東ソー・ゼオラム
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種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒931-8371 富山県富山市岩瀬古志町2 |
設立 | 2001年6月 |
業種 | 化学 |
事業内容 | 吸着・脱水用途向け合成ゼオライトの製造[1] |
代表者 | 原田 敦(代表取締役社長)[2] |
資本金 | 5,000万円[3] |
純利益 |
9,246万1,000円 (2023年3月期)[2] |
総資産 |
20億4,190万円 (2023年3月期)[2] |
主要株主 | 東ソー(100%)[3] |
東ソー・ゼオラム株式会社(とうそーゼオラム、英: TOSOH ZEOLUM CO.,LTD)は、富山県富山市に本社を置く化学メーカー。東ソーの完全子会社で、吸着・脱水用途向けの合成ゼオライトやモレキュラーシーブなどの製造を行う。前身は鐵興社の富山工場であり、同社が1969年に始めたゼオライト製造事業がルーツとなっている。
主な製品
[編集]- ローシリカゼオライト (ゼオラム®)[4]:モレキュラーシーブの一種。気体の吸着分離・精製、溶剤や電池用電解液の脱水、精製・医薬品や精密機器の乾燥等の用途。粉末・成形体双方の製造・販売。
- ハイシリカゼオライト (HSZ®) 成形品:Al含有量が少ない合成ゼオライト。酸性ガスなどの脱水・精製、石油化学触媒、VOC(揮発性有機化合物)の濃縮・回収等の用途。なお、粉末状のハイシリカゼオライトは親会社の東ソーにて製造・販売[5]。
沿革
[編集]- 1925年 (大正14年) 3月 - 鐵興社創業。[6]
- 1953年 (昭和28年) 4月 - 鐵興社富山工場操業開始。金属ソーダ・青化ソーダを製造。[7]
- 1969年 (昭和44年) 7月 - 鐵興社富山工場でゼオラム®の製造を開始。[8]
- 1975年(昭和50年) 4月 - 東洋曹達工業 (現東ソー) が鐵興社を吸収合併。[9]
- 1999年 (平成11年) - 酸素PSA用リチウム含有LSX吸着剤 (ゼオラムNSA) の事業化。[10]
- 2001年 (平成13年) 6月 - モレキュラーシーブ事業を東ソー・ゼオラムとして分社化。[1]
- 2013年 (平成25年) - ハイシリカゼオライト (HSZ®) 成形品の事業化。[1]
- 2023年 (令和5年) 2月 - 富山事務所建屋を新設・リニューアル。[1]
事業所
[編集]出典・脚注
[編集]- ^ a b c d e “富山事務所をリニューアルしました”. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b c d “東ソー・ゼオラム株式会社 第22期決算公告”. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b c “東ソーネットワーク”. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b “合成ゼオライト(ゼオラム®)”. 2024年6月30日閲覧。
- ^ a b “合成ゼオライト(ハイシリカゼオライトHSZ®)”. 2024年6月30日閲覧。
- ^ a b “渋沢社史データベース 東洋曹達工業(株)『社史四十年東洋曹達』(1978.04) ページ1”. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b “渋沢社史データベース 東洋曹達工業(株)『社史四十年東洋曹達』(1978.04) ページ19”. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b “渋沢社史データベース 東洋曹達工業(株)『社史四十年東洋曹達』(1978.04) ページ33”. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b “渋沢社史データベース 東洋曹達工業(株)『社史四十年東洋曹達』(1978.04) ページ41”. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b “酸素PSA用LiLSX吸着剤の開発およびその生産技術の開発”. Adsorption News (日本吸着学会) 27. (January 2014) 2024年6月29日閲覧。.