松浦大悟
松浦 大悟 まつうら だいご | |
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生年月日 | 1969年10月3日(55歳) |
出生地 | 日本 広島県広島市 |
出身校 | 神戸学院大学法学部 |
前職 | 秋田放送アナウンサー |
所属政党 |
(無所属→) (民主党→) (民進党(菅G・前原G)→) (無所属→) (希望の党→) (無所属→) 日本維新の会 |
称号 | 法学士 |
公式サイト | 松浦大悟 公式ページ |
選挙区 | 秋田県選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2007年7月29日 - 2013年7月28日 |
まつうら だいご 松浦 大悟 | |
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プロフィール | |
出身地 | 日本 広島県広島市 |
生年月日 | 1969年10月3日(55歳) |
最終学歴 | 神戸学院大学法学部 |
職歴 | 秋田放送→参議院議員 |
活動期間 | 1992年 - 2006年 |
ジャンル | 報道、情報 |
出演番組・活動 | |
出演経歴 | 『ゆうドキっ!』ほか |
松浦 大悟(まつうら だいご、1969年10月3日 - )は、日本の政治家、元秋田放送アナウンサー。参議院議員(1期)、民主党・民進党秋田県連代表を務めた。
来歴
[編集]広島県広島市出身。広島市立基町高等学校、神戸学院大学法学部卒業。大学卒業後の1992年秋田放送にアナウンサーとして入社。2006年12月、同社退社。
2007年7月、第21回参議院議員通常選挙に無所属(民主・社民推薦)で秋田県選挙区から出馬し、初当選。選挙前は当選後の国会における所属について、民主党・社民党・連合・鈴木陽悦参議院議員の意向を聞いた上で所属政党・会派を決定する考えを表明していたが、当選後の8月4日には一転、将来的な民主党入党を見据えた民主党・新緑風会への入会を希望。しかし、これに社民党が反発したため[1]9月10日召集の第168臨時国会での会派入りを見送った。
その後、民主党は新党日本・国民新党を加えた新たな会派を結成し、社民党も松浦の民主党会派への入会を容認する姿勢に転じたため、松浦は2008年7月、民主党秋田県連(寺田学代表)に民主党入党を打診し、8月11日に県連常任幹事会で松浦の民主党入りが了承され[2]、党本部も9月1日に常任幹事会で松浦の入党を了承した[3]。民主党秋田県連幹事長を経て、2009年12月に県連代表に就任した[4]。2010年6月、菅直人執行部で党副幹事長の1人に就任するも1週間ほどで自ら辞退。農林水産・国土交通省に関する陳情を担当[5]。
2012年12月、予算委員会の理事に就任。同年12月16日の第46回衆議院議員総選挙で民主党は議席を「231」から「57」に減らし、野田佳彦代表は同日夜、引責辞任を表明[6]。野田の辞任に伴う代表選挙(12月25日投開票)では馬淵澄夫の推薦人に名を連ねた[7]。
2013年7月、第23回参議院議員通常選挙に民主党公認で秋田県選挙区から出馬して、落選した。
2016年7月、第24回参議院議員通常選挙に民進党公認の野党統一候補として秋田県選挙区から出馬し、落選した[8]。同年9月20日、政界引退を公表[9]。
2017年5月、民進党員の資格を更新をせず、一般党員でもなくなる[10]。同年10月3日、希望の党は第48回衆議院議員総選挙秋田1区の公認候補として松浦を擁立することを発表[11]。同選挙区は民進党前職の寺田学が地盤としていたが、寺田は希望の党の裁定によりコスタリカ方式で比例東北ブロック単独1位に回ることとなり、「前職でありながら、思い入れの強い1区から立候補できず非常に残念で不本意」「松浦さんとは何も話をしていないが、感情的なしこりがないと言えばうそになる」と寺田が述べるなどわだかまりが残る形となった[12]。同年10月22日、小選挙区で落選し、比例東北ブロックにおいても落選した[13]。
2022年4月27日、日本維新の会が同年夏の第26回参議院議員通常選挙比例区に松浦を擁立すると発表した[14]。
2022年の第26回参議院議員通常選挙には日本維新の会公認で比例区から立候補した[15][16]。7月10日の投開票の結果、松浦の比例個人票順位は維新の比例候補者26人中14位(松浦の個人票数は20,222票)となったため、維新が比例で獲得した8議席に届かず落選した[15][16]。
