村田武 (経済学者)
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村田 武(むらた たけし、1942年 -)は、日本の経済学者。金沢大学名誉教授、九州大学名誉教授。専門は、農業経済学、世界経済論。博士(経済学)(京都大学、1997年)、博士(農学)(北海道大学、2016年)。福岡県生まれ。
略歴
[編集]- 1942年:福岡県北九州市生まれ
- 1966年:京都大学経済学部卒業(指導教員:山岡亮一・池上惇)
- 1969年:京都大学大学院経済学研究科博士課程中退
- 1969年5月:大阪外国語大学ドイツ語学科助手
- 1976年:大阪外国語大学ドイツ語学科助教授
- 1976年3月:ベルリン・フンボルト大学に留学(文部省在外研究)(1977年3月まで)
- 1981年4月:金沢大学経済学部助教授
- 1986年4月:金沢大学経済学部教授
- 1997年5月:京都大学博士(経済学)「世界貿易と農業政策」(主査:中野一新)
- 1998年4月:九州大学農学部教授
- 2005年4月:愛媛大学農学部教授
- 2008年:愛媛大学特命教授
- 2014年:愛媛大学客員教授
- 2015年:愛媛大学アカデミックアドバイザー
- 2016年3月:北海道大学博士(農学)「現代ドイツの家族農業経営:「資本型家族経営」の新たな経営多角化」
著書
[編集]単著
[編集]- 『現代農業保護貿易の研究』(金沢大学経済学部、1990年)
- 『世界貿易と農業政策』(ミネルヴァ書房、1996年)
- 『WTOと世界農業』(筑波書房、2003年)
- 『コーヒーとフェアトレード』(筑波書房、2005年)
- 『現代東アジア農業をどうみるか』(筑波書房、2006年)
- 『戦後ドイツとEUの農業政策』(筑波書房、2006年)
- 『現代の『論争書』で読み解く食と農のキーワード』(筑波書房、2004年)
- 『ドイツ農業と「エネルギー転換」:バイオガス発電と家族農業経営』(筑波書房、2013年)
- 『現代ドイツの家族農業経営』(筑波書房、2016年)
- 『家族農業は「合理的農業」の担い手たりうるか』(筑波書房、2020年)
- 『農民家族経営と「将来性のある農業」』(筑波書房、2021年)
共著
[編集]編著
[編集]- 『21世紀の農業・農村第1巻:再編下の世界農業市場』(筑波書房、2004年)
- 『21世紀の農業・農村第2巻:再編下の家族農業経営と農協:先進輸出国とアジア』(筑波書房、2004年)
- 『地域発・日本農業の再構築』(筑波書房、2008年)
- 『食料主権のグランドデザイン:自由貿易に抗する日本と世界の新たな潮流』(農山漁村文化協会、2011年)
- 『愛媛発・農林漁業と地域の再生』(筑波書房、2014年)
- 『新自由主義グローバリズムと家族農業経営』(筑波書房、2019年)
共編著
[編集]- (三島徳三)『農政転換と価格・所得政策』(筑波書房、2000年)
- (磯田宏・高武孝充)『新たな基本計画と水田農業の展望:北九州水田農業と「構造改革農政」』(筑波書房、2006年)
- (大隈満・中道仁美)『ゼミナール現代社会と食料・環境・農業 』(農山漁村文化協会、2007年)
- (渡邉信夫)『脱原発・再生可能エネルギーとふるさと再生』(筑波書房、2006年)
監修
[編集]- (和泉真理)『ヨーロッパの先進農業経営:経営・環境・エネルギーの持続性に挑む』(筑波書房、2016年)
訳書
[編集]- V.クレム編『ドイツ農業史:ブルジョア的農業改革から社会主義農業まで』(大薮輝雄との共訳、大月書店、1980年)
- R.バーバック・P.フリン『アグリビジネス:アメリカの食糧戦略と多国籍企業』(中野一新との共監訳、大月書店、1987年)
- ブライアン・ガードナー『ヨーロッパの農業政策』(溝手芳計・石月義訓・田代正一・横川洋との共訳、筑波書房、1998年)
- ジョン・マーチン『現代イギリス農業の成立と農政』(溝手芳計との共監訳、筑波書房、2002年)
- クリストファー・D. メレット、ノーマン・ワルツァー編『アメリカ新世代農協の挑戦』(磯田宏との共監訳、家の光協会、2003年)
- コノー・J.フィッツモーリス、ブライアン・J.ガロー『現代アメリカの有機農業とその将来:ニューイングランドの小規模農場』(レイモンド・A.ジュソーム・Jr.との共監訳、筑波書房、2018年)