東京女学館短期大学
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東京女学館短期大学 | |
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大学設置 | 1956年 |
創立 | 1886年 |
廃止 | 2003年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人東京女学館 |
本部所在地 | 東京都町田市鶴間1105[注釈 1] |
学部 |
国際文化学科 情報社会学科 |
東京女学館短期大学(とうきょうじょがっかんたんきだいがく、英語: Tokyo Jogakkan Junior College[注釈 2])は、東京都町田市鶴間1105[注釈 1]に本部を置いていた日本の私立大学である。1956年に設置され、2003年に廃止された。
概要
[編集]大学全体
[編集]- 東京都町田市に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人東京女学館[1]。
- 1954年に設置された東京女学館高等学校の専攻科を源流とし、1956年に短期大学として開学[2]。当初は小学校・中学校・高等学校と同一の広尾(羽沢)のキャンパスであったが[注 1]、1978年度に短期大学のみ南町田キャンパスに移転した。学科は、文科のみの単科短期大学であったが[4]、1995年に2学科体制となった[注 2]。
- 2000年度の入学生を最後に[注釈 3]、短期大学としての使命を終える[8]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- 東京女学館短期大学における建学の精神は「知性豊かな気品のある婦人の養成。
教育および研究
[編集]- 短期大学の設置から40年近く文科として、日本文化・欧米文化・情報社会をベースとした専門教育が行われてきた。1995年度に2学科に改組されてからは、日本文化・欧米文化については国際文化学科、情報社会を情報社会学科において新に教育が行われるようになった[9]。
学風および特色
[編集]- 東京女学館の前身である女子教育奨励会は、伊藤博文を創立委員長、北白川宮能久親王を会長として発足し、「諸外国の人々と対等に交際できる国際性を備えた、知性豊かな気品ある女性の育成」を目標とした。[10]。
- 1996年度より海外語学研修が行われていた[11]。
沿革
[編集]- 1886年
- 1887年
- 北白川宮能久親王を会長として、女子教育奨励会が発足される。
- 1888年
- 女子教育奨励会が東京女学館を設立(雲州屋敷)。
- 1923年
- 1951年
- 1954年
- 4月1日 東京女学館高等学校に専攻科を置く。
- 1956年
- 1958年
- 1959年
- 1978年
- 1979年
- 1986年
- 1992年
- 1995年
- 1997年
- 1999年
- 2000年
- 2003年
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 東京都町田市鶴間1105[注釈 1]
象徴
[編集]- 東京女学館短期大学のカレッジマークは右記資料を参照[36]。
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]専攻科
[編集]- なし
別科
[編集]- なし
取得資格について
[編集]附属機関
[編集]- 学術資料館
研究
[編集]- 『東京女学館短期大学紀要』[注釈 2]
学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]- 東京女学館短期大学で活動していたクラブ活動[40]
学園祭
[編集]- 東京女学館短期大学の学園祭は、広尾キャンパス時代は中・高と同時に開催され、南町田キャンパスに移転後は「秋麗祭」として独自開催した[41]。また、同窓会組織である「白菊会」によるバザーなどが催された。
大学関係者と組織
[編集]大学関係者組織
[編集]大学関係者一覧
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歴代学長
教員
[編集]- 井上光貞:専攻科時代の教員。
- 田村幸策
- 深作安文
- 秋山謙蔵
- 高階順治:東大名誉教授の高階秀爾は長男にあたる。
- 石上七鞘
- 樋口清之
- 加藤千恵:元千葉商科大学・千葉短期大学名誉学長である加藤寛の娘にあたる。
出身者
[編集]施設
[編集]キャンパス
[編集]寮
[編集]- なし
対外関係
[編集]他大学との協定
[編集]系列校
[編集]卒業後の進路について
[編集]- 国際文化学科:桜美林大学・共立女子大学・恵泉女学園大学・駒澤大学・実践女子大学・白百合女子大学・玉川大学・帝京大学・東京家政学院大学・武蔵工業大学(現東京都市大学)・明治大学・明星大学・相模女子大学・フェリス女学院大学・横浜商科大学ほか
- 情報社会学科:川村学園女子大学・文京学院大学・淑徳大学・昭和女子大学・専修大学・大東文化大学・東海大学・法政大学・明治学院大学・産業能率大学・立命館大学ほか
注釈
[編集]注釈グループ
[編集]- ^ a b 跡地は、町田市都市づくり部都市政策課による南町田駅周辺地区拠点整備基本方針によって再利用が検討され[35]、高層マンションとなることが決定された。2018年12月には大部分の建物が撤去された。
- ^ a b 出典[39]。
- ^ a b 平成13年度より学生募集停止[7][注 3]。
- ^ a b c d e f g h i j 女のみ
- ^ a b 最終募集となった2000年における体制[37]。
補足
[編集]出典
[編集]- ^ 文教協会'2003.
