桃太郎電鉄WORLD
ジャンル | ボードゲーム |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | ハドソン |
発売元 | ハドソン |
プロデューサー | 三井啓介 |
ディレクター |
さくまあきら(ゲーム監督) 小坂晃弘 |
音楽 |
関口和之 池毅 |
美術 | 土居孝幸 |
シリーズ | 桃太郎電鉄シリーズ |
人数 | 1-4人(対戦) |
メディア | DSカード(256Mbitロムカセット) |
発売日 | 2010年12月2日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
『桃太郎電鉄WORLD』(ももたろうでんてつワールド)はハドソンから2010年12月2日に発売されたニンテンドーDS用ボードゲーム。桃太郎電鉄シリーズ第21作。
概要
[編集]携帯アプリの『桃太郎電鉄WORLD』同様、世界を舞台にしているが(桃太郎電鉄シリーズとしては)全くの別作品である。携帯ゲーム機版としては唯一の世界編となった[1]。世界各国が舞台だが、ゲーム内の通貨は「円」で統一されている。また、マップは大西洋を中心にしたメルカトル図法のような形で描かれており、左右の端は通常つながっていない。
CMイメージキャラクターは山本梓と戦場カメラマンの渡部陽一が起用された[2]。
家庭用ゲーム機向けシリーズとしては、ハドソンが開発・販売した最後の桃太郎シリーズ作品である[3]。
また本作は土居孝幸がすべてのキャラクターのデザインを手掛けた最後の家庭用シリーズタイトルとなっている[4]
ゲームモード
[編集]- ひとりで桃鉄
- 1人でCOMキャラ2人と対戦する1人用のモード。以下の2つのゲームで対戦が可能。なお、『2010』同様、人間1人+COM3人でプレイするには、「ひとりで桃鉄」モードではなく「みんなで桃鉄」モードでゲームを開始し、ゲーム中に「その他」コマンドの設定変更で対戦相手を変更する必要がある。
- いつもの桃鉄
- 1-50年の中から設定した年数をプレイして総資産を競うモード。初めに1000万円を持ってロンドンからゲーム開始となる。
- 桃鉄3年決戦!
- 3年プレイして総資産を競うモード。初めから1億円と「急行周遊カード」「ぶっとびカード」を1枚ずつ持ってロンドンからゲーム開始となり、「いつもの桃鉄」とゲームバランスが一部異なっている。
- みんなで桃鉄
- 「いつもの桃鉄」と「桃鉄3年決戦!」で対戦する2-4人用のモード。以下の3つの方法で対戦が可能。
- ワイヤレスで対戦!
- 近くにいる、ニンテンドーDS本体を持つプレイヤーと通信対戦する。
- Wi-Fiで対戦!
- ニンテンドーWi-Fiコネクションに接続し、遠くにいるプレイヤーやフレンドとオンライン対戦をする。
- 1台で対戦!
- 1台のニンテンドーDS本体をプレイヤー全員で回しながら対戦する。
前作からの変更点
[編集]- 「その他」コマンド内に「空いてます」が追加され、1件でも物件が買える駅があればマップ上で光る。
- カード袋は「急行系」「便利系」に分かれておらず、1人につき合計8枚まで所持できる(『DS』『20周年』と同様)。
- カード袋が損害系カード[5] で埋め尽くされた状態でも、新たに損害系カードが手に入ることがある。その場合、それまで持っていた損害系カードは古い順に強制破棄される。
- 「いつもの桃鉄」の最大プレイ年数が50年になった(『20周年』と同様)。
- 1駅あたりの物件数は7件まで(『20周年』と同様)。
- 前作までレギュラー登場していた、「忍者のっとりクン」は廃止された。
- ニンテンドーDS版の桃太郎電鉄シリーズで唯一、銀河鉄道とボンビラス星のマップが登場する。携帯ゲーム機向けタイトルで銀河鉄道とボンビラス星のマップが搭載されるのは『G』以来。
- ボンビラス星に入ると、一度手持ちのカードが全部消滅する効果が追加された。
本作の特色
[編集]- 「鉄道経営」のシステム、自社発祥地のイベントは登場しない。