同年9月9日、日本維新の会本部は松浦を次期衆院選の秋田1区公認候補予定者に相当する同区支部長に任命すると発表した[17]。これにより、2024年10月27日投開票の第50回衆議院議員総選挙に秋田1区から立候補したが、小選挙区で落選し、比例東北ブロックでも日本維新の会が議席を得ることができなかったため落選となった[18]。
人物
[編集]LGBTに対して
[編集]2017年の衆院選落選後の10月26日、本人公式Twitterでゲイであることをカミングアウトした[19][注 1]。翌10月27日、産経新聞がこれを記事に取り上げたが、「希望の党がカミングアウトを阻止した」と誤読されるとして、松浦は取材が無かったことと共に記事に不満の意を表明し、同日、同紙秋田支局長から誤読を招いたとして謝罪の電話を受けたとしている[21]。なお本人は2021年の自著『LGBTの不都合な真実 活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か』で「左翼運動の変形としてのLGBT運動では社会変革はできません」と昨今の先鋭化するLGBT運動を批判している。
政策
[編集]- 憲法改正に賛成[22]。
- 憲法9条を改正して、自衛隊の役割や限界を明記すべき[22]。
- 緊急事態条項の創設に賛成[22]。
- 参院選で隣接する県を一つの選挙区にする「合区[要曖昧さ回避]」をなくすための憲法改正に賛成[22]。
- 原発は日本には、当面は必要だが、将来的には廃止すべき[22]。
- 核武装について、将来にわたって検討すべきでない[22]。
- 選択的夫婦別姓導入に賛成[23]。
騒動
[編集]2013年11月11日、前年12月の第46回衆議院議員総選挙において秋田3区より民主党公認候補として出馬し落選した三井マリ子から、慰謝料など計約2760万円を求める訴訟を秋田地裁横手支部におこされた。三井は訴状の中で、県連代表を務める松浦らが三井の人格を否定するような言動を行い、民主党が支出すべき供託金の分配も行わなかったと主張[24]。これを受けて民主党秋田県連は2013年11月22日、今回の衆院選では三井個人の資金は一銭も使われておらず、党のお金を原資とした供託金は公金なのだから秋田3区総支部に戻すべき、「三井氏の言動があまりにも酷く、これ以上応援できないとする支援者たちが続出していた」と反論し争う構えを見せた[25]。松浦は2014年5月10日、三井の供託金300万円を返金したと述べた[26]。2014年2月には三井名義の口座を無断で開設したとして刑事告発されていた松浦の元秘書が書類送検されたが、同年10月、秋田地検は「選挙実務は元秘書に任されており、口座開設を含む包括的な委任があったと認められる」として元秘書を嫌疑不十分で不起訴処分とした[27]。
選挙
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 第21回参議院議員通常選挙 | 2007年 7月29日 | 37 | 秋田県 | 無所属 | 57万823票 | 50.36% | 1 | 1/3 | / |
落 | 第23回参議院議員通常選挙 | 2013年 7月21日 | 43 | 秋田県 | 民主党 | 19万4497票 | 39.02% | 1 | 2/4 | / |
落 | 第24回参議院議員通常選挙 | 2016年 7月10日 | 46 | 秋田県 | 民進党 | 23万6521票 | 43.99% | 1 | 2/3 | / |
落 | 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年10月22日 | 48 | 比例東北(秋田1区) | 希望の党 | 5万3850票 | 36.42% | 1 | 2/3 | 8/3 |
落 | 第26回参議院議員通常選挙 | 2022年 7月10日 | 52 | 比例区 | 日本維新の会 | 2万222票 | 50 | / | 14/8 | |
落 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 55 | 秋田1区 | 日本維新の会 | 1万7865票 | 12.35% | 1 | 3/4 | / |
著作
[編集]- 『LGBTの不都合な真実 活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か』(秀和システム、2021年、ISBN 9784798065564)
秋田放送在籍中の担当番組
[編集]テレビ
ラジオ