- ^ 大学資料 (3)より。
- ^ 現行法規総覧 第9編 教育・文化2より。
- ^ 大学時報 = University current review 5(2)(18)より。
- ^ 教学社'1995.
- ^ 廣潤社'1995.8.
- ^ 文教協会'2001.
- ^ a b 文教協会'2004.
- ^ 晶文社'1995.04.
- ^ 「学校の歴史」:東京女学館中学・高等学校ホームページ[1]
- ^ 東京女学館短期大学'1999.
- ^ 短期大学教育 (7)より。
- ^ 学校法人一覧 昭和34年度より。
- ^ 大学資料 (1)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和31年度 (短期大学資料)タイトルより。
- ^ 東京を中心とした全国学校案内 32年版より。
- ^ 文部省'58, p. 21.
- ^ 短期大学一覧 昭和34年度 (短期大学資料 ; 第23号)より。
- ^ 文部省'59, p. 19.
- ^ 東京女学館短期大学の位置変更についてより。
- ^ 短期大学教育 (36)より。
- ^ 全国短期大学一覧 昭和55年度より。
- ^ 全国学校総覧 昭和55年版より。
- ^ 短期大学教育 (42)より。
- ^ 短期大学教育 (43)より。
- ^ 大学資料 (99)より。
- ^ 文教協会'1986.
- ^ 文部省'86, p. 53.
- ^ 文部省'92, p. 65.
- ^ 旺文社'1992.9, p. 256.
- ^ 文教協会'1995.
- ^ 文部省'95, p. 71.
- ^ 文教協会'1998.
- ^ 文部省'99, p. 68.
- ^ 「南町田駅周辺地区拠点整備基本方針(案)」市民意見公募実施結果 2015年4月 町田市都市づくり部都市政策課
- ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 121.
- ^ 文教協会'2000.
- ^ 晶文社'1989.4.
- ^ 東京女学館短期大学紀要より。
- ^ 東京女学館短期大学'1999, p. 19-20.
- ^ 東京女学館'2013.11.
- ^ 東京女学館短期大学'1999, p. 29.
- ^ 東京女学館'2013.11, p. 「お嬢様学校のイメージと夏目雅子」.
- ^ 東京女学館短期大学'1999, p. 23.
参考文献
[編集]全国学校総覧
[編集]- 文部省『全国学校総覧 昭和34年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和35年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和62年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1996年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 2000年版』原書房 。
全国短期大学高等専門学校一覧
[編集]- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 昭和61年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成7年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成10年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成12年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成13年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成15年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成16年度』文教協会 。
日本の私立短期大学
[編集]- 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会 。
短期大学受験案内(晶文社)
[編集]- 晶文社出版編集部/編集『全国短期大学受験案内 1990 '90年度用』晶文社 。
- 晶文社出版編集部/編集『全国短期大学受験案内 1996 '96年度用』晶文社 。
全国短期大学受験要覧(廣潤社)
[編集]- 広潤社編集部『全国短期大学受験要覧. 平成8年版』廣潤社 。
全国短期大学案内(教学社)
[編集]- 教学社出版センター/編集『全国短期大学案内 1996 '96』出版社 。
蛍雪時代
[編集]短期大学入学案内冊子
[編集]- 東京女学館短期大学『東京女学館短期大学 2000入学案内』東京女学館短期大学。
その他
[編集]- 東京女学館史料編纂室/編『東京女学館短期大学史』東京女学館 。