コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

杉谷満

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
杉谷 満
基本情報
本名 杉谷 満
階級 フェザー級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1964-03-15) 1964年3月15日(60歳)
出身地 北海道茅部郡南茅部町 (現:北海道函館市)
家族 杉谷実(兄)
杉谷拳士(次男)
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 33
勝ち 28
KO勝ち 21
敗け 5
テンプレートを表示

杉谷 満(すぎや みつる、1964年3月15日 - )は、日本の元プロボクサー北海道茅部郡南茅部町 (現:北海道函館市)出身、函館大学付属有斗高等学校卒業。現役時代は協栄ボクシングジム所属。第35代・第37代・第38代日本フェザー級王者。 元プロボクサー杉谷実は兄、元プロ野球選手杉谷拳士は息子にあたる。

略歴

[編集]

兄である杉谷実も協栄ボクシングジムの元プロボクサーで日本スーパーライト級王座を獲得し、史上3組目の兄弟日本王者となった。2人の息子がおり、次男である杉谷拳士は元プロ野球選手。

1981年4月21日、高橋忠治を1回KOで沈めデビューを飾る。

その年の東日本新人王を獲得するが、全日本新人王決定戦で後の世界王者六車卓也に判定負け。

1986年2月25日チバ・アルレドンドが持つ日本フェザー級王座に挑戦し、8回KOで王座奪取に成功。

8月24日来馬英二郎に7回KO負けで2度目の防衛に失敗するも、ノンタイトルでKO勝利後、1987年1月12日飯泉健二との同王座決定戦を3回KOで制して王座返り咲き。

王座1度防衛した後の6月22日、ライオン・アリとのノンタイトルで判定負けを喫して王座剥奪。

8月17日に神出康生との王座決定戦で6回TKO勝利を収めて2度目の王座返り咲き。

日本王座を5度防衛した後、1989年1月12日に返上。

3月26日、WBA世界フェザー級1位の指名挑戦者として世界王座に初挑戦。川崎市体育館WBA世界フェザー級王者アントニオ・エスパラゴサ英語版ベネズエラ)に挑むが、10回KO負けで王座獲得ならず。

7月17日、再起戦として臨んだ植田龍太郎戦で7回KO負けを喫して引退

その後、トレーナーに転じて元同門の元WBA世界ジュニアフライ級王者具志堅用高が立ち上げた白井・具志堅スポーツジムの初代チーフトレーナーとなった。また、兄・実は福田洋二が会長を務めるF・Iファイトクラブのトレーナーを務めた。

戦績

[編集]
  • 33戦28勝(21KO)5敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 1981年4月21日 1R TKO 高橋忠治 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 1981年7月14日 1R KO 渋谷淳一 日本の旗 日本
3 1981年9月17日 1R KO 藤田千代三 日本の旗 日本
4 1981年10月12日 4R 判定 青松浩道 日本の旗 日本
5 1981年11月17日 4R 判定 柏倉正義 日本の旗 日本
6 1981年12月20日 6R 判定 ラッシャー河口 日本の旗 日本 東日本フェザー級新人王決定戦
7 1982年2月15日 6R 判定 六車卓也 日本の旗 日本 全日本フェザー級新人王獲得に失敗
8 1983年4月10日 2R KO 原一司 日本の旗 日本
9 1983年7月10日 3R KO 大島博美 日本の旗 日本
10 1983年9月5日 3R KO 若月重道 日本の旗 日本
11 1984年1月30日 7R KO タイガー道上 日本の旗 日本
12 1984年6月25日 10R KO タイガー道上 日本の旗 日本
13 1984年9月10日 1R KO マルシアノ関山 日本の旗 日本
14 1984年11月12日 10R 判定 ソ・スンファン 大韓民国の旗 韓国
15 1985年1月28日 10R 判定 東光輝 日本の旗 日本
16 1985年7月15日 1R TKO キム・ヨングァン 大韓民国の旗 韓国
17 1985年8月26日 10R 判定 川村啓治 日本の旗 日本
18 1985年10月14日 2R KO 小森孝 日本の旗 日本
19 1986年2月25日 8R KO チバ・アルレドンド 日本の旗 日本 日本フェザー級タイトルマッチ
20 1986年5月26日 2R KO 今井房男 日本の旗 日本 日本王座防衛1
21 1986年8月23日 7R KO 来馬英二郎 日本の旗 日本 日本王座陥落
22 1986年11月17日 4R KO 佐久間政勝 日本の旗 日本  
23 1987年1月12日 3R KO 飯泉健二 日本の旗 日本 日本フェザー級王座決定戦
24 1987年4月4日 3R KO 松浦正代司 日本の旗 日本 日本王座防衛1
25 1987年6月22日 10R 判定 ライオン・アリ フィリピンの旗 フィリピン
26 1987年8月17日 6R TKO 神出康生 日本の旗 日本 日本フェザー級王座決定戦
27 1987年11月30日 2R KO 木村幸広 日本の旗 日本 日本王座防衛1
28 1988年2月15日 10R 判定 飯泉健二 日本の旗 日本 日本王座防衛2
29 1988年5月16日 5R KO 神出康生 日本の旗 日本 日本王座防衛3
30 1988年7月13日 4R KO 三井実 日本の旗 日本 日本王座防衛4
31 1988年10月24日 10R KO 佐久間政勝 日本の旗 日本 日本王座防衛5
32 1989年3月26日 10R KO アントニオ・エスパラゴサ英語版 ベネズエラの旗 ベネズエラ WBA世界フェザー級タイトルマッチ
33 1989年7月17日 7R KO 植田龍太郎 日本の旗 日本
テンプレート


獲得タイトル

[編集]
  • 東日本フェザー級新人王
  • 第35代日本フェザー級王座(防衛1)
  • 第37代日本フェザー級王座(防衛1=剥奪)
  • 第38代日本フェザー級王座(防衛5=返上)

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
前王者
チバ・アルレドンド
第35代日本フェザー級王者

1986年2月25日 - 1986年8月24日

次王者
来馬英二郎
空位
前タイトル保持者
来馬英二郎
第37代日本フェザー級王者

1987年1月12日 - 1987年6月22日(剥奪)

空位
次タイトル獲得者
杉谷満
空位
前タイトル保持者
杉谷満
第38代日本フェザー級王者

1987年8月17日 - 1989年1月12日(返上)

空位
次タイトル獲得者
淺川誠二