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松蔭浩之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松蔭 浩之(まつかげ ひろゆき、1965年12月18日 - )は、現代美術家写真家

経歴・人物

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福岡県出身。1988年大阪芸術大学写真学科卒業。

1990年アートユニット「コンプレッソ・プラスティコ」でベネチア・ビエンナーレに世界最年少で選出される。以後、数多くの国内外個展やグループショー、シンガポール・ビエンナーレ(2006年)ほか国際芸術祭に参加。写真作品を中心にインスタレーションパフォーマンス、ミュージシャン、執筆、グラフィックデザイン、俳優、映画監督など多岐に渡って活動を続ける。

アートグループ「昭和40年会」(1994年結成。現メンバーは会田誠、有馬純寿、小沢剛大岩オスカール、パルコキノシタ、松蔭浩之の6人)では会長を務める。宇治野宗輝とのロックデュオ「ゴージャラス」(1997年結成)では国内外でのライブを盛んに行った。

また、2016年再始動したポストインダストリアルグループ「PBC」(1987年結成)でも演奏活動を続ける。

俳優としては金子雅和監督『アルビノの木』など数々の作品に出演。

監督作品は、画家の会田誠を主演に起用した『砂山』(2012)、若林美保主演の『LION』(2018)がある。また大学、専門学校の教壇に立ち、講義やワークショップを精力的に行う。

美學校」においては現代美術を独自の視点で分析し、アートの読み解き方、表現発想法をわかりやすく指導する講座『アートのレシピ』にて後進の指導にもあたっている。

展覧会

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個展・二人展

  • 「PERFECT DAY - SOUND&VISION of MATSUKAGE」(Gallery SOAP/福岡、2017年)
  • 「LUST」 (ミヅマアートギャラリー/東京、2017年)
  • 「ギグメンタ2016 松蔭浩之×田中偉一郎 怪獣」(BLOCK HOUSE/東京、2016年)
  • 「著者近影 文芸家の肖像写真展」 (男木島図書館/香川、2016年)
  • 「日常採取 ~A DAY IN THE LIFE」(Gallery Saitou Fine Arts/横浜、神奈川、2014年)
  • 「KAGE」(ミヅマアートギャラリー/東京、2010年)
  • 「MATSUKAGE WORKS 2」(Gallery SOAP/福岡、2007年)
  • 「松蔭浩之×津村耕佑 妄想オーダーモード」(ミヅマアートギャラリー/東京、2007年)
  • 「奇跡の人 松蔭浩之」(ミヅマアートギャラリー/東京、2004年)
  • 「昇降する男、横断する女」(gm (graf)/大阪、2003年)
  • 「You are MY Mirror」(depot/東京、2002年)
  • 「ECHO‐The Hall of Mirrors」(ミヅマアートギャラリー/東京、2002年)
  • 「Yves Red Cap Klein」(ナディッフ/東京、2002年)
  • 「Forever 1965-2000」(三菱地所アルティアム/福岡、2000年)
  • 「STAR」(ミヅマアートギャラリー/東京、2000年)
  • 「Matsukage」(Canvas International Art/アムステルダム、オランダ、2000年)
  • 「美人画 会田誠 vs 松蔭浩之」 (ミヅマアートギャラリー/東京、1997年)
  • 「マイ・ライフ」(レントゲン藝術研究所/東京、1995年)
  • 「10年前」(なすび画廊(能古島)/福岡、1994年)
  • 「ザ・セッティング・サン~斜陽ツアー」(リーセントギャラリー/札幌、モマコンテンポラリー・ウェアハウス/福岡、1994年)
  • 「Top Breeder 2」 なすび画廊(NICAF横浜、神奈川/1994年)[注 1]
  • 「ザ・セッティング・サン~斜陽」(細見画廊/東京、1993年)
  • 「Everybody knows NEWLIFE / Nobody knows NEWLIFE」 (ナンバシティホール/大阪、1993年) [注 1]
  • 「スーパーエロス・ハイパーヴィーナス」(細見画廊/東京、1992年)
  • ジャパン・フェスティバル ’91 「REALIZE - すべては成就する」(in Radical Chip/過激分子、オールド・ライブラリー・ギャラリー、カーディフ、イギリス、1991年)[注 1]
  • 「What’s NEWLIFE」 (モーリー・ギャラリー/大阪 、1989年)[注 1]
  • 「禁断の九月」 (オン・ギャラリー/大阪、1988年)[注 1]
  • 「Love and Gold」 (ギャラリー白/大阪 、1988年)[注 1]

