杉本佳一
杉本佳一 Keiichi Sugimoto | |
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出生名 | 杉本佳一 |
別名 | FourColor、FilFla、Fonica |
生誕 | 1975年12月13日(49歳) |
出身地 | 日本・山梨県 |
ジャンル | エレクトロニカ・ポストロック |
職業 | |
活動期間 | 1999年 - |
レーベル |
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共同作業者 | minamo |
公式サイト | Frolicfon(公式サイト) |
杉本 佳一(すぎもと けいいち、1975年12月13日 - )は、日本のサウンドデザイナー、作曲家。山梨県出身。自身のソロユニットFourColor、FilFla名義を中心に、MinamoのメンバーやFonicaとして音楽活動を行っている。
プロフィール
[編集]1999年、自身のプロジェクトFourColorの1stアルバムをリリース[1]。同年、安永哲郎、岩下裕一郎、笹本奈美子と共にエレクトロ・アコースティックユニットMinamoを結成。これらの活動と並行し、ソロプロジェクト Fonica、FilFla、Vegpher、fonicaとして活動している。
2004年、パリ ポンピドゥー・センターにて行われたエキシビション「Ecoute」に楽曲提供。FourColorの作品「Water Mirror」がイギリスの音楽誌『THE WIRE』誌におけるベスト・エレクトロニカ・アルバムに選出される。同年、FourColor名義で楽曲を提供した宮崎淳監督による映画「FRONTIER」がカンヌ国際映画祭・監督週間にて「若い視点賞」を受賞[2]。
2006年、Timo Katz監督による映画作品に楽曲を提供。提供楽曲がフランス・エクス=アン=プロヴァンスにて行われた映画祭「Festival Tous Courts」[3] にてオリジナル映画音楽部門賞を受賞。この受賞をきっかけに、フランス映画音楽作曲者協会(U.C.M.F)の会員となる。
2008年、minamoとスウェーデンのバンド、TAPEとのコラボレーション作品「birds of a feather」がスウェーデンの音楽賞「Manifest」にエクスペリメンタル部門でノミネートされる[4]。
2000年から現在[いつ?]までにフランスやスウェーデンをはじめとするヨーロッパ各国、オーストラリア、アジア、北アメリカ、カナダ、北マケドニアなどでツアーを行っている。
また、映画・映像作品、エキシビジョン、CM、WEBなどへの楽曲提供、リミックス、マスタリングも手がけるなど、活動の場を広げている。自身の音楽活動と並行して、1999年よりインディーズレーベルCUBIC MUSICを主催[5]。
ディスコグラフィー
[編集]杉本佳一
[編集]- 「PLAY MUSIC」(2014年、WEATHER/play/HEADZ)
FourColor
[編集]- 「Track Spoon」(1999年、lascaux )
- 「Four Color」(ミニアルバム・2000年、cubic music)
- 「water mirror」(2004年、apestaatje)
- 「AIR CURTAIN」(2004年、12k)
- 「LETTER OF SOUNDS」(2006年、12k)
- 「AIR CURTAIN+」(2008年、WEATHER/HEADZ)
- 「As Pleat」(2011年、12k)
- 「Ballet」(2015年、Duenn/2016年、12k)
FilFla
[編集]- 「frame」(2005年、plop)
- 「frolicfon」(2008年、WEATHER/HEADZ)
- 「Sound Fiction」(2010年、WEATHER/HEADZ)
- 「FlipTap」(2012年、Someone Good)
Fonica
[編集]- 「ripple」(2003年、plop)
- 「ripple」(2005年、tomlab)
Minamo
[編集]- 「wakka」(1999年、cubic music)
- 「wakka box set」(2001年、quakebasket)
- 「.kgs」(2002年、360records)
- 「SHINING」(2005年、12k)
- 「birds of a feather」TAPE & minamo 名義(2007年、ex-po/HEADZ )
- 「Durée」(2010年、12k )
- 「A Path Less Travelled」minamo+Lawrence English名義(2010年、ROOM40)
- 「Documental」(2011年、ROOM40)
Vegpher
[編集]- 「Play」(2012年、Flyrec.)
