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伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート まわりゃんせ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート まわりゃんせ(いせ・とば・しまスーパーパスポート まわりゃんせ)は、近畿日本鉄道(近鉄)が期間限定で発売している特別企画乗車券

概要

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近鉄が2002年秋から発売を開始した企画切符である。まわりゃんせと呼ばれているこの切符は、松阪(2005年から追加)、伊勢鳥羽志摩エリアまでの往復乗車券特別急行券がセットされており、エリア内では特急も乗り放題になる。また、4エリアの観光施設の入場料も含まれる。利用開始後は発駅からフリー区間(松阪~賢島間)までの往復は1回限り有効、フリー区間外で下車される場合、旅行が終了したものとしてきっぷは回収される。

2024年9月1日現在の発売額は特急券ありが中学生以上が11,000円、小学生が6,000円、特急券なし(インターネット通販のみ)が中学生以上が8,600円、小学生が4,900円で有効期間は4日間である。なお駅では伊勢中川以西・以北の特急券うりばのある駅で購入でき、阪神なんば線開通後に特急券うりばが設置された阪神神戸三宮駅でも購入が可能である[1]。 2021年6月28日からインターネット通信販売「近鉄 旅の予約センター」で購入可能となった(チケットは決済後郵送される。送料別途1件520円。特急券は駅での座席指定が必要)[2]

2022年5月30日から「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート“デジタルまわりゃんせ”」を発売[3]。発売価格は通常版の「まわりゃんせ」の特急券なしと同じ。 フリー区間以外の乗車可能駅は大阪難波駅、近鉄日本橋駅、大阪上本町駅、鶴橋駅、京都駅、近鉄名古屋駅のQRコード対応改札口に限られる。

2007年3月1日から、近鉄のイメージキャラクターとして、女優竹下景子を起用。テレビCM(大阪名古屋地区限定)やポスターなどで宣伝している。なお写真撮影は、写真家立木義浩が担当した。2012年3月からは竹下から檀れいに交代している。

フリーエリア

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利用可能施設

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まわりゃんせを提示することで、以下の施設が利用期間中、1回に限り入場できる。ただし、鳥羽水族館のみ入場券類のQRコード化のため、一旦窓口で入場券を受け取って入場する(それ以外の施設は、パスポート裏面の検印欄に専用のスタンプ、またはチェック印を付けて利用可能)。

松阪エリア

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伊勢エリア

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二見エリア

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鳥羽エリア

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志摩エリア

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その他の特典

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  • 近鉄が指定した70店舗で、まわりゃんせを提示すれば料金割引や粗品進呈等のサービスを受けられる。
  • エリア内にあるオリックスレンタカーでまわりゃんせを利用する旨を予約で告げ、当日に提示すればレンタカー料金が割り引かれ(約20%)、伊勢志摩スカイラインの通行料金も割り引かれる。また燃料も走行距離50kmまでは無料となる。往路の出発日から復路の出発日まで有効。
  • 鳥羽市内の旅館・ホテル(対象施設のみ)の温泉施設の日帰り入浴が割り引き(2010年新規)
  • 伊勢湾フェリーの乗船運賃が10%割引になる。(乗用車については正規料金)
  • 特定の宿泊施設に宿泊した場合は、手荷物を無料で指定場所まで宅配してくれる。
  • 伊勢神宮内宮と、伊勢志摩近鉄リゾート各ホテルや賢島駅を結ぶ「パールシャトル」に片道1回限り乗車可能。

その他の注意事項

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  • フリーエリア外の近鉄線内では途中下車できない。
  • サービスに関しては、他のサービスとの併用やクレジットカードの使用ができない場合もあるので、利用の際には注意が必要である。
  • 自動改札を通ることができる。航路については定員以上の乗船が不可のため、注意が必要。
  • 年末年始には本切符は発売されないが、伊勢神宮への初詣割引切符が発売される。
  • 2013年3月21日から運行開始の「しまかぜ」の乗車には「しまかぜ」特別車両料金が別途必要である(観光列車「つどい」も同じ扱い)。
  • デラックスシートやしまかぜの特別車両料金の追加分は、まわりゃんせ本体をクレジットカードで購入したとしても、現金での支払いとなる。

脚注

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  1. ^ 北大阪急行各駅でも購入可能だが、特急券は近鉄の駅の特急券うりばでの引き換えが必要。
  2. ^ お得なきっぷ「まわりゃんせ」「伊勢神宮参拝きっぷ」などがインターネットでお申し込み・ご購入いただけます! (PDF) - 近畿日本鉄道、2021年6月25日。
  3. ^ 伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポートデジタルまわりゃんせ (PDF) - 近畿日本鉄道、2022年5月26日。

関連項目

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外部リンク

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