松阪ショッピングセンターマーム
松阪ショッピングセンターマーム MATSUSAKA SHOPPING CENTER MARM | |
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2009年2月21日撮影 | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒515-0812 三重県松阪市船江町1392-27 |
座標 | 北緯34度35分38.8秒 東経136度31分24.7秒 / 北緯34.594111度 東経136.523528度座標: 北緯34度35分38.8秒 東経136度31分24.7秒 / 北緯34.594111度 東経136.523528度 |
開業日 | 1992年10月27日 |
閉業日 |
2021年1月31日(イオン松阪店) 2023年10月7日(松阪公民館、松阪船江郵便局) |
正式名称 | 松阪ショッピングセンター[1] |
施設所有者 |
松阪商業開発株式会社 (イオン完全子会社) |
商業施設面積 | 25,777 m² |
中核店舗 | イオン松阪店 |
店舗数 | ÆONと25の専門店 |
営業時間 |
9:00-21:00 (イオン1階。フロア・店舗により異なる。) |
駐車台数 | 2,200台 |
後身 | イオンタウン松阪船江 |
最寄駅 | 松ヶ崎駅 |
最寄バス停 | 松阪マーム |
最寄IC | 松阪IC |
外部リンク | 公式ホームページ(インターネットアーカイブ) |
松阪ショッピングセンターマーム (まつさかショッピングセンターマーム) は、三重県松阪市にかつて存在したショッピングセンター。松阪マーム、ジャスコマーム、松阪ジャスコとも呼ばれていた。
建物の老朽化による建て替えのため、2022年1月31日でいったん営業を終え一時休業となった[2]。敷地内で建て替えが行われており、2025年春に「イオンタウン松阪船江」として全面開業する予定である[3]。
概要
[編集]イオンが開発し、イオンの100%子会社の松阪商業開発が運営していた。愛称であるマーム (MARM) とは「MAtsusaka(松阪)+Re (くりかえし) +Message (メッセージ)」の略で、「松阪に絶え間なく情報のメッセージを発信し続けるSC」を意味する[4]。
- 建物構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造 地上3階建 塔屋付き
- 店舗面積:25,777m2
- 駐車場:2,200台
店舗のロゴのフォントは、ACジャパンと同じ「Motter Ombra」を使用していた。
売場構成
[編集]休業前
[編集]2022年1月末の時点でイオン松阪店[5]とその他の専門店22店があった(専門店4店は1月末までに営業終了)[2]。イオン1階は「食品と暮らしのフロア」、2階は「ファッションと装いのフロア」、3階は「生活雑貨・子供と家電のフロア」となっていた。
休業後
[編集]2022年1月31日18時の営業終了後に一時休業に入ったが、三十三銀行松阪マーム支店は同年2月18日まで営業していた[2]。また、休業後も松阪公民館や松阪船江郵便局は営業を継続していた[2]。なお、イオン外商部は6月末にイオンモール明和に移転した。2022年4月からは新型コロナウイルスワクチン集団接種会場として利用された[2]。
2023年10月、建設中の商業施設イオンタウン松阪船江に松阪公民館と松阪船江郵便局が移転した[3]。
沿革
[編集]- 1992年10月27日 - 松阪ショッピングセンター「マーム」が開業する[6]。
- 2000年
- 2008年11月27日 - 夕方、ショッピングセンター裏側に設置しているFRP製受水槽の内部から死後1ヶ月程度経過していると見られる男性の死体が発見された。
- 2013年5月4日 - 三重県内のゆるキャラ10体が紅白に分かれて戦う「みえキャラ大運動会」を開催する[9]。
- 2022年1月31日 - 建物老朽化により松阪ショッピングセンターマームが一時休業となり、イオン松阪店及び専門店26店のうち22店が営業終了(専門店4店は1月末までに営業終了、専門店以外の公民館等は当面継続)[10][2]。
- 2022年11月16日 - イオンタウン株式会社が同日午前、2025年春、イオンタウン松阪船江を開業すると明らかにした。マームは2023年秋をめどに閉業し、この跡地に整備する。2階の松阪公民館は同所に同年秋に先行オープンする施設内に移転することが発表された[11]。
- 2023年10月 - 建設中の商業施設「イオンタウン松阪船江」に松阪船江郵便局が10日に、松阪公民館が11日に移転[3]。
- 2024年6月30日-解体作業終了。
交通アクセス
