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鼠先輩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
杉村佳広から転送)
鼠先輩
出生名 杉村佳広
生誕 (1973-04-05) 1973年4月5日(51歳)
大阪府堺市
出身地 日本の旗 日本岡山県赤磐市
(旧赤磐郡山陽町
学歴 岡山県立備作高等学校 中退
(現・岡山県立和気閑谷高等学校
ジャンル ムード歌謡
職業 歌手
担当楽器
活動期間 事務所に所属してのバンド活動は1993年〜鼠先輩として2008年 -現在
レーベル ユニバーサル
(2008年 - 2009年)テイチクレコード(2015年)
事務所芸映、現在はフリー
公式サイト オフィシャルサイト

鼠先輩(ねずみせんぱい、1973年4月5日 - )は、日本ムード歌謡歌手岡山県赤磐市(旧赤磐郡山陽町)出身。出生地は大阪府堺市。身長177cm。 既婚。

来歴

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  • 1973年大阪府堺市に生まれ、3歳位まで過ごした後、岡山県に引越す。
  • 赤磐市立高陽中学校卒業。
  • 1990年、岡山県立備作高等学校を中退後、大阪に3〜4年程過ごし、プロの歌手を目指してボーカルスクールに通い始める。この頃THE BLUE HEARTSのコピーバンドを結成、後にバンド名を「スペルマギャング」(ただし『徳光和夫の感動再会"逢いたい"』では「Sギャング」と表記された)とし、NHK主催の『BSヤングバトル』全国大会に出場する。出場後間もなくしてバンドは解散。
  • 高校を中退して岡山にいた18歳の頃には、3歳年上の彼女が音楽の勉強のために上京していく[1]
  • 1993年頃、歌謡歌手を目指しバンド活動を本格化、20歳の時にインディーズ事務所に所属し彼女を追いかけるため東京へ転住し、数々のアルバイト経験を積み重ねる[2]
    地元の彼女と別れる際には「30歳になる10年後の8月1日、昼の12時に東京タワーの下で会おう」と約束を交わしていた。それ以降連絡を取っていなかったが、約束の2003年8月1日に、東京タワーの下に朝から待ち続けていると夕暮れ頃に彼女と再会を果たす。鼠先輩はそこで彼女に告白するが断られた。このエピソードを題材にして作ったが『六本木〜GIROPPON〜』である。CDデビューを機に彼女に再度告白。のちに結婚をする。
  • 2008年ユニバーサルより、歌手デビュー[3]、デビュー曲『六本木〜GIROPPON〜』がジェロの「海雪」を抜いてレコ直着うた歌謡・演歌チャートで1位となった[4]。コミカルな振付も話題になった(振付は西田一生(西田プロジェクト)が担当)。『六本木〜GIROPPON〜』は、最終的に200万ダウンロード以上を記録した[5]
  • 2009年、自身がボーカルを務めるバンド「THE SUPER RATS」を結成するも、同年6月3日、年内での芸能界引退を表明。理由は「思ったより儲からないから」。12月31日東京ジョイポリスカウントダウンライブで引退。後に、引退表明はCDを売るためのプロモーションだったと振り返っている[5]
  • 2010年5月3日KINCHOからCMのオファーがあり芸能界復帰[6]。復帰後出演したテレビ番組内で引退会見について触れ「半分冗談だった」(日本テレビナカイの窓での発言)[7]と振り返っている。
  • 2010年12月、鼠&.SeikoとしてCD「夢のあいだ」をリリース
  • 2011年、『愛幻蝶 嬢王への道』(R15指定)で監督デビュー。
  • 2011年10月、ざ・岡田姉妹 feat.鼠先輩としてCD「WANTED〜アナタが欲しい〜」をリリース。
  • 2013年東京都歌舞伎町に経営者として、「新宿ネズミーランド」を開店、音楽活動を継続している。
  • 2017年5月、東京都東村山に「BAR東村山飲鼠(のみーまうす)」を開店【現在は閉店】
  • 2018年に東村山市久米川にカラオケBAR【ボンズラボ】を開店している[8]
  • 現在も地方営業やイベント催し物や結婚式等を中心に精力的に活動中。ステージは老若男女問わず盛り上がると評判。歌よりもトークやパフォーマンスに定評がある。
  • 2022年5月31日、14年ぶりに新曲のリリースをすると発表。「ありがとさん」「ピピポ体操」「ピピポ体操・英語バージョン」の3曲同時デジタルリリース。

エピソード

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  • 芸名の由来は中華料理店で働いていた際、やる事なす事が全て空回りだったことがハツカネズミを連想させたため、上司から「ネズミ」と、後輩からは「ネズミ先輩」と呼ばれたことから。本人はこの呼び名が印象に残り、デビュー時はこれ以外の芸名を考えていなかった[9]
  • 芸名が「鼠先輩」なので、先輩歌手にも「先輩」と呼ばれることが多く、本人は「想定外だった」と語っている。ただ、好きな女優に「先輩」と呼ばれるのは嬉しいと語る。
  • パンチパーマにヤクザ風スーツというファッションは、現役時代の山本浩二衣笠祥雄の私服ファッションを意識したもの[10]だが、実際は「面倒だから」という理由でパンチパーマそのものは嫌っており、あくまで「ビジネスの一環」としてのファッションであると言及している。
  • 悪魔の契約にサイン』の番組企画「偽ミッキー成敗」に失敗した際、罰として髪型をストレートヘア・七三分けにさせられるが、元から髪を短くしていたせいであまり風貌が変わらず、スタジオ内も微妙な雰囲気になった。
  • 2008年12月29日付でライブドア社長に就任。自身の手でYouTubeニコニコ動画へ動画を公開していたが、翌年1月4日付で辞任。のちに就任から退任までの顛末について「ネタのようなものだった」と振り返っている。
  • 絶頂期の最高月収は1200万円だったという[5]

