村瀬正彦
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むらせ まさひこ 村瀬 正彦 | |||||
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本名 | 村瀬 正彦[1] | ||||
生年月日 | 1928年8月30日 | ||||
没年月日 | 2008年2月4日(79歳没) | ||||
出身地 | 日本・長野県上田市[2] | ||||
身長 | 167 cm[1] | ||||
血液型 | A型[3] | ||||
職業 | 俳優、声優 | ||||
ジャンル | テレビドラマ、映画、アニメ、吹き替え | ||||
活動期間 | 1950年代 - 1980年代 | ||||
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村瀬 正彦(むらせ まさひこ、1928年8月30日[1][5][2] - 2008年2月4日[6])は、日本の元男性俳優、声優。長野県上田市出身[2]。元劇団新演代表[7]。
来歴
[編集]1952年11月から1953年7月までNHK芸術劇場に在籍[5]。同年9月[5]、劇団七曜会に所属[8][9][5]。1956年、作品座に結成に参加[10]。1959年[10]、PTC芸能部[9][10]、その後、東京俳優生活協同組合所属[1][3][10]。1962年7月、劇団三期会に入団[9][5]。1964年6月に三期会を退団[5]。同年8月[5]、劇団新演に入団し[5][11]。1965年1月の時点では同劇団の代表[7]。
1963年、放送芸能家協会(現在の日本俳優連合)の設立の際に理事となり、1965年から1990年に体調不良により辞任するまで事務局長を務めた[6]。
2008年2月4日逝去[6]。
人物
[編集]出演作品
[編集]テレビドラマ
[編集]- ダイヤル110番 第119話「尾行」(1959年、NTV)
- 東芝日曜劇場 / 栄光の旗(1965年、TBS)
- 七人の刑事 第2シリーズ 第34話「殺人の条件」(1965年、TBS)
- 東芝日曜劇場 / 女と味噌汁 -その二十二-(1972年、TBS)
- 太陽にほえろ!(NTV)
- 第163話「逆転」(1975年)
- 第187話「愛」(1976年)
- 木下恵介・人間の歌シリーズ / もうひとつの春 第2話(1975年、TBS) - 職員
- あかんたれ 第28話(1976年、NHK)
- 少年ドラマシリーズ / 快傑黒頭巾 第6、8話(1976年、NHK)
- 明治の群像 海に火輪を(1976年、NHK) - 勝海舟
- 白い巨塔(1978年) - 大阪高等裁判所の廷吏
- 松本清張おんなシリーズ・馬を売る女(1978年、TBS)
- 熱中時代 第22話「お雛さまとさびしい宇宙人」(1979年、NTV) - 和菓子「金時屋」主人
- あめりか物語 第1話「『写真結構』の不安を抱き海を渡る日系移民の女たち」(1979年、NHK)
- 帝銀事件 大量殺人 獄中三十二年の死刑囚(1980年、ANB)
- 3年B組金八先生 第11話「母に捧げるバラード」(1980年、TBS) - 雀荘の客
- 裸の大将放浪記 第2話「欲張りの人も沢山いるので」(1980年、KTV) - 農夫
- 御宿かわせみ 第15話「江戸は雪」(1980年) - かわせみの客
- 走れ!熱血刑事 第22話「ハラジュク・レディ」(1981年)
- 遙かなりマイ・ラブ -娘たちの戦後-(1981年、TBS)
- 少年ドラマシリーズ / おれたち夏希と甲子園(1982年、NHK)
- テレビ放送開始30周年記念ドラマ / 勇者は語らず(1983年、NHK)
- 天まであがれ! パート2 第5話(1983年、NTV)
- 事件記者チャボ! 第16話「えっ、チャボがドロボー!?」(1984年、NTV) - 毎朝新聞キャップ
- 気分は名探偵 第13話「突然ですが結婚します!」(1984年、NTV) - 山下勉
- ザ・サスペンス / 秘められた心中(1984年、TBS)
- 日立テレビシティ / 輝きたいの 第3、4話(1984年、TBS)
- うちの子にかぎって… 第2シリーズ 第12話「女心がわからないんです…」(1985年、TBS) - ラジオ司会者
- ドラマ人間模様 / 樋口一葉 われは女成りけるものを…(1985年、NHK)
- NHK大河ドラマ
- NHK新大型時代劇 / 武蔵坊弁慶(1986年) - 根井行親 ※第12話では方言指導も担当
- イキのいい奴 第5話「花火は火花」(1987年、NHK)
映画
[編集]- 馬鹿が戦車でやってくる(1964年、松竹)
舞台
[編集]テレビアニメ
[編集]- 1963年
-
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)(宇宙人たち、マギー星人)
- 1964年
-
- 狼少年ケン(1964年 - 1965年)
- 1965年
-
- 宇宙パトロールホッパ
- ジャングル大帝(商人)
- W3(F1号、有金大造の執事の三太夫)
- 1967年
-
- 悟空の大冒険(ロンパリジム、家事ババ、影)
- 1969年
- 1970年
- 1972年
-
- アストロガンガー(ブラスター13)
- 正義を愛する者 月光仮面 ※第11話[15]
- 1973年
-
- 侍ジャイアンツ(中尾碩志)
- 1975年
- 1976年
-
- ゴワッパー5 ゴーダム(戸川博士)
- 母をたずねて三千里