- 舞台は世界規模だが、通貨単位は従来通り「円」で統一されている。
- 物件のジャンルに「鉱業」が追加されている。
- 本作の最高額物件は、東京駅の2マス東にあるモモタローランド駅にある物件「モモタローランド」。価格4兆円・収益率10%で、この駅には他に物件がないため、購入すると必然的に独占状態=収益が2倍となる。ただし、日本編の「桃太郎ランド」(岡山駅)や『USA』の「ネズミーワールド」(オーランド駅)のように、購入者の全物件の収益率がアップする効果はない。なお、「桃太郎ランド」「ネズミーワールド」と同様に「ゴールドカード」「シルバーカード」「シンデレラカード」「乗っ取りカード」では購入できない。
- 陸路とそれ以外を中継する駅が登場しない(『DS(JAPAN)』と同様)。
- 該当する廃止は「空港駅」「フェリー駅」。したがって、本作では陸上の物件駅や色マスが直接航路・空路とつながっている。
- 空路のBGMは従来の「ピーチ・エアライン」から、『USA』と同じ「マイ・ジェット」に変更された。
- 路線の標示が、線路ではなく、地形図においてJR路線を表す白黒の線に変わる(『20周年』同様)。
- ショッカーO野ゲームに「杜子春レース」「目的地バトルロイヤル」が登場。レースイベントの舞台が通常のマップ上のため、誰かが銀河鉄道やボンビラス星にいる間は開催延期されるが、開催中に誰かが銀河鉄道やボンビラス星に行っても中止されない。また、「目的地バトルロイヤル」で目的地が複数になった場合も銀河鉄道経由でゴールすることは可能。
- 日本編の鹿児島駅(『USA』ではメキシコシティ)で登場する「おいどん」は、今作ではイースター島に登場。
- 『USA』で登場したオーロラがアメリカ以外の物件にも拡大、臨時収入が発生する。
- 新規イベント
-
- 「サブプライムローン」問題による大恐慌のイベントが発生する。かつての「大恐慌」と異なる点は、プラス駅のみならず、カード駅・ナイスカード駅、ぶっとび駅までもがマイナス駅になる他、決算時の収益も半額になる。ゴール時の収益の三分の一に減る。マイナス駅の支出額は変わらない。テーマ曲も「大恐慌エレジー」に変わる。
- BRICS(ブリックス/ブラジル・ロシア・インド・中国)、VISTA(ビスタ/ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチン)各国に物件を持っていると経済発展によって臨時収入が発生する。
- 「アイスランド火山噴火」が発生し、空路が使えなくなる。ぶっとび系・歴史ヒーローのライト兄弟による空中移動は可能。
- 「30問連続首都当てクイズ」が初登場。連続正解数に応じて賞金が貰えるが、問題は1問10秒以内に解答しなければならない。全問正解で「無制限カード」が手に入る。30問目はハイチの首都の問題。
- マップ上のマイナス駅のどこかにキングボンビーの財布が33年目の10月以降、不定期に出現し置いてあるマスに重なれば1兆円-3兆円を手に入れることが出来る。もらえる金額はイベントが発生したのが何年目かで決定される[6]。『2017』『令和』ではキングボンビーの金庫というイベントになっている。
- サウジアラビアに着くとたまにアラブの大富豪からパーティー参加の招待状が届き、参加したプレイヤーは1か月身動きが取れなくなるが、お礼として「モモタローランド」を除く物件がいくつか無料で手に入る。
- サッカーM(桃太郎)杯が開催され、優勝するとその国の物件所有者に臨時収入が入る。
- プレイヤーに不定期で世界各国の国旗を当てる4択クイズが出題され、正解すれば賞金を獲得できる。
- 該当する世界最初の鉄道の駅に停まると、それを記念して、カードを貰うことができる。
- イナゴの大群が発生することがあり、北アフリカの農林物件を持っている社長に被害が起こる。
- 全英オープンのイベントで社長全員に「ぶっとびカード」が配られ、イギリスから一番遠くにぶっ飛んだ社長に賞金が貰える。イベント終了後はぶっとんだ先からゲームが再開する。
- 全都市をひとりで独占すると、アジアと北アメリカを結ぶ航空路が開通し、マップを一周できるようになる。