ディスコグラフィ

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シングル

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発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2008年6月18日 六本木〜GIROPPON〜 UPCH-5544 13位
2nd 2008年9月3日 おいた UPCH-9438
UPCH-5557
60位
3rd 2008年11月19日 天狗 UPCH-5562 164位
4th 2009年6月17日 おかね UPCH-5605 圏外
  • 六本木〜GIROPPON〜
    タイトルのGIROPPON(ギロッポン)は六本木を逆さにした業界用語。PVは4種類ある。
    2008年7月7日付オリコンシングルチャート初登場13位(歌謡・演歌部門1位)。
    歌詞中にでてくる「ぽ」の数は215回。
  • おいた(2008年9月3日)
  • 天狗(2008年11月19日)
    自虐的な歌詞の内容。
  • おかね(2009年6月17日)
  • ありがとさん(2022年6月18日)
  • ピピポ体操(2022年6月18日)
  • ピピポ体操【英語バージョン】(2022年6月18日)


アルバム

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発売日 タイトル 規格品番 最高位
1st 2008年12月17日 ベストヒット☆コレクション-2008〜2008- UPCH-9444
UPCH-1635
255位
  • ベストヒット☆コレクション-2008〜2008-(2008年12月17日)
    ベストアルバム仕様のタイトル。

テレビ

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バラエティ

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など

ドラマ

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映画

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  • 天然華汁さやか(2009年7月4日)
  • ふみだい食堂(2013年7月25日公開) - 主演・間々田店長
  • いっツー THE MOVIE(2014年)
  • いっツー THE MOVIE 2(2014年)
  • 新宿パンチ(2018年12月1日、AMGエンタテインメント) - 新人スカウトマン

Vシネマ

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  • 愛幻蝶 嬢王への道(2011年2月2日、アルバトロス) - 監督・出演
  • 虎狼の大義(2013年) - 翔仁会組員 山崎

AV作品

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AV監督作品

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監督作品[12]

  • 美人アスリートに大人気!エロもみ整体(2006年8月) - 出演:野々宮りん、稲沢綾、山下麻耶、結城リナ、山咲ちゆり
  • ハイレグマダムズ 男漁りの過激なバカンス(2006年8月) - 出演:憂木瞳真田ゆかり篠宮慶子、白川なつみ
  • 家族知人にバラすと脅してNG解禁、強制出演 『あんたAVでてたでしょ!』(2006年9月) - 出演:加賀雅、七瀬まゆみ、愛澤せり
  • 匿名希望渋谷区ナース さやか&まなみ(2006年10月) - 出演:上原空、沙耶
  • 肛門スキスキ!アナルママ(2006年10月) - 出演:坂下れい、望月加奈、叶彩

AV出演作品

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  • 『芸能人鼠先輩・ガチナンパ 稀代の一発屋芸能人・鼠先輩が一発奮起!芸能界デビューをネタに素人娘を捕獲チュー!!新宿・渋谷編』(2010年9月15日、ドグマ、監督:キャプテン江原)
  • 『鼠先輩プロデュース!並木優をファンのお宅へデリバリー』(2010年10月8日、九鬼、監督:武井寅泰、レーベル:綺麗)

CM

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インターネット番組

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YouTube

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  • フジタの公式チャンネルでゲスト出演(2017年)。
  • 鼠先輩公式YouTubeチャンネル「逆R指定小学校」(2021年)

脚注

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  1. ^ 朝日新聞平成20年12月17日水曜日夕刊 ニッポン人・脈・記『東京タワーに乾杯』
  2. ^ 2時っチャオ!』(2008年6月30日、TBSテレビ)「もっとわかっチャオ!」コーナーより
  3. ^ “デビュー前に配信曲がヒット、“鼠先輩”という名前の歌謡スタア”. オリコン. (2008年4月25日). https://www.oricon.co.jp/news/54079/ “局地的に話題沸騰!歌謡界の新星、鼠先輩”. スポーツニッポン. (2008年5月7日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20080507000.html 
  4. ^ “ジェロ超えた!鼠先輩が歌う“六本木演歌””. スポーツニッポン. (2008年5月30日). https://web.archive.org/web/20080530142203/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/05/30/01.html 
  5. ^ a b c 『六本木』鼠先輩、引退発表は「CDのプロモーションだった」、週刊女性PRIME、2015年5月11日。(『週刊女性』2015年5月12・19日号)。
  6. ^ “年始からハロワ通いも…鼠先輩が芸能界復帰へ”. スポーツニッポン. (2010年5月3日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/05/03/05.html 
  7. ^ https://web.archive.org/web/20090607082806/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090603-OHT1T00278.htm
  8. ^ https://twitter.com/nezumisenpai_/status/857388526144339968
  9. ^ FRIDAY』2008年11月21日号(講談社)p.28 - 32「人気タレント40人『“超以外”な芸名の由来』大公開!」
  10. ^ 週刊プレイボーイ、2008年7月7日号、159頁。
  11. ^ がんばれ!ワイトピーチーズ”. テレビせとうち. 2015年12月20日閲覧。
  12. ^ CROSS 鼠先輩監督作品一覧

外部リンク

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