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柴野民三

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柴野 民三(しばの たみぞう、1909年11月4日[1] - 1992年4月11日[2])は、日本の児童文学作家詩人

東京府東京市京橋区(現・東京都中央区)生まれ[2]。日比谷小学校(現千代田区立麹町小学校)、錦城商業学校卒業。

1929年(昭和4年)、大橋図書館にに勤務し、児童図書室を担当する。『赤い鳥』などに投稿し北原白秋に師事。童謡誌「チチノキ」同人として詩作する。1932年(昭和7年)、有賀連らと「チクタク」を創刊。1935年(昭和10年)、私立大橋図書館を退職し、小川未明主宰『お話の木』創刊に際して編集に当たる。のち絵雑誌『コドモノヒカリ』などを編集、1942年から文筆業。

1992年4月11日、呼吸不全のため死去[2]

著書

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  • 『満洲童話集』(編、金蘭社、世界童話叢書) 1940
  • 『アサ』(綱島書店) 1942
  • 『ワタシノオテガミ』(春江堂) 1942
  • 『ワタシノムラ』(春江堂) 1942
  • 『オヤマノナカヨシ』(春江堂) 1943
  • 『ヂビキアミ』(春江堂) 1943
  • 『ヒツジトコドモ』(綱島書店) 1943
  • 『マケルモノカ』(春江堂) 1943
  • 『力ヲアハセテ』(啓明出版社) 1944
  • 『ムカシノ戰爭イマノ戰爭』(春江堂) 1944
  • 『モリノイウビンヤサン エバナシ』(綱島書店) 1947
  • 『えどうわ かねがなる』(育英出版) 1948
  • 『みち潮ひき潮』(桜井書店) 1948
  • 『おうちのどうぶつ』(春江堂) 1949
  • 『日本の偉人』(小峰書店、小学生文庫) 1951
  • エジソン』(あかね書房、小学生伝記文庫) 1952
  • 『まいごのありさん』(泰光堂) 1954
  • リンカーン』(保育社、保育社の偉人絵文庫) 1955
  • とよとみひでよし』(偕成社) 1957
  • 源義経』(偕成社、児童伝記全集) 1959
  • 『こうのとりになった王さま』(講談社、講談社の絵本) 1960
  • コロンブス』(ポプラ社、子どもの伝記物語) 1960
  • りょうかんさん』(ポプラ社、おはなし文庫) 1962
  • 『ねずみのおよめさん』(ポプラ社、ポプラ社の絵童話文庫) 1963
  • 『いなくなったこどもたち 指導性のある子にする童話』(実業之日本社、よい性格をつくる童話シリーズ) 1964
  • にのみやきんじろう』(偕成社、幼年伝記ものがたり) 1964
  • 『コロのぼうけん』(金の星社、幼年童話シリーズ) 1966
  • コンチキ号の漂流』(岩崎書店、おはなしノンフィクション) 1968
  • 『うさぎとながぐつ』(小峰書店、こみね幼年童話) 1969
  • 『馬にのったかみなり』(さ・え・ら書房、メモワール文庫) 1969
  • 坂本竜馬』(潮出版社、ポケット偉人伝) 1970
  • とよださきち』(小峰書店、幼年伝記ものがたり) 1972
  • 『カッパのくれたつぼ 東京・神奈川・千葉』(小峰書店、小学生日本の民話) 1974
  • 『かまきりおばさん 詩』(国土社、国土社の詩の本) 1976
  • アンデルセン』(主婦の友社、少年少女世界伝記全集) 1977
  • 『クレヨンのひみつ』(PHP研究所、こころの幼年童話) 1981
  • リンドバーグ 大西洋無着陸横断飛行の英雄』(チャイルド本社) 1984
  • 『でんしゃにのったちょうちょ』(金の星社、フォア文庫) 1992
  • 『山ねこせんちょう』(九月館) 1992
  • 『おいもをどうぞ!』(ひかりのくに) 2005
  • 『なんだろう?』(ひかりのくに) 2007
  • 『ねずみ花火 童話集』(ビリケン出版) 2008
  • 『くまさんのずぼん』(ひかりのくに) 2009
  • 『山ねこホテル 絵童話』(ビリケン出版) 2009

再話など

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脚注

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  1. ^ 20世紀日本人名事典『柴野民三』 - コトバンク
  2. ^ a b c 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.299

参考

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関連項目

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