今西祐一郎
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今西 祐一郎(いまにし ゆういちろう、1946年8月6日[1] - )は、日本の国文学者。国文学研究資料館名誉教授・元館長。九州大学名誉教授。文学博士。日本学術会議会員。児童文学作家の今西祐行は叔父[2]。
経歴
[編集]福岡県北九州市生まれ。1969年京都大学文学部国文科卒、1972年同大学院修士課程修了、1974年静岡県立静岡女子大学講師、のち助教授、1978年京都府立大学助教授、1985年九州大学助教授、教授、文学部長を経て、九州大学副学長・理事。2009年3月、九州大学退職。同4月、総合研究大学院大学文化科学研究科日本文学研究専攻教授、国文学研究資料館館長に就任。2017年3月末をもって、退職。
研究
[編集]『蜻蛉日記』が専門で、同書は藤原兼家の協力を得て書かれた、兼家家集の宣伝のためのものだという説を唱えている。
著書
[編集]- 『源氏物語覚書』 岩波書店 1998年7月 ISBN 978-4-0000-0655-2
- 『蜻蛉日記覚書』 岩波書店 2007年3月 ISBN 978-4-0002-2476-5
- 『死を想え 「九相詩」と「一休骸骨」』 平凡社 2016年ISBN 978-4582364415
注釈
[編集]- 新日本古典文学大系 24 蜻蛉日記 藤原道綱母 岩波書店 1989、岩波文庫 1996
- 通俗伊勢物語 平凡社東洋文庫 1991
- 文字をよむ 池田紘一共編 九州大学出版会 2002
- 和歌職原鈔 平凡社東洋文庫 2007
- 古今集遠鏡 全2巻 本居宣長 平凡社東洋文庫 2008
- 源氏物語 岩波文庫 全9巻 2017-21。文庫新版で、校注者(全6名)の一人
- 源氏物語補作 山路の露・雲隠六帖 他二篇 岩波文庫 2022