松本新八郎
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松本 新八郎(まつもと しんぱちろう、1913年11月24日[1] - 2005年12月10日[1])は、日本の歴史学者、専修大学教授。
来歴
[編集]愛媛県生まれ[1]。1934年松山高等学校を卒業[2]し、東京帝国大学文学部国史学科に入学。同期入学に、家永三郎、石母田正らがいる[3]。1937年東京帝国大学卒業[1][4]。同年から1945年まで東京帝国大学史料編纂所勤務[5]。1945年から1948年まで松山経済専門学校(現・松山大学)教授[5]。1947年4月20日に行われた第1回参議院議員選挙に愛媛県選挙区から立候補するが落選[6]。その後、日本評論社勤務、東京都立大学 (1949-2011)講師、文化学院講師など[5]を経て、1966年から1984年まで専修大学教授[5]。
マルクス主義歴史学の立場から日本の封建制を研究、南北朝の争乱が封建革命であると主張した。
著書
[編集]- 封建的農地所有の成立過程 (伊藤書店(日本学術論叢) 1948年)
- 中世社会の研究 (東京大学出版会 1956年)
- 日本史の人物 (未来社 1958年)
- 民謡の歴史 (雪華社 1965年)
- 中世の社会と思想 (校倉書房 1983年)
共編著
[編集]- 国民の文学 第1 古典篇 (永積安明共編 御茶の水書房 1953年)
- 日本歴史入門 (松島栄一、藤井松一共著 合同出版社 1958年) (合同新書)
- 近代日本における歴史学の発達 (野原四郎、江口朴郎共編 青木書店 1976年)
著作目録
[編集]参考文献
[編集]- 日本人名大辞典
- 松本新八郎、矢沢康祐「松本新八郎教授年譜」『専修史学』第16号、専修大学歴史学会、1984年、176-187頁、NAID 40002209215。
- 佐藤和彦「松本新八郎先生を偲ぶ」『歴史評論』第675号、校倉書房、2006年、106-107頁。
脚注
[編集]- ^ a b c d 佐藤和彦 2006
- ^ 『松山高等学校一覧 昭和9年度(第16学年度)』松山高等学校、1935年、117頁。NDLJP:1449105/64。
- ^ 『官報』第2214号、昭和9年5月22日、p.589. NDLJP:2958689/11
- ^ 『官報』第3099号、昭和12年5月6日、p.142
- ^ a b c d 松本新八郎 & 矢沢康祐 1984
- ^ 参議院事務局総務部資料課 編『第1回参議院議員選挙一覧(昭和22年版)』参議院事務局、1950年3月5日、160頁。NDLJP:1340459/94。