[編集]- 伊勢自動車道松阪インターチェンジより約15分
- 近鉄山田線松ヶ崎駅より徒歩約5分
- 三雲松阪線「松阪マーム」停留所下車
出来事
[編集]- 受水槽から死体
2008年11月27日の夕方、ショッピングセンター裏側に設置しているFRP製受水槽の内部から死後1ヶ月程度経過していると見られる男性の死体が発見された。この男性は11月1日から行方不明で自殺とみられている。ショッピングセンター側が11月8日に点検を行った際には異常は発見されなかったとされている[12]。
発見直後にショッピングセンター側は警察と保健所に報告したとされている[13]。11月28日および12月3日に夕刊三重が初めて報道した[14][15]。
その後に上水道の使用を一時停止、水道水使用商品を撤去し、水道水使用テナントの営業を中止した。11月28日よりジャスコについては食品作業場・給水機・製氷機の洗浄・消毒を実施し、ペットボトル飲料水を使用し営業した。また、受水槽を清掃・消毒した上で、トイレのみ水道水を使用した。専門店についても設備・備品・器具の洗浄・消毒を実施、12月3日より公式ホームページにおいて事件の経過と水質に関する報告を行い、全館で営業を再開した[15][13]。
非難を受け、ショッピングセンター側は対策として受水槽を撤去し新受水槽を設置することを決定し[16]、12月8日より工事に着手、12月26日より新受水槽での給水を開始、また2009年1月5日より高架水槽および館内の給水管・水道設備も一新する工事を進め、1月29日より新しい給水設備を使って給水を開始した[17]。
工事にかかった費用は約1億円、新旧の設備を切り替えるため1月28日に9年ぶりに休業した[17]。
脚注
[編集]- ^ 平成24年度大規模小売店舗立地法法第6条第2項(変更)届出の概要【2012年10月末】 - 経済産業省 2012年12月11日閲覧
- ^ a b c d e f “イオン松阪店営業終了、マーム商業施設休止”. 中日新聞. 2022年2月1日閲覧。
- ^ a b c “松阪公民館移転オープン イオンタウン松阪船江に 三重”. 伊勢新聞. 2023年10月12日閲覧。
- ^ 1992年8月21日 日本食糧新聞 記事「松阪SCの名称が「マーム」に決まる、新生活情報館めざす」
- ^ 2011年2月28日まではジャスコ松阪店
- ^ 1992年9月30日 日本食糧新聞 記事「ジャスコとフレックスを核に三重県最大級の郊外型SC「マーム」10月27日にオープン」、1992年10月28日 中日新聞 朝刊 17頁 三重総合版 記事「県内最大級の郊外型大型店 松阪に「マーム」オープン 早朝から8000人の列 ジャスコ・フレックス 60の専門店が出店」
- ^ 2000年7月1日 中日新聞 朝刊 24頁 松阪紀勢版 記事「ジャスコ松阪店 食品売り場など大改装 14日に新装オープン」、2000年7月6日 毎日新聞 地方版/三重 記事「ジャスコ松阪店が14日に新装オープン--松阪市船江町 /三重」
- ^ 2000年10月4日 中日新聞 朝刊 18頁 松阪紀勢版 記事「子どもと若者焦点 松阪のマーム 6日増築オープン」、2000年10月6日 毎日新聞 地方版/三重 記事「きょう改装オープン--松阪ショッピングセンター /三重」、2000年10月7日 朝日新聞 名古屋地方版/三重 28頁 三重1 記事「中南勢最大級の大型店が開店 松阪 /三重」
- ^ 平野梓"みえキャラが「運動会」 松阪のSC めい姫(明和)ら10体登場"2013年5月5日付中日新聞朝刊、三重版20ページ
- ^ [「マーム」 建物老朽化で来春休業へ 市中心部で再出店目指す:中日新聞Web https://www.chunichi.co.jp/article/321825
- ^ マーム跡地にイオンタウン 2025年春開業 三重・松阪:夕刊三重電子版 YoMotto https://yomotto.jp/2022/11/16/560052/
- ^ 2008年12月2日J-CASTニュース
- ^ a b 2008年12月19日 夕刊三重 記事「遺体発見、あらため説明 安全を確認経緯明らかに 客にマーム「深く反省」」
- ^ 2008年11月28日 夕刊三重 記事「大型店の受水槽から遺体みつかる 飛び降りの男性」
- ^ a b 2008年12月3日 夕刊三重 記事「マーム 水の安全と経緯説明 給水施設の死体発見事件 飲食店舗が営業を再開」
- ^ 2008年12月9日 夕刊三重 記事 「受水槽、年内にも一新 遺体発見事件でマーム検討」
- ^ a b 2009年1月17日 夕刊三重 記事「配管も気分も一新 飛び降り事件で マーム1億円掛け取り替え」
外部リンク
[編集]- 松阪ショッピングセンターマーム - ウェイバックマシン(2022年1月27日アーカイブ分)
- イオン松阪店