- No.5(ナンバーファイブ)(パーソナリティ)
- 元気満タン秋田だwin(パーソナリティ)
- ごごはWIN'S(中継担当)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 参院選秋田選挙区の松浦氏、民主会派入りの意向表明(2007年8月4日23時4分 読売新聞)
- ^ 民主県連:松浦氏入党を承認「知事選候補はこれから」 /秋田(2008年8月12日13時1分配信 毎日新聞)
- ^ 2008/09/01 松浦大悟参議院議員の入党を了承 常任幹事会(民主党 web-site)
- ^ 新代表に選出されました(松浦大悟ブログ)
- ^ 副幹事長に寺田、松浦氏ら14人 民主党(2010年6月15日10時32分配信 秋田魁新報)
- ^ “野田首相、民主党代表辞任を表明 「最大の責任は私に」”. 朝日新聞. (2012年12月16日) 2021年11月29日閲覧。
- ^ “馬淵氏と海江田氏の推薦人 民主代表選”. 日本経済新聞. (2012年12月25日) 2021年11月29日閲覧。
- ^ “【参院選・秋田】対決抜け出し自民・石井浩郎氏再選 民進・松浦大悟氏「私の力不足」”. 産経ニュース. 産経デジタル (2016年7月10日). 2017年12月20日閲覧。
- ^ http://www.sakigake.jp/news/article/20160920AK0031/
- ^ https://twitter.com/GOGOdai5/status/858528520724652032
- ^ “【衆院選】希望の党・第1次公認リスト(192人)”. 産経新聞. (2017年10月3日) 2017年10月12日閲覧。
- ^ “2017衆院選:希望、1区に松浦氏 1次公認、寺田氏は単独比例へ /秋田”. 毎日新聞. (2017年10月4日) 2022年4月27日閲覧。
- ^ 秋田-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
- ^ “参院選に4候補 維新”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2022年4月27日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ a b “参院選2022 比例区の候補者一覧・開票結果”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b “日本維新の会|第26回参院選|毎日新聞”. 毎日新聞デジタル. 毎日新聞社. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “日本維新の会、次期衆議院選挙の公認候補5人発表”. 日本経済新聞電子版. 日本経済新聞社 (2022年9月10日). 2022年9月13日閲覧。
- ^ 衆院選 秋田 候補者一覧・開票速報・結果:朝日新聞デジタル
- ^ a b “希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート(全2ページ)”. 産経ニュース. 産経デジタル (2017年10月27日). 2022年10月16日閲覧。
- ^ 松浦大吾Twitter 2017年10月26日
- ^ 松浦大吾Twitter 2017年10月31日
- ^ a b c d e f “毎日新聞,2017衆院選,選挙,総選挙,希望,東北,松浦 大悟”. 毎日新聞. 2019年7月5日閲覧。
- ^ 共同通信 2009年4月25日
- ^ “さきがけonTheWeb:「人格否定され苦痛」 三井氏、民主・松浦代表らを提訴”. さきがけonTheWeb (秋田魁新報社). (2013年11月12日). オリジナルの2013年11月15日時点におけるアーカイブ。 2017年9月27日閲覧。
- ^ “損賠訴訟:提訴受け、松浦県連代表が三井氏に反論 「事実誤認」争う構え /秋田”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2013年11月23日) 2017年9月27日閲覧。
- ^ 供託金について進展がありましたのでご報告いたします(松浦大悟ブログ)
- ^ “前参院議員秘書を不起訴処分 無断で口座開設容疑で書類送検 秋田”. 産經新聞 (産経新聞社). (2014年10月14日). オリジナルの2015年1月19日時点におけるアーカイブ。 2017年9月27日閲覧。