松野陽一
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松野 陽一(まつの よういち、1935年 - 2018年11月25日)は、日本の国文学者。東北大学名誉教授。中世和歌が専門。
人物
[編集]1935年[1]東京市神田区生まれ。1959年早稲田大学国文科卒。卒論は六百番歌合。1964年同大学院博士課程満期退学、立正学園女子短期大学(後の文教大学女子短期大学部。現在閉校)専任講師、助教授、1974年「藤原俊成の研究」で早大文学博士、東北大学教養部助教授、教授、1988年名誉教授、国文学研究資料館教授、1997年館長。2005年定年退職。2015年春瑞宝中綬章受勲[2]。叙正四位[3]。2018年に死去[4]。
叙位・叙勲
[編集]著書
[編集]- 『藤原俊成の研究』笠間書院 1973
- 『千載集 勅撰和歌集はどう編まれたか』平凡社・セミナー「原典を読む」 1994
- 『鳥帚 千載集時代和歌の研究』風間書房 1995
- 『書影手帖 しばしとてこそ』笠間書院 2004
- 『千載集前後』笠間書院 2012
- 『東都武家雅文壇考』臨川書店、2012
校訂など
[編集]- 『邦高集』校 立正学園女子短期大学文芸科 1965
- 『千載和歌集』久保田淳共校注 笠間書院 1969
- 『習古庵亨弁著作集 江戸堂上派歌人資料』編 1980 新典社叢書
- 『連阿著作集 江戸堂上派歌人資料』編 1981 新典社叢書
- 石野広通編『霞関集 6巻作者目録1巻』古典文庫 1982
- 渡辺一渓『向南集』古典文庫 1987
- 藤原顕輔撰『詞花和歌集』校注 和泉書院 1988
- 『新日本古典文学大系 10 千載和歌集』片野達郎共校注 岩波書店 1993
- 『新日本古典文学大系 67 近世歌文集 上』上野洋三共校注 岩波書店 1996
- 『藤原俊成全歌集』吉田薫共編 笠間書院 2007
脚注
[編集]- ^ Matsuno, Yōichi, 1935- VIAF. 2020年11月1日閲覧。
- ^ “平成27年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 20 (2015年4月29日). 2023年3月9日閲覧。
- ^ 『官報』7422号、平成31年1月8日
- ^ 飯倉洋一「松野陽一先生のこと」『忘却散人ブログ』2018年12月5日。2020年11月1日閲覧。