柳瀬博一
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柳瀬 博一(やなせ ひろいち、1964年 - )は、日本の編集者、作家、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授(メディア論)[1]。
人物・経歴
[編集]静岡県浜松市出身。静岡県立浜松西高等学校、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP)に入社し「日経ビジネス」記者を経て単行本の編集に従事する。『小倉昌男 経営学』『日本美術応援団』『社長失格』『アー・ユー・ハッピー?』『流行人類学クロニクル』『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』などを担当。
「日経ビジネスオンライン」立ち上げに参画、のちに同企画プロデューサー。TBSラジオ「柳瀬博一・Terminal(やなせひろいちターミナル)」のほかラジオNIKKEI、渋谷のラジオ「渋谷の柳瀬博一研究室」でパーソナリティとしても活動。
2018年3月に日経BPを退社し、同4月より東京工業大学教授に就任。2020年11月、編集者時代から20年以上あたためてきた論考をまとめた『国道16号線』を出版。2021年11月30日放送のTBS『マツコの知らない世界』に国道16号線の専門家として出演[2]。NPO小網代野外活動調整会議理事。
著書
[編集]- 『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』[3]小林弘人と共著、晶文社、2015年
- 『「奇跡の自然」の守りかた』[4] 岸由二と共著、ちくまプリマー新書、2016年
- 『混ぜる教育』[5] 崎谷実穂と共著、日経BP、2016年
- 『国道16号線 「日本」を創った道』[6] 新潮社、2020年
- 『親父の納棺』[7] 幻冬舎、2022年
- 『カワセミ都市トーキョー』平凡社、2024年
音声講義
[編集]- 『国道16号線から日本が見える』(2021年7月、VOOX)
脚注
[編集]- ^ “教員情報 - TOKYO TECH OCW”. www.ocw.titech.ac.jp. 2022年12月8日閲覧。
- ^ “TBS「マツコの知らない世界」に著者出演 地形と道で日本を読み解く『国道16号線』が話題沸騰で重版街道爆進中!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年12月8日閲覧。
- ^ Kobayashi, Hiroto; 小林弘人 (2015). Intanetto ga fukyu shitara bokutachi ga genshijin ni modotchatta wake .. Hiroichi Yanase, 柳瀬博一. Tōkyō. ISBN 978-4-7949-6869-2. OCLC 1006968124
- ^ Kiseki no shizen no mamorikata : Miura hanto koajiro no tani kara.. Yuji Kishi, Hiroichi Yanase, 由二 岸, 博一 柳瀬. 筑摩書房. (2016.5). ISBN 978-4-480-68958-0. OCLC 1006963736
- ^ Sakiya, Miho; 崎谷 実穂. (2016.5). Mazeru kyōiku : hachijikkakoku no gakusei ga manabu ritsumeikan ajia taiheiyō daigaku ēpīyū no himitsu. Hiroichi Yanase, 柳瀬 博一.. Tōkyō: Nikkeibīpīsha. ISBN 978-4-8222-3650-2. OCLC 952448375
- ^ Yanase, Hiroichi; 柳瀬博一 (2020). Kokudō 16-gōsen : "Nihon" o tsukutta michi. Tōkyō-to Shinjuku-ku. ISBN 978-4-10-353771-7. OCLC 1223314252
- ^ Yanase, Hiroichi; 柳瀬博一. (2022). Oyaji no nōkan. Emu Higurashi, 日暮えむ.. Tōkyō: Gentōsha. ISBN 978-4-344-03991-9. OCLC 1338989757