柳津パーク
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柳津パーク(やないづパーク)は、かつて岐阜県羽島郡柳津町梅松(現:岐阜市)にあった娯楽施設である。
概要
[編集]1996年8月3日開業[1]。南隣でパチンコ店を経営する「木村」が地域活性化のためにと開業の3年前から計画していたもので[2]、木村は開業に向けて新会社を設立ののち、12億円を投資して開業にこぎつけた[3]。当初は観覧車と売店のみの構成であった[2]。観覧車は高さ53mで[4]、派手な電飾が施されており、深夜0時まで営業していることもあってカップルの人気を集めた[5][6]。
しかし、立地条件の問題などで利用客は年々減少し、2000年3月から休業したのち[3]、5月末に閉鎖された。施設は開業以降拡充されており、閉鎖時点では観覧車のほかにメリーゴーラウンドやアーケード施設などもあったが、当初から計画のあったジェットコースターは結局実現しなかった[3]。後にパチンコ店も閉店、更地化し分譲住宅地となり面影も全く無い。
観覧車は岐阜県本巣市のリバーサイドモールに移転したが[7]、2012年に撤去後フィリピンに譲渡されPampanga Eyeとして運転している。高さは50mから65mに変更されフィリピンの中で一番高い観覧車となった。
脚注
[編集]- ^ 「柳津パーク 本日3日㊏OPEN」『岐阜新聞』1996年(平成8年)8月3日付朝刊8面。※広告。
- ^ a b 「地上50㍍の観覧車人気 柳津パークがオープン」『岐阜新聞』1996年(平成8年)8月4日付朝刊23面。
- ^ a b c 「「柳津パーク」5月末閉鎖 観覧車や駐車場 施設、貸出へ」『岐阜新聞』2000年(平成12年)3月23日付28面。
- ^ 安間教雄「東海百景 夜空を派手に彩る電飾の観覧車 ネオンサインは「柳津パーク」のシンボル」『毎日新聞』1998年(平成10年)11月3日付東海スコープ版14面。
- ^ 「田んぼの中に観覧車 岐阜・柳津のパチンコ店」『朝日新聞』1996年(平成8年))12月17日付名古屋本社夕刊8面。
- ^ 「のんびり眺望 まちのシンボル 観覧車に乗ろう 直径100㍍も当たり前 都市が遊園地化」『日経流通新聞』1999年(平成11年)1月15日付24面。
- ^ 「『柳津パーク』の大観覧車 真正町で再稼働 今夏」『中日新聞』2001年(平成13年)4月10日付朝刊16面(岐阜近郊版)。