- 全都市を独占したプレイヤーが物件駅に止まると、その駅をゲーム終了までプロテクトできる。今作では、『2010』『タッグマッチ』で登場した「プロテクトカード」で防げなかったキングボンビーによる物件捨ても防げる。
COMキャラ
[編集]- 天邪鬼
- 無段、いじわる度★★☆、頭のよさ☆☆☆、カード技☆☆☆
- 絶好調になると、自分以外全員を空路のマスに飛ばしたり、自分以外全員のターンの時に特定の駅以外をブラック駅・ぶっとび駅・テレポート駅・銀次駅・貧乏神駅に変えたりする(天邪鬼が作った特殊マスは強制的に効果を発動する)。銀河鉄道やボンビラス星にいる相手は天邪鬼が絶好調になっても影響を受けない。
- まめ鬼
- 初段、いじわる度★☆☆、頭のよさ☆☆☆、カード技☆☆☆
- サイコロが通常4までしか出ない
- 絶好調になるとサイコロが6まで出るようになり、他のプレイヤーにカードを配るようになる。
- ラッ鬼
- 四段、いじわる度★☆☆、頭のよさ★☆☆、カード技★☆☆
- 初登場。恵比寿顔に角が生えており、名の通りラッキーなCOMキャラ。
- プラス駅・銀河駅・目的地到着金・一部の利益系カードによる収入が常に2倍になり、マイナス駅では通常の半額しか奪われない。
- 絶好調になると目的地の到着金が通常の10倍貰えるようになる。
- 吸血鬼
- 五段、いじわる度★★☆、頭のよさ★★☆、カード技★☆☆
- 旧作の「ベビキュラーカード(本作では廃止されている)」使用時に現れたキャラクターで、COMキャラとしては初登場。ルーマニア出身。
- 絶好調になると毎ターンベビキュラーを派遣し、他のプレイヤーからお金やカードを奪う。ただし、所持金がマイナスや0円の相手からお金を奪ったり、捨てられないカードを奪うことはない。
- 妖鬼妃
- 八段、いじわる度★★☆、頭のよさ★★★、カード技★☆☆
- 絶好調になると、通常の行動とは別に、毎月ランダムで誰かに「眠らせる」「毎月1枚カードを捨てさせる」「モモタローランドを除く物件を1件燃やす」「所持金を捨てる」のどれかの妖術を使う。
- 閻魔
- 名人、いじわる度★★★、頭のよさ★★★、カード技★★★
- 絶好調になると「ふういんカード」を手に入れる他、鬼族から祝い金が集まる。また、他のCOMキャラを絶好調にすることがある。
名産怪獣
[編集]新怪獣
[編集]( ) 内は出現地域。
- インド怪獣ゼロゼロー(デリー)
- 全員がデリー周辺にいると確率で登場。全員の所持金(借金も含む)を0円にする。ただし、デリーに停まったプレイヤーは断ることもできる。
- メキシコ怪獣サボテーン(メキシコ)
- 8月にメキシコから29マス以内にプレイヤーが2人以上いると確率で登場。サイコロを1~4個振り、出目に応じてトゲで攻撃し、所持金を減らされる。メキシコから近い程サイコロが増える。
- カカオ怪獣チョコット(ガーナ)
- プレイヤーの所持金をちょこっとだけ増やす。キングボンビーの「空しく過ごせ!」発動中や大恐慌中でも登場し、貴重な収益源となる。
- 電波怪獣エッフェルン(パリ)
- 全員がパリ周辺にいると確率で登場。プレイヤー全員に電波攻撃をして、複数月動けないようにする。
- ペルー怪獣チジョーエ(カード売り場・ナスカ)
- プレイヤーを目的地の近くまで運んでいく。
- 巨壁怪獣ベルリーン(ベルリン)
- マップ上にうんちが2つ以上存在し、かつ誰かがベルリン周辺にいると確率で登場し、うんちを全て取り除いてくれる。
- タマセク怪獣マーマーライ(シンガポール)
- プレイヤー全員を目的地から遠ざける。
- ベルギー怪獣小便小僧(ベルギー)
- 一部の損害系カード[5] を消してくれる。
日本編にも登場した怪獣
[編集]- 男鹿半島怪獣ナマハーゲン(秋田)
- 2月に秋田から13マス以内にプレイヤーがいると出現。「急行系カード」や「サミットカード」などを駆使して、重なったプレイヤーの「モモタローランド」を除く物件、カードや所持金を奪う。2人以上重なった場合、重なったプレイヤーが全員襲われる。
- めんたい星人ピリピリ(福岡)
