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松翁院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松翁院
所在地 千葉県富津市竹岡349-1
山号 寿栄山
院号 松翁院
宗派 浄土宗
創建年 明応4年(1495年
開山 梵蓮社行誉
別称 十夜寺
文化財 釈迦涅槃図(千葉県指定有形文化財)
法人番号 3040005008940 ウィキデータを編集
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松翁院(しょうおういん)は、千葉県富津市にある浄土宗寺院

歴史

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1495年明応4年)、梵蓮社行誉によって開山された。鎌倉光明寺第8世住職観誉祐崇が、後土御門天皇の命により十夜法要[1]を営む際に、行誉も随行し、その修法を身に付けた。その後、行誉は当地で寺を創建し、十夜法要を営んだ。通称が「十夜寺」なのは、これに由来する。かつては、房総半島で唯一引声念仏[2]が行われていたが、現在は行われていない[3]

当寺の寺宝となっている「釈迦涅槃図」は、1658年万治元年)に菱川師宣の父・吉左衛門によって制作されたものである。毎年2月15日開帳されている[4]

当寺境内に「四面石塔」がある。銘文によれば「寛文十年(1670年)」に造立されたもので、その四面に漢字梵字篆字諺文(ハングル)で「南無阿弥陀仏」と刻まれている。館山市大巌院に倣って作られたものと推測される[4]

文化財

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  • 釈迦涅槃図(千葉県指定有形文化財 昭和29年3月31日指定)[5]

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ 浄土宗の法要で、10日間昼夜を問わず執り行われる念仏の法要
  2. ^ 雲版太鼓と双盤を打ちながら称える念仏
  3. ^ 壽榮山松翁院(無量光寺)浄土宗千葉教区
  4. ^ a b 千葉県高等学校社会科教育研究会歴史部会 編『千葉県の歴史散歩(歴史散歩12)』山川出版社、2006年、71-72p
  5. ^ 釈迦涅槃図(万治元年在銘)千葉県

参考文献

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  • 千葉県高等学校社会科教育研究会歴史部会 編『千葉県の歴史散歩(歴史散歩12)』山川出版社、2006年