- 1977年
-
- あらいぐまラスカル(マイク・コンウェイ)
- 1980年
- 1984年
-
- ドラえもん(テレビ朝日版第1期)(ホイの父)
劇場アニメ
[編集]- 巨人の星 行け行け飛雄馬(1969年)
- アタックNo.1 涙の世界選手権(1970年、猪野熊コーチ[18])
- アタックNo.1 涙の回転レシーブ(1970年、猪野熊コーチ)
- 巨人の星 大リーグボール(1970年)
- ドラえもん のび太の大魔境(1982年、ブルスス)
吹き替え
[編集]洋画
[編集]- エアポート'77/バミューダからの脱出(ニコラス・セント・ダウンズIII世〈ジョゼフ・コットン〉)※テレビ朝日版
- キャグニーハリウッドへ行く(ジェームズ・キャグニー)
- ショーン・コネリー/盗聴作戦(デラニー、取締官)
- 頭上の敵機(カイザー大尉〈ポール・スチュワート〉)
- 戦略大作戦
- 太陽がいっぱい(フレディ〈ビリー・カーンズ〉)※フジテレビ版
- ハスラー ※フジテレビ版
- バルジ大作戦 ※NET版
- フレンチ・コネクション(クレイン〈ソニー・グロッソー〉)
- ロンメル軍団を叩け(ハインツ・シュローダー大尉〈カール=オットー・アルベルティ〉)※フジテレビ版
海外ドラマ
[編集]- 宇宙大作戦(トーマス・レイトン博士、空軍憲兵隊軍曹)
- 奥さまは魔女(パイロット)
- 刑事コロンボ 死の方程式(エヴァレット・ローガン副社長〈ウィリアム・ウィンダム〉)
- 真説フランケンシュタイン(ヘンリー〈デヴィッド・マッカラム〉)
- スパイ大作戦
- 大量殺戮兵器(技師)
- 死の商人(訊問官)
- 特捜班CI-5(プラム〈ジョン・サヴィデント〉)
- マルコ・ポーロ シルクロードの冒険(イエリ・ショー〈チャン・マー〉)
- ララミー牧場(スリム・シャーマン〈ジョン・スミス〉)
人形劇
[編集]- 宇宙船シリカ(ヒマラヤ博士)
- 海底大戦争 スティングレイ 海底の砂漠(プレスコット)
- サンダーバード
- 原子力機ファイヤーフラッシュ号の危機(テスト機機長)
- 超音ジェット機レッドアロー(ジム・モリッシュ)
- 危険な遊び(ウィリアムズ)
- キャプテン・スカーレット
- 無人戦車ユニトロン(ストーム大佐)
- ミステロン探知機を出せ!(ギアデロ博士)
特撮
[編集]- イナズマンF(1974年) - ナイフデスパーの声、スプレーデスパーの声
- UFO大戦争 戦え! レッドタイガー(1978年) - 指揮官の声
- ロボット8ちゃん(1981年) - ゴキブリアンの声(33、34話)
ラジオドラマ
[編集]- オールナイトニッポン特別番組「がんばれ元気」
- HBC小劇場「犬神歩き」(1963年、北海道放送)
- QR現代劇場「106時間-急行越路の記録」(1963年)
- R1浪曲ドラマ「大江戸三国志」(1964年)
参考文献
[編集]- 『新劇便覧』テアトロ、1965年。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 『日本タレント名鑑(1987年版)』VIPタイムズ社、1987年、238頁。
- ^ a b c d e 信州文芸年鑑」編集部 編『信州文芸年鑑 1981』白文社、1981年7月25日、176頁。
- ^ a b c 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、158頁。
- ^ 「文化庁ニュース」『コピライト』Volume 39、著作権情報センター、1999年8月9日、116頁。
- ^ a b c d e f g h i 新劇便覧 1965, p. 321, 新劇俳優名鑑
- ^ a b c “故・村瀬正彦氏が、私たちに遺したもの”. 久松保夫記念・実演家の権利研究所. 2015年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月20日閲覧。
- ^ a b 新劇便覧 1965, p. 375, 劇団
- ^ a b “陰の功労者・村瀬正彦”. 久松保夫記念・実演家の権利研究所. 2015年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月2日閲覧。
- ^ a b c d 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、106頁。
- ^ a b c d 『タレント名鑑』《NO1》芸能春秋社、1962年、86頁。
- ^ 『出演者名簿(1966年版)』著作権情報センター、1965年、366頁。
- ^ 倉林誠一郎, ed (1966). “昭和二十九年(1954)”. 新劇年代記 戦後編. 白水社. p. 353
- ^ a b 新劇便覧 1965, p. 321, 劇団三期会
- ^ “アタックNo.1”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月4日閲覧。
- ^ 『読売新聞』1972年3月20日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b LD『鋼鉄ジーグ VOL.1』パッケージ裏。
- ^ “鋼鉄ジーグ DVD 特集”. 東映ビデオオフィシャルサイト. 東映ビデオ. 2023年5月21日閲覧。
- ^ “アタックNo.1 涙の世界選手権”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月4日閲覧。