- プレイヤーがサイコロを振って5か6を出すと「絶好調カード」をくれる。
ボンビー
[編集]新登場ボンビー
[編集]- デビルボンビー
- 黒い竜のような姿のボンビー。とりつかれると、「デビルカード」や「ゾンビカード」などの損害系カード[5] を1-4枚、毎ターン終了時に直接押しつけてくる。デビル系カードが9枚以上になると古い順から消えてゆき、8枚で踏み留まる。
- チャージボンビー
- 白い巨体の姿をした、新鮮なカードを食べて自らのエネルギー源とするボンビー。変身時はバッテリー切れ寸前の状態で登場し、とりつかれているプレイヤーはまず持っていたカードをすべて捨てられる。翌月からはサイコロを振って出た目と同じ枚数分のカードを要求してくる。この悪行は他のプレイヤーになすりつけたり貧乏神に戻ったりしても続く。「赤いマスへ!カード」などのその場で効果を発動するカードはチャージされない。指定された枚数のカードをチャージすると、お礼として「のぞみ周遊カード」などの上位カードが手に入る。
既存ボンビー
[編集]- 貧乏神
-
- 新悪行
- 世界の国の漢字表記または通貨を当てるクイズを出題。正解しても特典はなく、間違えると罰金。
- 所持金の1割を勝手に寄付する。
- 購入済みの1億円-5億円の物件を、未購入の安い物件と物々交換する。
- 目的地までの最短距離が11マス以上だと、乗り越し精算の料金を取られる。
- サイコロ1個の出目と同じターン数動けなくなるが、その間は悪行を受けない。
- 新悪行
- キングボンビー
-
- 新悪行
- 「空しくすごせ!」と言って、しばらくの間「マイナス駅」以外のほとんどの駅のイベントが発生しない。
- 味方になっている歴史ヒーローを1人選ばせて、仲間から外してしまう。
- しばらくの間、「まめ鬼モード」で行動させられる。そのプレイヤーは自分でサイコロを振ったりカードを使うことができなくなる。
- ボンビラス星到着時に、カードがすべて蒸発するようになった。帰還地点はノヴォシビルスク。
- 新悪行
- ミニボンビー
- 毎月少額のお小遣いをプレイヤーから奪う。
- ボンビーモンキー
- 最初の月に借金や持っている損害系カード[5] を消去する。
- 毎月、3枚のうち好きなカードを1枚くれる。
- ハリケーンボンビー
- プレイヤーの物件を毎月何件か捨てる。画面内にいる他のプレイヤーの物件も捨てられる。ただし、「モモタローランド」やプロテクト物件は優先順位が低い。
- ロシアンボンビー
- 貧乏神がロシア国内にいる場合にのみ変身する。
- マトリョーシカのように6つに分裂してその中から一つを選ばせる。
- 中には「− (1-30) 億円カード」が入っており、入手してから1年以内にそのカードを使用して記載額を払わないと、10倍の金額を強制的に取られる。
歴史ヒーロー
[編集]( )は独占すると仲間にすることができる物件駅。
- ガガーリン(ロシア・モスクワ駅)
- しばらくのあいだ、「マイナス駅」(「レッドカード」の効果や「サブプライムローン問題」のイベントによるマイナス駅も含む)が全て「プラス駅」に変化し、「プラス駅」での収入が4倍になる。
- コロンブス(イタリア・ジェノバ駅)
- 「モモタローランド」も含む現在の所持金で独占できる物件駅が提示され、指定した駅に飛ばしてくれる(移動後にサイコロ・カードが使用可能)。
- ナポレオン(フランス・パリ駅)
- 「モモタローランド」を除く物件を無料で入手してくれる。
- 他のプレイヤーを眠らせて複数月休みにする。
- 自分に付いたキングボンビー・ハリケーンボンビー・ロシアンボンビー・デビルボンビー・チャージボンビーをミニボンビーにする。
- ダーウィン(エクアドル・ガラパゴス駅)
- 仲間にした時に非周遊系カードを持っていない場合、ぶっとびカードや非周遊系の進行系カードをくれる。
- 非周遊系カードを周遊系カードに進化させる。
- ガリレオ(イタリア・ピサ駅)
- 他のプレイヤーの貧乏神をハリケーンボンビーにする。
- 仲間にした際に条件が整っていなければ「キングに!カード」をくれる。
