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松本亮 (ボクサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松本 亮
基本情報
本名 松本 亮
通称 ジャニーズ系ボクサー[1]
階級 スーパーバンタム級
身長 176.0cm[2]
リーチ 174.0cm[2]
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1994-01-11) 1994年1月11日(30歳)
出身地 神奈川県川崎市川崎区
スタイルボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 24
KO勝ち 21
敗け 3
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松本 亮(まつもと りょう、1994年1月11日 - )は、日本プロボクサー神奈川県川崎市川崎区出身[3]大橋ボクシングジム所属[4]。第34代OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者。マネジメントは株式会社セカンドキャリア。

来歴

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小学3年の時、辰吉丈一郎VSウィラポン・ナコンルアンプロモーション戦をテレビで観てプロボクサーに憧れるようになり、元プロボクサーの父・鉄男を説得して地元のボクシングジムに通う[3][5]。小学6年でさらなるレベルアップを目指し、大橋秀行が会長を務める大橋ジムに移籍[3][5]。中学3年の時に第1回全国U-15ジュニアボクシング大会で優勝[3]

高校は横浜高校に進学。2年次に選抜インターハイ国体で優勝、3年次にインターハイを連覇して高校四冠を達成[5]

高校在学中の2011年10月25日、プロ転向を表明[6]。11月15日にB級プロテストを受験して合格[7]

2011年12月31日、横浜文化体育館でのペッジョムトーン・ソー・タナピンヨー戦でプロデビュー。1回1分34秒KO勝ちを収めデビュー戦を勝利で飾った[8][9]

2013年2月26日、後楽園ホールインドネシアフライ級7位のジョン・バジャワと53.0kg契約で対戦し、初回KO勝利[10]

2013年6月24日、プロ8戦目で日本スーパーフライ級11位の宮森卓也(エイティーン古河)と対戦し[11]、連続KOは途切れたものの判定勝ちを収めた[12]。試合後の同月26日に発表された日本ランキングで日本スーパーフライ級11位にランクインした[13][14]。7月5日、東日本ボクシング協会の2013年6月度月間新鋭賞に選出された[15]

2014年4月6日、大田区総合体育館久高寛之仲里)とバンタム級8回戦で対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[16]

2014年9月5日、国立代々木競技場第二体育館で、元世界2階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位のデンカオセーン・カオウィチットと53.5kg契約8回戦で対戦し、2回32秒KO勝ちを収めた[17][18]

2014年12月30日、東京都体育館OPBF東洋太平洋スーパーフライ級5位のルサリ・サモールとOPBF東洋太平洋同級王座決定戦を行い、12回43秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[19]

2015年3月23日、バンタム級に転向する為にOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座を返上した[20]

2016年5月8日、有明コロシアムでビクトル・ウリエル・ロペスと54.4kg契約8回戦で対戦し、プロ初黒星となる5回1分4秒TKO負けを喫した[21]

2016年12月30日、有明コロシアムでビクトル・ウリエル・ロペスと54.5kg契約8回戦で再戦し、6回2分45秒TKO勝ちを収め前戦の借りを返した[22]

2017年1月10日、WBOは松本をWBO世界スーパーバンタム級15位にランクインした[23][24]

2017年3月27日、後楽園ホールで行われた第59回フェニックスバトルで日本バンタム級11位の坂本英生(フジタ)と56.0kg契約10回戦で対戦し、初回1分57秒TKO勝ちを収めた[25]

2017年12月31日、WBAは松本をWBA世界スーパーバンタム級11位にランクインした[26]

2018年2月28日、後楽園ホールでWBA世界スーパーバンタム級王者のダニエル・ローマンに挑戦し、12回0-3(110-118、109-119×2)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[27][28][29]

2018年9月11日、後楽園ホールで行われた第65回フェニックスバトルで日本フェザー級8位の佐川遼と対戦し、3回1分30秒TKO負けを喫した[30]

2019年4月8日、後楽園ホールで行われた第67回フェニックスバトルでインドネシアフェザー級3位のカルオス・オビスルと対戦し、2回1分18秒TKO勝ちを収め、連敗から脱出した[31]

