根岸重治
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根岸 重治(ねぎし しげはる、1928年〈昭和3年〉12月4日 - 2017年〈平成29年〉7月22日)は、日本の検察官。裁判官。弁護士。位階は正三位。
来歴
[編集]1953年(昭和28年)、東京大学法学部卒業と同時に検察官に任官[1]。大津地検検事正、法務大臣官房長、最高検総務部長、同刑事部長等を経て、1988年(昭和63年)に次長検事。1990年(平成2年)に東京高検検事長となり、1991年(平成3年)定年退官[2]。
弁護士登録となり、プロ野球フリーエージェント問題等研究専門委員会委員を2年間務めた[2]。
1994年(平成6年)から1998年(平成10年)に定年退官するまで最高裁判所判事を務める。2001年(平成13年)の春の叙勲で勲一等瑞宝章を受章した。
2017年(平成29年)7月22日、老衰のため死去[1][3]。88歳没。没後正三位に叙された[4]。
略歴
[編集]- 1949年(昭和24年)12月27日 司法試験第二次試験合格
- 1953年(昭和28年)4月6日 司法修習終了
- 1953年(昭和28年)4月8日 東京地方検察庁検事
- 1953年(昭和28年)12月28日 静岡地方検察庁検事
- 1956年(昭和31年)3月31日 東京地方検察庁検事
- 1962年(昭和37年)3月24日 法務省刑事局付併任
- 1965年(昭和40年)8月16日 内閣法制局第二部参事官併任
- 1967年(昭和42年)9月4日 東京高等検察庁検事
- 1972年(昭和47年)5月15日 法務省刑事局刑事課長
- 1975年(昭和50年)6月5日 東京地方検察庁公判部長
- 1976年(昭和51年)11月2日 法務大臣官房審議官(入国管理局担当)
- 1978年(昭和53年)9月11日 最高検察庁検事
- 1979年(昭和54年)10月18日 大津地方検察庁検事正
- 1981年(昭和56年)3月18日 最高検察庁検事
- 1982年(昭和57年)9月14日 法務大臣官房長
- 1984年(昭和59年)11月20日 最高検察庁総務部長
- 1985年(昭和60年)5月23日 最高検察庁刑事部長
- 1988年(昭和63年)3月24日 次長検事
- 1990年(平成2年)5月10日 東京高等検察庁検事長
- 1991年(平成3年)12月3日 定年退官
- 1991年(平成3年)12月19日 弁護士登録(第一東京弁護士会)
- 1992年(平成4年)9月5日 売春対策審議会委員
- 1994年(平成6年)1月10日 同依願退任
- 1994年(平成6年)1月11日 最高裁判所判事
- 1998年(平成10年)12月3日 定年退官
- 1998年(平成10年)12月4日 弁護士登録(第一東京弁護士会)
- 2000年(平成12年)6月 セントラル硝子株式会社社外監査役
- 2001年(平成13年)4月29日 叙勲一等授瑞宝章
- 2017年(平成29年)7月22日 死去[1][3]。没後正三位追叙[4]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 野村二郎『日本の裁判史を読む事典』自由国民社、2004年。ISBN 9784426221126。