- ニュートン(イギリス・ケンブリッジ駅)
- 他のプレイヤーの所持金を少しだけ減らす。しばらくすると万有引力を発見し、その後は、所持している指定されたカードを渡すと、錬金術で現在の売値の20倍で売却する(売却は任意)。
- ノーベル(スウェーデン・ストックホルム駅)
- 行動後、自分に貧乏神が取り付いている場合に必ず登場し、貧乏神をダイナマイトでマップ上から消滅させる。
- 攻撃系カードを1枚も持っていない場合、ノーベル平和賞が授与され臨時収入が発生する。
- ライト兄弟(アメリカ・キティホーク駅)
- 目的地駅から遠い時に物件駅に飛ばしてくれる。以下の4段階があり、年数経過で進化する。
- 複葉機
- 近くの4つの物件駅から選択して飛ばしてくれる。単葉機に進化する。
- 単葉機
- ランダムに8つの物件駅から選択して飛ばしてくれる。レシプロ機に進化する。
- レシプロ機
- 目的地駅近くの8つの物件駅から選択して飛ばしてくれる。ジェット機に進化する。
- ジェット機
- 目的地駅に極めて近い4つの物件駅から選択して飛ばしてくれる。
- ヘラクレス(ギリシャ・アテネ駅)
- 他のプレイヤーを目的地より遠くに投げ飛ばす。
- リンカーン(アメリカ・ワシントンDC駅)
- 全員の所持金を均等化する。
- 自分の所持金がトップの時のみ「たいらのまさカード」をくれる。
- ジャンヌ・ダルク(フランス・オルレアン駅)
- 西ヨーロッパの1億円以下の物件を所有者に関わらず無料でくれる。十数ヶ月経過するとイギリスに捕えられ処刑され、強制離脱する。加入時は毎月登場。
- ベートーヴェン(ドイツ・ベルリン駅)
- 目的地にゴールさせる。直後の買い物は可能だが、コロンブスと異なりターンを消費する。
- コペルニクス(ポーランド・ワルシャワ駅)
- 他のプレイヤーより目的地が1番遠い時に、目的地を変更する。
- チンギスハーン(モンゴル・ウランバートル駅)
- 「モモタローランド」を除く他のプレイヤーの所持している物件を奪う乗っ取り系の効果。
- 諸葛亮孔明(中国・成都駅)
- 物件を独占し、かつ3回成都に止まると仲間にできる(三顧の礼にちなんだもの。独占前に止まってもカウントされる)。
- 持っているすべての周遊系カードの使用回数を初期化してくれる。
- クレオパトラ(エジプト・アレクサンドリア駅)
- 他のプレイヤーを魅了して1か月行動不能にする(稀に失敗する)。
- 自分に財産を分けて所持金を増やしたりカードをくれる。
- 他のプレイヤーにシーザーを派遣して所持金を減らしたりカードを割り、さらに損害系カード[5] を押し付ける。
- マリー・アントワネット(オーストリア・ウィーン駅)
- 現在の自分の所持金で買える最も高いカードをランダムで購入する。拒否不可。代金は自分が払わされる。
- フォード(アメリカ・デトロイト駅)
- 手持ちの工業物件の収益率を上げてくれる。
- エジソン(アメリカ・ボストン駅)
- 周遊系カードをグレードアップをしてくれる。
- 手持ちのカードをランダムに変化してくれる。
- 損害系カード[5] を消滅させる。
特殊マス
[編集]新たに追加された特殊マス。( ) 内はマスに書かれた文字。
- 攻撃駅(攻)
- 止まると、攻撃系カードが1枚必ずもらえる。
- ホスピタル駅 (H)
- 止まると、手持ちの損害系カード[5] を無料で全て消してもらえる。
- レアカード駅(レ)
- 止まると、ここでしか入手できない貴重なカードがもらえる。
- オーストラリアのエアーズロックに13年・23年・33年・43年の10月-12月の3か月間のみ出現する特殊な駅。普段は通常の「カード駅」となっている。
- テレポート駅(テ)
- 強制的にテレポートさせられてしまう。天邪鬼の絶好調時に出現する。
- 銀次駅(ス)
- 所持金が1億円以上ある場合に限り、強制的にスリの銀次が出てくる。天邪鬼の絶好調時に出現する。
- 貧乏神駅(び)
- 強制的に貧乏神が自分についてしまうが、誰かがボンビラス星にいる場合は何も起きない。天邪鬼の絶好調時に出現する。
カード