2020年8月24日、後楽園ホールで行われた第72回フェニックスバトルで日本スーパーバンタム級17位の水野拓哉とフェザー級契約で対戦し、8回3-0(76-75×2、77-74)で判定勝ちを収めた[32]

エピソード

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  • ボクシングを始めた頃に芸能事務所から誘いもあり、小学5年のときにテレビ番組で明石家さんまと共演したこともある[1]
  • アマチュア時代の異名は「軽量級の村田諒太」だった[33]
  • 試合では「江南スタイル」のダンスで美女とともに入場する[34]
  • ボクシングと並行して2012年2月9日発売のファッション誌「HR」で「RYO」の名でモデルデビューした[1]

戦績

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  • アマチュアボクシング:56戦53勝(39KO・RSC)3敗
  • プロボクシング:27戦24勝(21KO)3敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2011年12月31日 1R 1:34 KO ペッジョムトーン・ソー・タナピンヨー タイ王国の旗 タイ プロデビュー戦
2 2012年4月1日 1R 2:01 KO ニチャオ・ルークマカムワン タイ王国の旗 タイ
3 2012年5月5日 2R 2:00 TKO スースー・シッジャーデーン タイ王国の旗 タイ
4 2012年10月2日 2R 2:53 TKO 金子達也 日本の旗 日本
横浜光
5 2013年1月5日 1R 2:29 KO ジョムラーチャン・トー・ラグー タイ王国の旗 タイ
6 2013年2月26日 1R 2:03 TKO ジョン・パジャワ インドネシアの旗 インドネシア
7 2013年4月16日 5R 2:53 TKO 古藤功徳 日本の旗 日本
(折尾)
8 2013年6月24日 8R 判定 3-0 宮森卓也 日本の旗 日本
(18古河)
9 2013年10月21日 2R 2:46 KO アレガ・ユニアン インドネシアの旗 インドネシア
10 2014年4月6日 8R 判定 3-0 久高寛之 日本の旗 日本
仲里
11 2014年6月23日 1R 1:30 KO ズン・リンダム インドネシアの旗 インドネシア
12 2014年9月5日 2R 0:32 KO デンカオセーン・カオウィチット タイ王国の旗 タイ
13 2014年12月30日 12R 0:43 TKO ルサリ・サモール タイ王国の旗 タイ OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦
14 2015年3月5日 2R 0:33 KO タヌトン・チョーカンワル タイ王国の旗 タイ
15 2015年8月20日 5R 1:24 KO ルイス・メイ メキシコの旗 メキシコ
16 2015年10月22日 5R 0:35 KO タウィー・トダンマ タイ王国の旗 タイ
17 2015年12月29日 2R 1:49 TKO ジャストニ・アウティダ フィリピンの旗 フィリピン
18 2016年5月8日 5R 1:04 TKO ビクトル・ウリエル・ロペス メキシコの旗 メキシコ
19 2016年12月30日 6R 2:45 TKO ビクトル・ウリエル・ロペス メキシコの旗 メキシコ
20 2017年3月27日 1R 1:57 TKO 坂本英生 日本の旗 日本
(フジタ)
21 2017年5月21日 2R 1:35 TKO ヘンドリック・バロンサイ インドネシアの旗 インドネシア
22 2017年8月30日 5R 1:36 TKO ジェイソン・ブターブター インドネシアの旗 インドネシア
23 2018年2月28日 12R 判定0-3 ダニエル・ローマン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
24 2018年9月11日 3R 1:30 TKO 佐川遼 日本の旗 日本
三迫
25 2019年4月8日 2R 1:18 TKO カルオス・オビスル インドネシアの旗 インドネシア
26 2019年12月2日 4R 1:24 TKO 伊藤仁也 日本の旗 日本
(三河)
27 2020年8月24日 8R 判定3-0 水野拓哉 日本の旗 日本
松田
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獲得タイトル

