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村上静人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

村上 静人(むらかみ せいじん、1884年-1960年)は、日本作家翻訳家

略歴

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静岡県の代々医師の家に生まれ、上京して医師となろうとするが、長田秀雄木下杢太郎らと知り合い文学の道を進み、明治大学文学部で学ぶ。赤城正蔵の「アカギ叢書」の創刊に手を貸し、西洋文学の再話、人情本の注釈などの仕事をし、のちには釣りの本を書いた[1]

著書

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  • 『近代歐洲戰爭文學』編 自由講座發行所 1913
  • 『狼と山羊の子 お伽小説』編 自由社 児童文庫 1914
  • 『捨てられた兄妹 お伽小説』編 自由社 1914
  • 乃木大将 英雄物語』編 自由社 1914
  • 『柳太とポチ 少年少女小説』自由社 1914
  • 『軍神廣瀬中佐 英雄物語』編 自由社 1915
  • 『天人息子 お伽小説』編 自由社 1915
  • 『馬鹿の出世 お伽小説』編 自由社 1915
  • 『魔法の鳥 お伽小説』編 自由社 1915
  • 『夕刊賣 少年少女小説』編 自由社 1915
  • 『蝋燭新吉 お伽小説』編 自由社 1915
  • 『釣魚秘伝全集』第1‐7輯 内外社 1932
  • 『釣魚秘伝全集』第8輯 奎文社 1932
  • 『釣魚十二ケ月講座 川の釣・海の釣』全9巻 元光社 1933-34
  • 『黒鯛と穴子の釣り方』釣之研究社 1941
  • 『鯉の釣り方』釣之研究社 1941
  • 『ヤマベ(ハエ)の釣り方』釣之研究社 1941
  • 『魚族説話』釣之研究社 1944

編著

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  • そごう』編 百貨店新聞社出版部 百貨店叢書 1942
  • 『日本百貨店総覧 昭和17年版』編 百貨店新聞社出版部 1942

翻訳

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校注

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  • 『貞操婦女八賢誌(下)・戀の若竹・吉原楊枝』校訂 人情本刊行會 1915
  • 『恩愛二葉草』鼻山人 人情本刊行會 1916 校訂
  • 『戀の花染』松亭金水 人情本刊行會 1916 校訂
  • 近松門左衛門『小春治兵衛 心中物語』人情本刊行会 1916
  • 『春色淀の曙・籔の鶯』校訂 人情本刊行會 1916
  • 『寢覺之繰言』南仙笑楚満人 人情本刊行會 1916 校訂
  • 『軒並娘八丈・萩の枝折』校訂 人情本刊行會 1916
  • 『美なと乃月・春色戀廼染分解・青樓玉語言』校訂 人情本刊行會 1916
  • 『契情肝粒志・珍説豹の卷』校訂 人情本刊行會 1917
  • 『一刻千金梅の春』人情本刊行会 1926

脚注

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  1. ^ 「「アカギ叢書」と村上静人」小林信行「日本古書通信」2007-01