[編集]新登場
[編集]- お金がすべてカード
- 今持っているカードを売却価格の3倍の値段で全て売却できる。カード売り場で買い取ってくれないカードは換金できない。
- 青マス倍増カード
- 持っているだけで「プラス駅」で貰える金額が4倍になる。「絶好調」やCOMキャラの「ラッ鬼」や歴史ヒーローの「ガガーリン」などの効果とも重複する。一定期間経つと消滅する。
- もれちゃうぞカード
- サイコロを振って移動した先にうんちを落とすことが出来る。年数が経てば経つほどサイコロの数が増える。
- 絶好調くずしカード
- 他のプレイヤーの絶好調状態を強制終了させる。
- ただ乗りカード
- 他の社長が持っている急行系カードを勝手に使えてしまう。ただし、使ったカードは消えない(周遊系カードの残り回数も減らない)。
- 最果てカード
- 誰か1人を一番遠い場所に飛ばしてしまう。失敗することもある。
- 神の右手カード
- 他のプレイヤー1人を好きなマスに移動させることができる。
- 超・絶好調カード
- 「絶好調カード」の強力版で、絶好調期間が通常の約2倍続く。
- アメリカード
- 入手から6か月間持っていると、強制的にアメリカ合衆国のどこかに飛ばされてしまう損害系カード[5]。アメリカ国内の駅が目的地だった場合にホールインワンすることはない。
- すっきり!カード
- 1/2の確率で他の社長の持ち金を0にして、カードも全て捨ててしまう。
- 全員一致カード
- 全員が持っているカードだけを残して、それ以外は全て捨てられる。
- ギャンブルカード
- 『USA』の「ジャックポットカード」と同様に、ラスベガスにぶっ飛んで、スロットマシンのギャンブルが出来るカード。
- 腱鞘炎カード
- このカードを手に入れるとしばらくの間、サイコロを振ることが出来なくなる。サイコロをふって移動するカードも使用できなくなる。
- アイデア元は、さくまがパソコンの使いすぎで腱鞘炎になったことからきている[7]。
- 魔法の絨毯カード
- 大陸を指定して移動できるカード。何度使用しても消えない。2回カードボックスから消しても復活する。
- お先にどうぞカード
- 入手から6か月間このカードを持っていると、自分の次の番のプレイヤーが自動的に目的地に入ってしまう損害系カード[5]。
- 一年以内カード
- 入手から1年間このカードを持っていると、ボンビラス星にいる相手を除く他のプレイヤー1人が絶好調になってしまう損害系カード[5]。売ることも捨てることも出来ない。
- 石の上に3年カード
- 入手から3年間このカードを持っていると、何かが起こる。売ることも捨てることも出来ない。
- 3年後の君へカード
- 入手から3年間このカードを持っていると、持ち金が0円になる損害系カード[5]。売ることも捨てることも出来ない。
- 七年殺しカード
- 入手から7年間このカードを持っていると、持ち金が0円になり、持っている物件とカードが全部消滅する損害系カード[5]。
- オール6カード
- 使用してからサイコロを振ると、一度だけ全てのサイコロで必ず6が出るカード。
- おばカード
- しばらくの間誰かをお馬鹿さんにして、名前に漢字が入っているカードを使用不能にする。
- 赤いマスへ!カード
- 入手すると、直後に最寄りの「マイナス駅」に強制的に移動させられ、通常の数倍持ち金を取られるカード。
- ミニボンビーカード
- 使用すると貧乏神がミニボンビーに変身するカード。キングボンビーなどの強力なボンビーには効果がない。
- 物件飛び周遊カード
- 「物件飛びカード」の周遊版で、プレイヤーの所持金で独占できる駅に複数回飛べるカード。
- 全物件制覇カード
- のぞみ、スペシャル、ぴったり、☆に願いを、サミットの各カードの効果を得られ、何度使ってもなくならない。全物件を1人で独占すると記念仙人から貰える。売却できないが、捨てることはできる。
- 無制限カード
- 「スペシャルカード」と同様に1-6マスの好きな数進めて、何度使ってもなくならない。「30問連続首都当てクイズ」で全問正解すると副賞として手に入る。
