松島進
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松島 進(まつしますすむ、1913年1月5日 - 2009年)は 女性、ファッション写真、およびヌード肖像画で有名であった日本人写真家。
略歴
[編集]東京の牛込生まれ。1930年、東京高等工芸学校(後の千葉大学工学部画像工学科、現総合工学科デザインコース情報コミュニケーション教育研究領域)に入学し[1]、写真を学ぶ。そこでは、大束元がフェロー学生であった。1933年に卒業後、時事新報社に入社したが、間もなく退社して日活に移り[1]、多摩川撮影所でスチルカメラマンを務める[1]。女性写真の第一人者として活躍した[1]。写真家として雑誌「写真タイムズ」や写真雑誌などに投稿していた。
1948年、「写真家集団」を松木不二夫、尾崎三吉らと創立し[1]、精力的に活動を続けた。主宰する研究会で田中光常を指導した[2]。1950年、日本写真家協会結成に携わり、初の名誉会員になる[1]。このほか、日本写真作家協会の名誉会員や、東京写真専門学院(現:専門学校東京ビジュアルアーツ)で名誉校長の職に就いた。
2009年、週刊平凡パンチで「松島進 追悼グラビア」が打たれた。
個展
[編集]- 第1回松島進女性写真展松島進第1回松島進女性写真展 (1952年) [3]
- 松島進松島進女性写真教室(1969年)
刊行物
[編集]- 『女性撮影の実際 』アミコ出版社、1951年
- 『女性美の寫し方』大泉書店、1951年
- 『若い女性のヌード:色の36枚』(三世新社、1968年)ポートフォリオ。
- 共著『ポートレート・ヌード・フォトグラフイ』(松島進フォトスタジオ、1979年)
- 『アート・フォルム:70人のモデルによる裸婦ポーズ』(エルテ出版、1990年)ISBN 4-87199-020-6
- 『スターポートレート集 ポートレート スターポートレート集』[4]
- 『ヌードフォルム』
参考文献
[編集]- 公益社団法人日本写真家協会 日本写真保存センター
- カメラレビュー第』55(1978年11月発行)世界のカメラ名機50選[5]
- 松島進著『アート・フォルム―70人のモデルによる裸婦ポーズ (大型本)』 エルテ出版(1990年)
- 『日本 日本の写真 内なるかたち・外なるかたち 1 渡来から1945まで』(東京都写真美術館、1996年(in Japanese and English))
- 『日本写真家事典 / 328人の優秀な日本人写真家。(短歌社、2000年) ISBN 4-473-01750-8
- 『写真家はなにを表現したか:1945 – 1960』(コニカプラザ、1991年)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “収集した代表作(松島進)”. 日本写真保存センター (2014年11月13日). 2021年7月8日閲覧。
- ^ “田中光常 :: 東文研アーカイブデータベース”. www.tobunken.go.jp. 2021年7月8日閲覧。
- ^ According to Shashinka wa nani o hyōgen shita ka, p.35; this gives no information beyond the title and year.
- ^ According to Shashinka wa nani o hyōgen shita ka, p.35; this gives no information beyond the title.
- ^ なお、「世界のカメラ名機50選」の企画において、松島は以下のカメラを選んだ。ハッセルEL/M、ライカフレックスSL2、レフレックスコレレⅡ、ローライコードF3.5、ローライフレックス2.8F、ミノックスC、リンホフテヒニカⅣ、カルダンカラー、ローライフレクスSLX、ニコンS3、ペンタックス6X7、キャノンA-1、マミヤRB67