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杉田ダイスケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
杉田ダイスケ
基本情報
本名 杉田大祐
通称 ポリスボクサー
階級 スーパーバンタム級
身長 169cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1988-10-22) 1988年10月22日(36歳)
出身地 東京都杉並区
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 13
勝ち 8
KO勝ち 4
敗け 5
引き分け 0
無効試合 0
テンプレートを表示

杉田 ダイスケ(すぎた ダイスケ、1988年10月22日 - )は日本プロボクサー東京都杉並区出身。ワタナベボクシングジム所属。駿台学園高校東京農業大学卒業。警視庁の現役警察官

来歴

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アマチュア時代

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中学1年から輪島功一スポーツジムでボクシングを始めた。

駿台学園高校ボクシング部[1]では2006年インターハイ準々決勝で後の世界チャンピオン小國以載に敗れベスト8。

名門東京農業大学ボクシング部[1]にスカウトされ進学。大学では2年の時にバンタム級で出場した全日本大学王座決定戦で国際大会入賞選手を相手にKO勝ち[2]。4年の時には関東大学一部リーグでライト級に階級を上げ5戦全勝。ライト級階級賞を受賞、日本連盟推薦選手にも選ばれた。全日本大学王座決定戦ではライト級で後にプロで日本2階級制覇チャンピオンとなる坂晃典に勝利した。

2011年、警視庁に入庁。

2012年、カムバックし全日本選手権出場。後にプロ格闘家となる藤田大和に敗れる。

2013年、東京国体に東京都代表選手として出場。この大会から警視庁所属選手として大会に出場。

2014年、警視庁第三機動隊所属として全日本社会人選手権 バンタム級優勝[3]

2016年、全日本社会人選手権ライト級優勝[4]

2017年、アマチュア戦績通算110勝を機にプロ転向を表明した[1]。警視庁所属選手として全日本選手権、国体、全日本社会人選手権などで活躍した。

プロでの活躍

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2018年1月13日、DANGANの興行内で同門の元韓国チャンピオン、WBOアジアンパシフィック暫定チャンピオン、後の日本チャンピオンの木村隼人相手に特別公開B級プロテストが行われ合格した[5]

2018年4月12日、プロデビュー戦。元東洋太平洋ランカーのジュンブラゾと6回戦を行い判定勝ち[6]。デビュー戦の前にはワタナベジムでプロ転向記者会見が行われた。

2018年6月17日、タイ バンコクにてスッティサック・カムロンターラと6回戦を行い1RKO勝ち[7]

2018年7月27日、元世界ランキング6位 元日本スーパーバンタム級チャンピオン芹江匡晋と6回戦を行い1RKO勝ち[8]。前日計量はMLB café TOKYOで公開された。TBSチャンネル2でテレビ放送された。

2018年9月26日、ソムポート・シーサと8回戦を行い2R TKO勝ち[9]。フィニッシュブローには漫画はじめの一歩のデンプシーロールを披露した[10]

2019年1月19日、57.8kg契約 8回戦でIBF世界ランキング4位、日本フェザー級1位の阿部麗也と対戦し8ラウンド判定負け。

2019年8月3日、フィリピンマニラのエロルデ・スポーツセンターでWBAサウスアジアスーパーバンタム級王座決定戦として、クリソン・オマヤオと対戦し、10回判定勝ちを収め、プロになって初めての王座を獲得した[11]

2019年10月14日付けで、WBAアジアスーパーバンタム級王者が王座を返上したことにより、同王座に就いた。

2019年11月30日、台湾でWBAアジアスーパーバンタム級タイトルマッチとしてエディソン・ベルウェラを相手に防衛戦を行い、10回3-0(97-93,98-92,97-93)で判定勝ちを収め、初防衛に成功した[12]

2021年6月5日、後楽園ホールでWBO世界スーパーバンタム級11位の赤穂亮と対戦し、3回1分49秒KO負けを喫した[13]

2021年12月14日、後楽園ホールで大湾硫斗と対戦し、2回1分45秒TKOで敗れた[14]

2022年11月25日、後楽園ホールで元スーパーフェザー級日本ランカーの永田翔と対戦し、8回3-0(79-71,80-70,80-70)で判定勝ちを収め再起に成功した。 [15]

2023年4月7日、台湾でWBOグローバルフェザー級王座決定戦として利育哲と対戦し、10回3-0(95-94,95-94,96-93)で判定負け、王座獲得に失敗した。[16]

2023年10月28日、タイバンコクABCOフェザー級シルバー王座決定戦としてスラット・イアムオンと対戦し、3回1分20秒でKO勝ちを収め、王座を獲得した [17]

2024年6月10日、タイ・バンコクでWBCインターナショナルフェザー級王座決定戦としてウィラ・ミカムと対戦するも、8回2分10秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

