林元俊
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林 元俊(はやし げんしゅん、1861年3月30日(万延2年2月20日[1][注釈 1])- 1904年(明治37年)10月31日[2])は、明治期の農業経営者、実業家、政治家。衆議院議員。
経歴
[編集]琉球国薩摩藩領大島郡花徳村(鹿児島県[2]大島郡花徳村[1][3]、天城村、東天城村を経て現徳之島町花徳)で生まれた。今藤勇に師事し[1]、漢学、数学を修めた[2][3]。
経済界では、1896年(明治29年)1月、大阪第七十九国立銀行取締役に就任[1][2][3]。以後、同行大島支店主任、鹿児島県農工銀行設立委員、大島興業社長を務めた[1][2][3]。
政界では、1889年(明治22年)1月、大島郡第19学区学事委員に就任[1][2]。同年7月、大島郡山村外五ヶ村戸長となる[1][2][3]。1898年(明治31年)8月、第6回衆議院議員総選挙(鹿児島県第7区、無所属)で当選し[1][4][5]、その後立憲政友会に所属して、衆議員議員に1期在任した[2][3]。
また、道路の開削、学校の新築など公共の事業に多額の寄付を行った[1]。
親族
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』517頁、『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』367頁では万延元年2月。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 山崎謙編『衆議院議員列伝』衆議院議員列伝発行所、1901年。
- 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』衆議院事務局、1915年。
- 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
- 南日本新聞社編『郷土人系 上』春苑堂書店、1969年。
- 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。