- 「Plus」(2013年、PROGRESSIVE FOrM)
その他の参加作品
[編集]その他の参加作品
[編集]- good music!「good music!」(エレクトロニクス、録音、マスタリング担当)
- sgt. & good music!「sggmt!!」(エレクトロニクス、録音、ミキシング担当)
- installing「installing」(ギター担当)
- installing「saraswati」(ギター担当)
- TU M'「Fragile Touch Of The Coincidence」(マスタリング担当)
- ethan rose「ceiling songs」(マスタリング担当)
- 町田良夫「Infinite Flowers」(トラック1、3、6、ギター参加)
- Moskitoo & Sanae Nishio「Si Sol e.p.」(ミキシング、マスタリング担当)
- trico!「everything goes well 」(編曲、ミキシング担当)
リミックス作品
[編集]- RF「Springs, re:makes and mixes of RF」(2006年)
- mophONE「plug」(2008年)
- MIOU MIOU「E´LECTRONIQUE /MIOUMIXES」(2008年)
- Luis Nanook「Place Remixes」(2010年)
映画
[編集]- 「MOTION PHOTOGRAFFITI」( 宮崎淳監督、2000年)楽曲提供
- 「FROZEN DREAM」(宮崎淳監督、2001年)楽曲提供
- 「A LITTLE PLANET」(宮崎淳監督、2002年)楽曲提供
- 「FRONTIER」(宮崎淳監督、2003年)楽曲提供、カンヌ映画祭・監督週間「若い視点賞」受賞作
- 「TIMESCAPE」(宮崎淳監督、2004年)楽曲提供
- 「Whirr」楽曲提供(Timo Katz監督、2006年)、Festival Tous Courts「オリジナル映画音楽部門賞」受賞作
- 「16[jyuro-ku]」(奥原浩志監督、2007年)楽曲提供
舞台
[編集]- 遊園地再生事業団
- 『トータル・リビング 1986-2011』音楽制作(2011年、作・演出:宮沢章夫)
- 『夏の終わりの妹』音楽制作(2013年、作・演出:宮沢章夫)
- +こまばアゴラ劇場『子どもたちは未来のように笑う』音楽制作(2016年、作・演出:宮沢章夫)
- フェスティバル/トーキョー2013 イェリネク連続上演『光のない。(プロローグ?)』音楽制作(2013年、作:エルフリーデ・イェリネク・演出:宮沢章夫)
その他
[編集]- Fleet Bank(アメリカ)CM楽曲提供(2001年)
- ベライゾン・コミュニケーションズ(アメリカ)CM楽曲提供(2003年)
- 白金酒造CM音楽制作(2006年)
- シャープ『SoftBank 923SH「ワイン篇」』CM音楽制作(2008年)
- au design project『ガッキ ト ケータイ展』音楽制作(2008年)
- ヤマハ
- 『Yamaha Design Exhibition 2008 "Key for You"』音楽制作(2008年)
- 『Yamaha Design "Synapses"』音楽制作(2008年)第3回企業ウェブ・グランプリ「デザイン&クリエイティブ部門」グランプリ受賞
- 『ミラノサローネ展』音楽制作(2009年)
- 日本マクドナルド『マフィン 朝のフルコース篇』CM音楽制作(2009年)
- docomoウェブサイト『プレイ!PRIME』オープニング曲音楽制作(2009年)
- ハーゲンダッツ ジャパン『ミニカップバニラ ごほうび篇』CM音楽制作(2009年)
- 三菱UFJフィナンシャル・グループサウンドロゴアレンジ(2009年)
- ヤマザキナビスコ『リッツカタヌキ篇』『ホットなオンザリッツ篇』CM音楽制作(2009年〜2010年)
- アニメ『HEROMAN』劇中歌『HOPE』音楽制作(2010年、アニプレックス)
- ソニー『Sony FeliCa:Just tap for an easier life』楽曲制作
- ワールド『UNTITLED 2011年秋冬メイキングムービー』音楽プロデュース&制作
- ソニー銀行『ソニー銀行はATM0円「仲間が増えた!」』 『ソニー銀行はATM0円 篇』 CM音楽制作
脚注
[編集]出典
[編集]関連項目
[編集]- CUBIC MUSIC - 杉本佳一が運営するインディーズレーベル
外部リンク
[編集]- Frolicfon - 杉本佳一・公式サイト
- FourColor/FilFla/Fonica - MYSPACE
- 杉本佳一 インタビュー
- PitchforkによるFonicaのページ
- PitchforkによるMinamoのページ