戦績

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  • アマチュア:141戦110勝(47KO)31敗
  • プロ:13戦8勝(4KO)5敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2018年4月12日 6R 判定3-0 ジュン・ブラゾ フィリピンの旗 フィリピン プロデビュー戦
2 2018年6月17日 1R 1:21 KO スッティサック・カムロンターラ タイ王国の旗 タイ
3 2018年7月27日 1R 1:56 KO 芹江匡晋伴流 日本の旗 日本
4 2018年9月26日 2R 1:46 TKO ソムポート・シーサ タイ王国の旗 タイ
5 2019年1月19日 8R 判定0-3 阿部麗也KG大和 日本の旗 日本
6 2019年8月3日 10R 判定 クリソン・オマヤオ フィリピンの旗 フィリピン WBAサウスアジアスーパーバンタム級王座決定戦→アジア王座昇格
7 2019年11月30日 10R 判定3-0 エディソン・ベルウェラ フィリピンの旗 フィリピン WBAアジア王座防衛1
8 2021年6月5日 3R 1:49 KO 赤穂亮横浜光 日本の旗 日本
9 2021年12月14日 2R 1:45 TKO 大湾硫斗志成 日本の旗 日本
10 2022年11月25日 8R 判定3-0 永田翔(FLARE山上 日本の旗 日本
11 2023年4月7日 10R 判定 利育哲 中華民国の旗 台湾 WBoグローバルフェザー級王座決定戦
12 2023年10月28日 3R 1:20 KO スラット・イアムオン タイ王国の旗 タイ ABCOシルバーフェザー級王座決定戦
13 2024年6月10日 8R 2:10 TKO ウィラ・ミカム タイ王国の旗 タイ WBCインターナショナルフェザー級王座決定戦
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獲得タイトル

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アマチュア

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プロ

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備考

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  • 公務員であり副業禁止のためファイトマネーはもらっていない[18]
  • 世界4階級制覇チャンピオンの井岡一翔とは東京農業大学ボクシングで同期である[1][19]

脚注

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  1. ^ a b c d 29歳警官ボクサー杉田大祐がプロ受験「両立体現」 - ボクシング : 日刊スポーツ”. www.nikkansports.com. 2018年11月4日閲覧。
  2. ^ 第62回全日本大学ボクシング王座決定戦”. blog.livedoor.jp. 2018年11月4日閲覧。
  3. ^ 全日本社会人 総合優勝は東京 : せりしゅんや的アマボク通信”. blog.livedoor.jp. 2018年11月4日閲覧。
  4. ^ 警官ボクサー杉田大祐がV2 全日本社会人選手権 | Boxing News(ボクシングニュース)”. boxingnews.jp. 2018年11月3日閲覧。
  5. ^ “警官ボクサー誕生!杉田大祐がプロテスト合格 - ボクシング : 日刊スポーツ” (日本語). https://www.nikkansports.com/battle/news/201801130000667.html 2018年11月4日閲覧。 
  6. ^ “現役警官ボクサー杉田がデビュー戦を判定勝利「あしたも出勤です」/デイリースポーツ online” (日本語). デイリースポーツ online. https://www.daily.co.jp/ring/2018/04/12/0011158653.shtml 2018年11月3日閲覧。 
  7. ^ 日本ボクシングコミッション(JBC)”. www.jbc.or.jp. 2018年11月4日閲覧。
  8. ^ 芹江匡晋「KO負けして終われて幸せ」 引退試合1回KOで散る 対戦相手も男泣き― スポニチ Sponichi Annex 格闘技”. www.sponichi.co.jp. 2018年11月4日閲覧。
  9. ^ 警察官ボクサー杉田4連勝「タイトルを」2回TKO - ボクシング : 日刊スポーツ”. www.sponichi.co.jp. 2018年11月4日閲覧。
  10. ^ 【どう見ても一歩】杉田ダイスケ選手が試合でみせたデンプシロールが話題に! みんなの反応: MMA遅報”. www.2027owata.net. 2018年11月4日閲覧。
  11. ^ 警察官ボクサー杉田ダイスケ、6戦目で初タイトル 日刊スポーツ 2019年8月3日
  12. ^ 台湾で人気「はじめの一歩」の冠イベント開催 田村亮一、杉田ダイスケが地域王座戦に勝利 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月1日
  13. ^ 赤穂亮「これからも世界目指す」“ポリスボクサー”杉田ダイスケに豪快KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月5日
  14. ^ 内藤律樹が王座陥落、麻生興一が9回TKOでOPBF・S・ライト級王座奪取 Boxing News(ボクシングニュース)2021年12月15日
  15. ^ https://boxingnews.jp/news/95122/amp/
  16. ^ [台湾決戦2023.4.8 痛恨のダウンが勝敗を動かす
  17. ^ [海外試合結果2023.10.28 タイ遠征の杉田ダイスケが圧勝!
  18. ^ 警官ボクサー杉田ダイスケ13日タイで初タイトル戦 - ボクシング : 日刊スポーツ”. www.nikkansports.com. 2018年11月4日閲覧。
  19. ^ “ポリスボクサー”杉田ダイスケ 4・12プロデビュー「ベルト巻きたい」― スポニチ Sponichi Annex 格闘技”. www.sponichi.co.jp. 2018年11月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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