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松岡莉子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松岡 莉子
出身地 日本の旗 日本大阪府豊中市
学歴 王立スコットランド音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 演奏家
担当楽器 ハープ
活動期間 2022年 -
レーベル キングレコード
公式サイト 公式ウェブサイト

松岡 莉子(まつおか りこ)は、日本ハープ奏者。大阪府豊中市出身。

来歴

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主に34弦のケルティックハープを演奏する。3歳でピアノ、14歳でハープをはじめる[1]関西大学第一高等学校関西大学[2]社会学部を経て社会人となり、のちにイギリスハープ協会(Clarsach Society)の奨学生に選ばれ、英国王立スコットランド音楽院(RCS(英語))へ進む(2016年)[2]。同学のスコットランド伝統音楽学科修士課程を2019年に修了[3]

エディンバラ国際ハープフェスティバル[4]en)や「ケルティック・コネクション」に出演のためスコットランドをたびたび訪れる[3]。2021年には林そよか作曲《アイリッシュハープ協奏曲「Voyage of 34 Strings」》を藤岡幸夫指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団とともに初演し[5]、2022年にテレビ東京「エンター・ザ・ミュージック」で放映される[6]

これまでグランドハープを宇野友基子に、スコティッシュハープをジェシカ・バートンはじめレイチェル・ヘアコリーナ・ヒーワット英語版カトリオーナ・マッカイの指導を受けた[7]。「あんたがたどこさ」を始め日本の童謡とスコットランドのハープ楽曲を融合させた作品を手がけ演奏している[8][9][10]

活動の本拠地を日本とアメリカに置き、メジャーデビューは2022年(令和4年)、アルバム『Celtic Breeze』(キングレコード)を発表[1][11]

メディア出演

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ディスコグラフィ

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  • 『New Beginnings』(2020年3月3日、自費出版)
    • クラウドファンディングで出版費用を募り[14]、スコットランドで9曲を録音[15]。スコットランドと日本の伝統音楽に加えてオリジナル曲を収めた。演奏者はAnkna Arockiam、Samrat Majumder、Conor Murray、Micheal Murray、Jocelyn Pettit、Charlie Stewart。
  • 松岡莉子『Celtic breeze』(CD)King Records、2022年7月。KICC-1599。「ケルティックハープ。2022年2月、キング関口台スタジオ第2スタジオ(収録)」 42分42秒。

受賞歴

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  • 2018年 「マーガレット王女記念ケルティックハープ・コンクール」優勝
    • 英国スコットランドで開かれたケルティックハープのコンクール。(The Princess Margaret of the Isles Memorial Prize for Senior Clàr)[16][8]

脚注

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出典

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  1. ^ a b 山岸利行「“繊細”“素朴”癒やしの音色 ケルティックハープ奏者・松岡莉子 メジャーデビュー」『東京新聞』2022年8月2日。2024年2月11日閲覧。
  2. ^ a b 〝美しすぎるハープの伝道師〟松岡莉子「ケルティックハープと日本の音楽を世界に発信したい」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』。2024年2月11日閲覧。
  3. ^ a b The Celtic Harp mini recital: Riko Matsuoka, The Princess Margaret of the Isles Memorial Prize for Senior Clàrsach's winner”. NPO法人 日本スコットランド交流協会 The Japan Scotland Association (JSA) (2020年1月17日). 2024年2月11日閲覧。
  4. ^ Edinburgh International Harp Festival” (英語). Edinburgh International Harp Festival. 2024年2月11日閲覧。
  5. ^ Meet the Classic Vol.43”. 関西フィルハーモニー管弦楽団. 2021年8月11日閲覧。
  6. ^ a b BSテレ東: “松岡莉子×林そよか:アイリッシュ・ハープ協奏曲世界初演”. エンター・ザ・ミュージック. テレビ東京 (2022年10月22日放送). 2024年2月16日閲覧。
  7. ^ 松岡莉子”. キングレコード公式サイト. 2024年2月16日閲覧。
  8. ^ a b ケルティックハーピストの松岡莉子さんの紹介”. web.archive.org. 在エディンバラ日本国総領事館 (2018年8月31日). 2022年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月16日閲覧。
  9. ^ Antagata Dokosa : Variations for Celtic harp(あんたがたどこさ変奏曲)/ Riko Matsuoka」(YouTube動画)。2024年2月16日閲覧
  10. ^ スコティッシュハープコンクール優勝者、松岡莉子さんによる演奏”. 会員の活動やお知らせ. NPO法人 日本スコットランド交流協会 The Japan Scotland Association (2020年1月17日). 2022年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月16日閲覧。 “Scotland DAY 2020 第3部では、ケルティックハープ奏者の松岡莉子さんによる演奏があります。”
  11. ^ ケルティックハープ奏者・松岡莉子 メジャーデビューアルバム『Celtic Breeze』発売記念コンサートを開催”. キングレコード. 2022年8月27日閲覧。 “松岡莉子(ケルティックハープ)。ゲスト:西川智子(ホイッスル&フルート)/シェイリー・マリー(ボーカル)”
  12. ^ 知らないことだらけのハープを楽しむ休日”. 題名のない音楽会. テレビ朝日. 2024年2月16日閲覧。 “出演者:上松美香(アルパ)、景山梨乃(グランドハープ)、松岡莉子(ケルティックハープ)、助川太郎(ギター)、西嶋 徹(コントラバス)、LEO。「偉人たちが残した言葉」:ハープの最大の魅力は音色の幅が驚くほど広いこと。まるでオーケストラのように。~ハープ奏者 グザヴィエ・ドゥ・メストレ英語版~”
  13. ^ 日本放送協会 (2024年2月11日). “松岡 莉子(ケルティックハープ)”. リサイタル・パッシオ. 2024年2月11日閲覧。
  14. ^ 【プロジェクト終了報告】ご支援ありがとうございました! / 世界へ挑戦!日本人ケルティックハープ奏者としてのCDを形に! - クラウドファンディング READYFOR”. readyfor.jp. 2024年2月16日閲覧。
  15. ^ Riko Matsuoka (New Beginnings)」(YouTube動画)。2024年2月16日閲覧
  16. ^ Armadale Castle, Gardens & Museum of the Isles, Skye『Highlights from the Princess Margaret of the Isles Senior Clarsach competition, 15 June 2018 (videos) [マーガレット王女記念シニア・ハープ奏者競技会の名場面集(ビデオ)]Facebook、2018年6月15日https://www.facebook.com/ArmadaleCastleSkye/videos/highlights-from-the-princess-margaret-of-the-isles-senior-clarsach-competition-1/1742527002451180/2024年2月16日閲覧。「The inaugural Princess Margaret of the Isles Prize for Senior Clarsach, held at Armadale Castle Stables on Saturday 16 June.」 

外部リンク

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