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松沢俊夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松沢 俊夫(まつざわ としお、1933年8月29日 - 2020年9月22日)は、東京都出身の競馬評論家

研究ニューストラックマンの弟・松沢昭夫は、かつて岡部幸雄のエージェントとしても活躍。

経歴

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父は騎手[1]。幼少の頃から馬と接して育ち、3歳から中山競馬場の厩舎を遊び場として育つ[1]。5歳の時に遊び相手の馬を追い掛け回すあまり、後ろ脚で頭部を蹴られて瀕死の重傷を負うが、奇跡的に一命を取りとめる[1]

1951年トキノミノルが勝った皐月賞の時に専門紙競馬研究へ入社[1]。以降、ラジオ関東ラジオたんぱの解説者を経て[1]1984年から2002年まで中央競馬ワイド中継・ハイライトCTCTVKTVS)に出演。ハイライトは1984年4月7日の第1回から阿部幸太郎と共に出演し、番組後半の桜花賞展望ではダイアナソロン(3番人気1着)を1番手評価したが、これを聞いたゲストの加藤みどり声優)が「そんなに松沢さんがダイアナソロンを推していらっしゃると…」と、自身の本命ファイアーダンサー(2番人気9着)との間で迷っていた[2]

紙面ではコラム「ズバリこの馬」[1]「返し馬判断」[3]を担当し、1995年東京優駿タヤスツヨシジェニュインの一点を的中[1]作家安部譲二は自身の著書の中で「パドック解説でいろいろ馬鹿なことをいう連中の中で、松沢俊夫には馬を見る目があります。専門紙の『競馬研究』で「返し馬判断」をやっていますが、その記事に彼の能力の片鱗がうかがえます。いいところを見ています。」[3]と評価している。

その後も毎週、美浦トレーニングセンターで調教を取材し、グリーンチャンネルJRAでの調教VTR解説を担当[1]

退社後は2003年から競馬情報サイト「ホースシューズ」で執筆していたが、2017年引退[4]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 競馬解説者 松沢俊夫 プロフィール
  2. ^ スタッフの四方山話 第154話(中央競馬ワイド中継・ハイライト)
  3. ^ a b 安部譲二「極道の恩返し 安部譲二 ワルの馬券学」文藝春秋1987年5月1日ISBN 4890367128、p233。
  4. ^ 今週の調教から