屋百貨店東京大学慶應義塾大学大学院経営管理研究科立教大学法政大学、秋田国際教養大学、大分大学デジタルハリウッド大学昭和女子大学東京家政学院大学秋田県立能代高等学校、千葉学習塾協同組合、杉並ベンチャークラブ、品川区教育委員会、岐阜海津市農業フォーラム21研修会、品川子育てメッセ実行委員会、品川区第一日野小学校、世田谷区立中丸小学校その他多数

ラジオ出演

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著書

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論文

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脚注

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  1. ^ ビジネス・プロデューサー CASIO BLUE MOTIONS インタビュー 「行動する勇気が新時代のビジネスを拓く」
  2. ^ 株式会社ILI
  3. ^ [1]
  4. ^ インタビューサイト『私の哲学』
  5. ^ インターリテラシー代表取締役ファウンダー 杉山大輔氏(上)日経Bizアカデミー 2015年1月19日
  6. ^ DK スギヤマ | 決断と行動するDOers”. 2023年2月4日閲覧。
  7. ^ SFCスピリッツ
  8. ^ 日経 社会人大学院サーチ MBAはこう使う!
  9. ^ 「少数精鋭が個々の役割をこなす。それが強い組織」出井伸之(ファウンダー&CEO)× 杉山大輔(執行役社長)経済界 2014年5月13日
  10. ^ 日本未発売「Apple Vision Pro」を使ったアプリ開発で、驚きの体験を提供する株式会社 ILI(アイエルアイ)”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2024年6月11日). 2024年6月22日閲覧。
  11. ^ 杉山大輔 | グローバル・ビジネス・プロデューサー”. 杉山大輔 | グローバル・ビジネス・プロデューサー (2024年5月2日). 2024年6月22日閲覧。
  12. ^ 立教大学 経済学部からのお知らせ
  13. ^ NHK ハートネット”. 虹色ダイバーシティ. 2023年9月9日閲覧。
  14. ^ SLGBTQ+センター ウェブサイト”. 2022年4月7日閲覧。
  15. ^ GIVING ACTION プロジェクトウェブサイト”. 株式会社ILI. 2024年7月7日閲覧。
  16. ^ インタビューシリーズ『私の哲学』
  17. ^ Hiroshi Senjuオフィシャルウェブサイト”. 2019年2月27日閲覧。
  18. ^ クラブグレオフィシャルウェブサイト”. 2022年2月22日閲覧。
  19. ^ 「決断と行動をするDOers」”. 2018年3月23日閲覧。
  20. ^ weblio 英和辞典・和英辞典”. 2000年1月1日閲覧。
  21. ^ “[www.mrsugiyama.com Mr.Sugiyama's SPRING]”. 株式会社ILI. 2013年12月12日閲覧。
  22. ^ “[www.mrsugiyama.com Mr.Sugiyama's English]”. 2013年12月12日閲覧。
  23. ^ フォレスト出版 株式会社
  24. ^ ディスカヴァー・トゥエンティワン
  25. ^ 自由国民社
  26. ^ クローバー出版
  27. ^ ILI出版

外部リンク

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