東の川簡易郵便局
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東の川簡易郵便局 | |
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基本情報 | |
局番号 | 45703 |
所在地 |
〒639-3704 奈良県吉野郡上北山村西原1161番地の1 |
位置 | 北緯34度5分53.8秒 東経136度4分9.5秒 / 北緯34.098278度 東経136.069306度座標: 北緯34度5分53.8秒 東経136度4分9.5秒 / 北緯34.098278度 東経136.069306度 |
特記事項 | |
2005年4月1日廃止 |
東の川簡易郵便局(ひがしのかわかんいゆうびんきょく)は、かつて奈良県に存在した簡易郵便局である。局番号は45703。
概要
[編集]住所:〒639-3704 奈良県吉野郡上北山村西原1161番地の1 - 北緯34度5分53.8秒 東経136度4分9.5秒 / 北緯34.098278度 東経136.069306度
坂本ダム湖に面し、人里離れた地形険しい山奥の無人集落に所在していた。ダム建設に際し、集落内の郵便局を除く世帯が移転したが、水没しなかった郵便局受託者が受託をやめなかったためとされる。郵趣家、郵便局巡り愛好者のほかに、酷道愛好者、廃村愛好者などにとって有名なスポットであった。有線電話がないため郵便貯金オンライン網が整備されず、最後まで為替貯金事務を昔ながらの手作業で処理していた。
受託者は上北山村であったが、窓口取扱の実務は、村より再委託を受けた個人が「局長代行」の肩書で行っていた。
人里離れた事実上の廃村地域に所在している関係上、運用中だった頃から利用者はほぼ皆無で、稀に旅行貯金を目的とするマニアなどが訪れる程度であり、局舎内には動物が迷い込むことも珍しくなかったという。
2005年3月31日の営業をもって、オフライン局は消滅した。
現在、建物は現存している。
沿革
[編集]- 1950年(昭和25年)9月1日 - 上北山村白川に設置[1]。
- 1953年(昭和28年)3月1日 - 簡易保険事務取扱を開始。
- 1959年(昭和34年)12月1日 - 郵便年金事務取扱を上北山郵便局に移管。
- 1960年(昭和35年)4月18日 - 上北山村大字西原に移転。
- 1961年(昭和36年)6月28日 - 一時閉鎖。
- 1961年(昭和36年)8月1日 - 上北山村字河合へ移転再開。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 廃止[2]。事務取扱引継を上北山郵便局に移管。
取扱内容
[編集]- 営業最終日時点
利用情報
[編集]- 営業最終日時点
- 開館時間 - 8:00~14:30
- 休業日 - 土曜、日曜、祝祭日、お盆(8月13日~8月15日)、年末年始(12月31日~1月3日)
- 駐車場 - なし
アクセス
[編集]公共交通機関によるアクセスは、事実上存在しなかった。
- 上北山村役場から国道169号、国道425号、奈良県道228号東川河合線経由で約35km。
- 尾鷲市役所から国道425号、奈良県道228号東川河合線経由で約26km。
参考文献
[編集]- 日本経済新聞社編、『郵便局―民営化の未来図を読む』、日本経済新聞社、2006年、ISBN 4-532-35193-6
- スーパーひたち、『旅貯の楽しみ 第17号~惜別・東の川簡易郵便局~』、旅貯の会、2005年
- 渡辺宜照編、『簡易郵便局 局名全記録(簡易局のすべて)』、消印同好会、1981年
- 東の川簡易郵便局跡 - YouTube