グループ展

  • 「昭和40年会 日韓交流展 <50/50>」(Multiplex Art Salon、ソウル、韓国、2019年)
  • 「明暗元年」〜美学校・ギグメンタ 2018(sheepstudio、東京、2018年)
  • 「他者と出会うための複数の方法」(黄金町バザール2017/横浜、神奈川、2017年)
  • 「昭和40年会 男木学校 P.SS.40 (瀬戸内国際芸術祭2016)」( 旧梅乃屋旅館、男木島、香川、2016年)
  • おおいたトイレンナーレ」 (坐〈あぐら〉/&NEWS、大分、2015年)
  • 「昭和40年会 男木学校 P.SS.40 (瀬戸内国際芸術祭2013)」( 高松市立男木小中学校、男木島、香川、2013年)
  • 「昭和40年会 We were boys.」 (鎌田共済会郷土博物館、香川、2013年)
  • 「街じゅうアートin北九州2012 ART FOR SHARE」(北九州市小倉北区中心市街地、福岡、2012年)
  • 「昭和40年会 – We are boys!」 Kunsthalle Dusseldorf、デュッセルドルフ、ドイツ(Mystetskyi Arsenale、キエフ、ウクライナ へ巡回、2011年)
  • 「カンガルー日和」 (モマ・コンテンポラリー、福岡、2009年)
  • 堂島リバービエンナーレ 2009 時の鏡:アートに見る世界の今」 (堂島リバーフォーラム、大阪、2009年)
  • 「CET CENTRAL EAST TOKYO 2008」 (アガタ裏・ASYL BSMT、東京、2008年)
  • 「~ひらがなアート~チバトリ」 (千葉市美術館、千葉、2008年)
  • 「昭和40年会の東京案内2008」(NADiff a/p/a/r/t、東京、2008年)
  • 「Off the Rails」(Mizuma & One Gallery、北京、中国、2008年)
  • 「JAPAN NOW」 (INTER ALIA、ソウル、韓国、、2008年)
  • 「Have You Eaten Yet? – 2007 Asian Art Biennial」(National Taiwan Museum of Fine Arts/台中、台湾、2007年)
  • 「第1回シンガポール・ビエンナーレ:BELIEF」(Tanglin Camp/シンガポール、2006年)
  • 「昭和40年会プレゼンツ「40×40プロジェクト・グランドフィナーレ!~全員40超えました」(BankART1929/横浜、2005年)
  • 「『東京おみやげ』 by 昭和40年会」(40×40プロジェクト) (トーキョーワンダーサイト渋谷/東京、2005年)
  • 「昭和40年会 – 七人も侍」(40×40プロジェクト) (広島市現代美術館/広島、2005年)
  • 「Since 1994:ミヅマアートギャラリー10周年記念展」(ミヅマアートギャラリー/東京、2005年)
  • 「Officina Asia」(Galleria d’Arte Moderna/ボローニャ、イタリア、2004年)
  • 「FUSION:Architecture + Design in Japan」(イスラエル美術館/エルサレム、イスラエル、2004年)
  • 「Mediarena:contemporary art from Japan」(Govett-Brewster Art Gallery/ニュー・プリマウス、イギリス、2004年)
  • 「Virgin Road」(Ssamzie Space、ソウル、韓国、2003年) ※2004年三菱地所アルティアム、福岡 へ巡回
  • 「COME RALLY」 MARCO, Museo de Arte Contemporanea de Vigo、ヴィーゴ、2003年 ※ARTIUM, Centro-Museo Vasco de Arte Contemporaneo、ヴィクトリア、スペイン へ巡回
  • 「Tokyo GlamRock」(ショーディッチギャラリー、ロンドン/ホットバスギャラリー、バース、2002年)※2003年Plymouth Arts Center、プリマウス/The Morley Gallery、ロンドン、イギリス へ巡回)
  • 「Big in Japan」 ケンブリッジギャラリー、トロント(The Liane and Danny Taran Gallery of the Saidye Bronfman Center for the Arts、モントリオール/日本カナダ文化センター(現代ギャラリー)、トロント、カナダ へ巡回、2001年)