- 世界征服!カード
- 使用すると、他のプレイヤー全員が1年間行動できなくなる。「ダビングカード」で複製することはできない。
効果変更
[編集]- リニアカード
- 30マス進める効果に変更された(『III』-『15』および『20周年』と同様)。
- ぶっとび系カード
- 効果自体は前作までと変わらないが、乗り込む機体がヘリコプターではなく自家用ジェットである。銀河鉄道でつかうと、従来通り自家用ロケットに乗り込む。
再登場
[編集]- ゾンビカード
- 持っているとしばらくの間、自分のターン終了時に持ち金が半分になる。消滅方法は「シュレッダーカード」か自然消滅。
- − (1-30) 億円カード
- 入手から1年間このカードを持っていると、表示金額の10倍を失う。カードを使用して表示金額を支払えば処分できる。総称して「−***億円カード(***はチョメチョメと読む)」。
廃止
[編集]前作までに存在した「クレジットカード」「プラチナカード」「みなぶっとびカード」「夢のまた夢カード」「シャッフルカード」「貧乏神直撃カード」「エアポートカード」「近こう寄れ!カード」「裸一貫カード」「徐行運転カード」「レッツ5カード」「渡りに舟カード」「ぱろぷんてカード」「太閤検地カード」「ワープ駅カード」「便利系消滅カード」「ビンゴカード」は廃止された。
しかし、「場所がえカード」「里帰りカード」「ラストデビルカード」「お殿様カード」「リニア周遊カード」「ベビキュラーカード」「…に行け!カード」「カード交換カード」「最寄りの駅でカード」「猪突猛進カード」「ブックマークカード」「デビル派遣カード」「ばちあたりカード」「うんち突入カード」「お役ごめんカード」「ラリーカード」は、本作では登場しないが次作では再登場している。
駅
[編集]物件駅
[編集]- 「●」は目的地に指定される場所。また、モモタローランド駅は東京の2マス東に存在する架空の地名。
- ロシアエリア
- ウラジオストク●
- ハバロフスク●
- ヤクーツク●
- イルクーツク●
- ノヴォシビルスク
- オムスク●
- チュメニ●
- エカテリンブルク
- ペルミ
- キーロフ
- ニジニノヴゴロド
- サマーラ●
- モスクワ●
- サンクトペテルブルク
- キエフ
- オセアニアエリア
- パラオ●
- パプアニューギニア●
- ウェイパ
- ケアンズ●
- グレートバリアリーフ
- ロックハンプトン
- ブリスベン
- シドニー●
- メルボルン●
- アデレード●
- パース●
- ウェリントン
- オークランド●
- ニューカレドニア●
- アフリカエリア
- アレクサンドリア
- カイロ●
- リビア●
- アルジェリア
- ラバト●
- スーダン
- エチオピア●
- ソマリア
- ケニア●
- ウガンダ●
- セネガル
- ギニア●
- シエラレオネ●
- ガーナ●
- ナイジェリア
- カメルーン●
- コンゴ
- アンゴラ
- ザンビア
- ボツワナ●
- ジンバブエ
- モザンビーク
- セーシェル●
- マダガスカル●
- プレトリア●
- ヨハネスブルク
- キンバリー●
- ケープタウン●
- ヨーロッパエリア
- アゼルバイジャン●
- ヘルシンキ
- オスロ●
- ストックホルム
- コペンハーゲン●
- ワルシャワ●
- ブダペスト●
- ルーマニア●
- ブルガリア●
- アテネ●
- ハンブルク
- ベルリン
- フランクフルト●
- シュトゥットガルト●
- ミュンヘン●
- ザルツブルク●
- ウィーン●
- チューリッヒ●
- ジュネーブ●
- ベネチア●
- モデナ
- ミラノ●
- ジェノバ
- ピサ●
- フィレンツェ●
- ローマ●
- ナポリ●
- レイキャビク●
- ダブリン●
- エディンバラ●
- グラスコー
- ニューカッスル
- マンチェスター●
- リバプール●
- バーミンガム●
- ケンブリッジ
- ロンドン●
- アムステルダム●
- ベルギー●
- パリ●
- オルレアン●
- リヨン●
- ボルドー●
- マルセイユ●