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テレビ出演

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脚注

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  1. ^ a b c ジャニーズ系ボクサー松本モデルになる! 日刊スポーツ 2012年1月29日
  2. ^ a b 松本亮は身長差10センチ「アッパーが当たりやすい」 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月26日
  3. ^ a b c d 松本 亮さん タウンニュース 2011年11月4日号
  4. ^ 高校総体フライ級2連覇 松本亮 大橋ジムに スポニチアネックス 2011年10月25日
  5. ^ a b c 未来の王者 高校4冠松本が12月デビュー 日刊スポーツ 2011年10月26日
  6. ^ 高校4冠の松本がプロ転向 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年10月27日
  7. ^ 松本亮、B級プロテスト合格-12月31日いよいよデビュー ボクシングニュース「Box-on!」 2011年11月16日
  8. ^ 内藤、松本、原の元高校王者勝つ ボクシングニュース「Box-on!」 2012年1月1日
  9. ^ 高校4冠松本94秒KO発進/ボクシング 日刊スポーツ 2012年1月1日
  10. ^ 松田が元日本王者の岡田をTKO 2.26後楽園ホール ボクシングニュース「Box-on!」 2013年2月26日
  11. ^ 高校4冠松本亮が日本ランカーと初対戦 日刊スポーツ 2013年6月24日
  12. ^ 松本がデビュー8連勝 連続KOはストップ ボクシングニュース「Box-on!」 2013年6月24日
  13. ^ 2013年6月度ランキング 日本ボクシングコミッション(JBC) 2013年6月26日
  14. ^ ホープ松本はSフライ級11位に 最新日本ランキング ボクシングニュース「Box-on!」 2013年6月26日
  15. ^ 6月の月間賞 MVPは和氣慎吾 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年7月5日
  16. ^ 井上拓が2戦目で世界4位下す 松本は久高に勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年4月6日
  17. ^ 村田諒太3-0判定勝ち、松本亮はデンカオに快勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年9月5日
  18. ^ 松本、初の世界ランカー戦KOで無敗守る 日刊スポーツ 2014年9月6日
  19. ^ 松本亮が最終回TKO勝ち、無敗のままOPBF王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月30日
  20. ^ 松本亮がバンタム級へ 東洋太平洋王座は返上 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年3月31日
  21. ^ 井上拓真が2回TKO防衛、松本亮まさかのプロ初黒星 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月8日
  22. ^ 松本亮がリベンジ復帰成功、井上浩はランカー撃破 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月30日
  23. ^ WBO RANKING JANUARY 2017 WBO公式サイト 2017年1月10日
  24. ^ ヘビー級の藤本京太郎らWBOランキング入り Boxing News(ボクシングニュース) 2017年1月25日
  25. ^ 松本亮がランカー坂本を初回TKO、井上浩樹7連勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月27日
  26. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2017年12月31日
  27. ^ Roman defeats Matsumoto to keep WBA 122lb belt Fightnews.com 2018年2月28日
  28. ^ Roman retained WBA Super Bantamweight title in Japan WBA公式サイト 2018年2月28日
  29. ^ 松本亮は大差判定負け、ローマン初防衛成功 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月28日
  30. ^ 佐川遼が松本亮を下す 右ストレートで3回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2018年9月11日
  31. ^ 八重樫東が快勝 4階級制覇に向けてアピール Boxing News(ボクシングニュース)2019年4月8日
  32. ^ 日本S・バンタム級3位の松本亮 水野拓哉に辛勝 Boxing News(ボクシングニュース)2020年8月24日
  33. ^ 告知 せりしゅんや的アマボク通信 2010年7月18日
  34. ^ 松本亮デビュー5戦連続KO/ボクシング 日刊スポーツ 2013年1月6日
  35. ^ TBSドラマ「潜入探偵トカゲ」 松本亮が出演 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年5月27日

関連項目

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外部リンク

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空位
前タイトル保持者
アーサー・ビラヌエバ
第34代OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者

2014年12月30日 - 2015年3月23日(返上)

空位
次タイトル獲得者
井上拓真