  • 「JAM: London-Tokyo」 (バービカンギャラリー、ロンドン、2001年)※GO(2002 東京オペラシティアートギャラリー へ巡回)
  • 「Tokyo Life」 (セルフリッジ、ロンドン、2001年)※GO
  • 「S(h)itting in the Mirror:オレにはオレがこう見える」 (ミヅマアートギャラリー、東京、2001年)
  • 「昭和40年会 in 大阪」(児玉画廊、大阪、2000年)
  • 「Voices from JAPAN – The Girl U Want!」 (CBK Leiden、ライデン、オランダ、2000年)
  • 「The J-Way」(リドマールホテル、ストックホルム、スウェーデン、2000年)
  • 「コラボレーション」 (福島県立美術館 /福島、1999年)[注 2]
  • 「昭和40年会 – 映像コラボレーション作品展」 (ナディッフ、東京、1999年)
  • 「昭和40年会 – 欧州巡回展『東京からの声』凱旋帰国展」 (現代美術製作所、東京、1999年)
  • 「TOKYO ELEGANCE」(リーセントギャラリー、北海道、1998年)[注 2]
  • 「TAKEOコミュニケーションデザイン1998」 (スパイラル、東京)[注 2]
  • 「昭和40年会 – 東京からの声」 Galeria Metropolitana de Barcelona、バルセロナ、スペイン(1998 Galerie Espace Flon、ローザンヌ、スイス/ACC Galerie Weimar、ワイマール、ドイツ へ巡回、1997年)
  • 「眼差しと視線 2」 (ミヅマアートギャラリー、東京、1996年)
  • 「My Favorite Things」(NECデジタルアートギャラリー、大阪、1996年)
  • 「昭和40年会」(シナプス画廊、東京、1996年)
  • 「The great K’nex Exhibition」 (こどもの城、東京、1996年)
  • 「フィロテック展」(PIO/大田区産業プラザ)、東京、1996年)
  • 「モルフェ’95 – 亀裂 A地点」(ミヅマアートギャラリー、東京、1995年)
  • 「on the web」 (NTTインターコミュニケーション ’95、東京、1995年)
  • 「アートは楽しい 6:機械帝国」(ハラ ミュージアム アーク、群馬、1995年)[注 1]
  • 「90’s Japan Media Art Scene」(ふくやま美術館、広島、1995年)[注 1]
  • 「909-Anormaly 2」 (レントゲン藝術研究所、東京、1995年)
  • 「昭和40年会 IN なすび画廊」(六本木WAVE、東京、1994年)
  • 「新宿少年アート」(東京、1994年)
  • 「ミュージアム・シティ天神 ’94 ‐ MATSUKAGE LIVE ON ISLAND」 (ソラリアプラザ・ゼファ、福岡、1994年)
  • 「Art Labyrinth」 (岡山県立美術館、岡山1993国際写真フェスティバル、1994年)[注 1]
  • 「ブレダ・フォトグラフィカ ’93」 (ブレダ、オランダ、1993年)
  • 「アートラボ第1回企画展 “ArtLab”」 (Tepia・エキシビションゾーン、東京1991年)[注 1]
  • 「日本の現代美術‐ゾーンズ・オブ・ラブ」 (東高現代美術館、東京1991年)[注 1]
  • 「脱走する写真‐11の新しい表現」(水戸芸術館現代美術センター、茨城、1990年)[注 1]
  • ヴェネツィア・ビエンナーレ アペルト ’90」(ヴェネツィア、イタリア、1990年) [注 1]
  • 「ARMS」 ハイネケンヴィレッジギャラリー、東京、1989年
  • 「メタリズム」 スパイラル・ガーデン、東京、1989年 [注 1]

テレビ番組

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n コンプレッソ・プラスティコとして(活動期間:1987-92 with 平野治朗)
  2. ^ a b c ゴージャラスとして(活動期間:1997- with 宇治野宗輝)

外部リンク

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