- モナコ●
- バルセロナ●
- バレンシア
- マドリード●
- リスボン●
- 北アメリカエリア
- フェアバンクス●
- アンカレッジ●
- バンクーバー●
- オタワ●
- モントリオール●
- ボストン●
- ニューヨーク●
- フィラデルフィア
- ピッツバーグ
- ワシントンDC●
- キティホーク
- マイアミ●
- デトロイト●
- シカゴ●
- ミルウォーキー
- ニューオーリンズ
- シアトル●
- サンフランシスコ●
- ロサンゼルス●
- ホノルル●
- サイパン
- グアム●
- メキシコ●
- 南アメリカエリア
- キューバ●
- ジャマイカ
- ハイチ
- ドミニカ●
- グアテマラ
- ニカラグア
- コロンビア●
- ベネズエラ
- エクアドル
- ガラパゴス●
- リマ●
- ボリビア●
- ウユニ
- ブラジリア
- リオデジャネイロ●
- サンパウロ●
- パラグアイ
- ウルグアイ
- ブエノスアイレス●
- サンチアゴ
- イースター島●
カード売り場
[編集]その他
[編集]本作初登場の楽曲
[編集]- 関口和之作曲
- ある日突然
- 魔法のジュータン
- 池毅作曲
- 魔界のデビルボンビー
- 渇望のチャージボンビー
- 聖少女ジャンヌ・ダルク
- 朝まで踊ろう
- 純白の湖
- お先にどうぞ
- ヘイ!ヘイ!天邪鬼
- ワンダフルラッキー
- サボテンキッド
その他
[編集]- 世界編ということもあり、国内編のイラストが流用できず、土居により本作用の新規イラストが300点ほど制作された[9]。過去にも『USA』の制作の際に、既存のイラストが流用できず、土居により新規イラストが500点ほど制作された例がある。
関連書籍
[編集]- 桃太郎電鉄WORLD ザ・コンプリートガイド
- 2010年、アスキー・メディアワークス発行、角川グループパブリッシング発売、ISBN 978-4-04-870291-1
脚注
[編集]- ^ 日本以外を舞台とした家庭用据置機向けとしては2004年に発売された『桃太郎電鉄USA』がある。なお世界全体を舞台とした家庭用ゲーム機向けタイトルとしては本作が唯一である。
- ^ さくまあきら「仕事人裏日記」 2010年9月10日付、同日記 9月29日付より。従来は桃鉄好きの芸人を起用しているが、渡部を抜擢した理由は岩崎誠と同じビー・ブレーブの所属であることと、「世界が舞台にしているのと渡部さんの誠実そうな雰囲気がどうしても『WORLD』のCMにほしかったから」とさくまが書いている。
- ^ 廉価版を除く。
- ^ ハドソンがKDE吸収合併後に任天堂から発売された『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』で桃太郎・貧乏神を除くすべてのキャラクターのデザインが変更され、その後KDEから発売された『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』では桃太郎と貧乏神を含めて再度キャラクターデザインが一新されたため。
- ^ a b c d e f g h i j k l 「デビルカード」「とりかえしカード」「お先にどうぞカード」等、所持していると不利になり、自分で捨てられないカード。ゲーム中では損害系カード全般を指して「デビル系カード」と称されている。
- ^ 『桃太郎電鉄WORLD ザ・コンプリートガイド』2010年、アスキー・メディアワークス発行、角川グループパブリッシング発売、ISBN 978-4-04-870291-1
- ^ さくまあきら「仕事人裏日記」 2010年12月7日付より。「新作を作る度に個人的な時事ネタをこっそり入れている」とさくまが説明。
- ^ ゲーム中では他の中華人民共和国の都市と異なり、「中国のチベット」のような表記を使われていない。
- ^ さくまあきらホームページ:仕事人裏日記 - 2010年4月20日
外部リンク
[編集]- 桃太郎電鉄WORLD ハドソン公式サイト - ウェイバックマシン(2011年5月21日アーカイブ分)